写真評論家 飯沢耕太郎さんと観る「石内 都 肌理(きめ)と写...

写真評論家 飯沢耕太郎さんと観る 「石内 都 肌理(きめ)と写真」展 2018年2月13日開催

活動の場をWEBの外に広げ、読者と作品とレビューをつなぐ“onsite”始動!

DNP 大日本印刷の文化活動のひとつとして1995年に開設したアート情報のWEBマガジン「artscape」は、このたび、活動の場をWEBの外にも広げ、当サイト執筆者が実際の展覧会場でレビューを行う読者イベント「artscape onsite」の第1回を2018年2月13日(火)に開催することといたしました。

「artscape onsite」は、レビューの執筆者と一緒に展覧会場の現場(onsite)で、作品の多様な見方や感じ方、考え方を開拓しながら展覧会を楽しむ新しい場をつくる試みです。


「石内 都 肌理(きめ)と写真」展


第1回は写真評論家の飯沢耕太郎さんをガイドに、横浜美術館で開催中の「石内 都 肌理(きめ)と写真」展を観覧します。閉館後の美術館を貸し切りにしますので、このイベントの参加者だけで集中して展覧会を鑑賞することができます。飯沢さんのレビューを聞きながら、写真家石内 都さんのこれまでの仕事、日本の写真の歴史と現在、写真のさまざまな楽しみ方など、多くの気づきや学びを得る機会にしたいと考えています。

観覧後は、読者のみなさま、飯沢耕太郎さん、artscapeの編集部スタッフ、横浜美術館の方々などと、展覧会やアートの楽しみ方、アート・メディアについて語らう懇親会も行います。



【開催概要】

artscape onsite 1 | 飯沢耕太郎さんと観る『石内 都 肌理(きめ)と写真』展

日時    : 2018年2月13日(火)18:30~21:00(閉館後の貸切)

レビュアー : 飯沢耕太郎

会場    : 横浜美術館企画展展示室+Cafe小倉山

        (神奈川県横浜市西区みなとみらい3丁目4−1)

定員    : 60名(先着順。定員に達し次第、締切とさせていただきます)

参加費   : 4,500円(税込)

        *展覧会入場券、懇親会での飲食代、特製参加証バッジを含む

チケット送料: 1,000円(九州、北海道は1,500円、沖縄の場合は2,000円)

        *送り先1ヵ所につき上記の送料がかかります。

         同行される方の分をまとめて購入されるとお得です。

         上記の発送以外の参加チケット(参加証バッジ)等の

         お引き渡し方法はございません。あらかじめご了承ください。

対象    : 20歳以上

        (懇親会でアルコールをご提供するため、

        未成年の方のご参加はご遠慮ください。

        当日入場時に年齢確認をさせていただきますので、

        あらかじめご了承ください)



【プログラム】(予定)

1.展覧会鑑賞 18:30~19:50(約80分)

企画展「石内 都 肌理(きめ)と写真」

(「横浜 Yokohama」、「絹 Silk」、「無垢 Innocence」、「遺されたもの Belongings」)

2.懇親会 19:50~21:00(約70分)

*懇親会は、館内のCafe小倉山で、ドリンクと軽食をご用意します。立食形式。

*プログラム内容は諸事情により変更することがございます。ご了承ください。



【お申し込み方法】

「DNP Art Mall」のホームページ( https://dnp-artmall.jp/products/detail/artscapeonsite1-00-00-00-00 )にて、「artscape onsite 1参加チケット」を購入してください。

(販売期間:2017年12月19日(火)10:00~2018年1月25日(木)12:00)

*キャンセルについて:上記販売期間終了後のキャンセルはできません。あらかじめご了承ください。(購入時に送付する展覧会入場券は、横浜美術館「石内 都 肌理(きめ)と写真」展の開催期間内であれば入館可能な前売りチケットです)



【お問い合わせ先】

artscapeお問い合わせフォーム

https://www.dnp.co.jp/CGI/artscape/inquire/form.cgi



【参加までの流れ】

1) 「DNP Art Mall」で『artscape onsite 1参加チケット』を購入していただきます。

2) 2月上旬に「展覧会チケット」と「参加証(artscape onsite 1特製バッジ)」などが、DNP Art Mallより申込時に記入した場所に送られます。

3) イベント当日は、送付された「展覧会チケット」、「参加証」、「アンケート」を持参の上、会場受付にご提示ください。

*3点すべてが揃っていないとご入場できません。ご注意ください。



【飯沢耕太郎さんから参加者へのメッセージ】

1947年、群馬県桐生市生まれの石内 都は、2014年にアジア人の女性写真家としてははじめて「ハッセルブラッド国際写真賞」を受賞するなど、国内外でいま一番注目されている写真家のひとりです。2017年は、実質的なデビュー作となった「絶唱、横須賀ストーリー」を発表してから40年目にあたり、本展では初期から未発表作までの約240点の作品でその軌跡を辿ることができます。また、展覧会が開催される横浜は、石内が生まれた桐生とは明治以降「絹の道」を通じて強い結びつきがあり、大正・昭和期の女性たちが愛用した絹織物をテーマにした「絹の夢」(2011)では、その歴史・風土が浮かび上がってきます。視覚的なメディアである写真を用いながらも、常に「肌理」=触覚的なものに強いこだわりを持って撮影、発表してきた石内の作品を通じて、記憶や経験の器としての写真の可能性を探ってみたいと考えています。


<飯沢耕太郎(いいざわ・こうたろう)>

1954年宮城県生まれ。写真評論家。1977年日本大学芸術学部写真学科卒業、1984年筑波大学大学院芸術学研究科修了。主な著書=『写真美術館へようこそ』(講談社現代新書、1996)、『私写真論』(筑摩書房、2000)、『デジグラフィ』(中央公論新社、2004)、『写真を愉しむ』(岩波新書、2007)、『増補戦後写真史ノート』(岩波現代文庫、2008)、『アフターマス―震災後の写真』(菱田雄介との共著、NTT出版、2011)、artscapeでの連載をまとめた『現代日本写真アーカイブ:震災以後の写真表現2011―2013』(青弓社、2015)、2017年11月、artscapeでの連載レビューと書き下ろしからなる『キーワードで読む現代日本写真』(フィルムアート社)を上梓。



【展覧会インフォメーション】

展覧会名    : 石内 都 肌理(きめ)と写真

会場      : 横浜美術館(神奈川県横浜市西区みなとみらい3丁目4−1)

会期      : 2017年12月9日(土)~2018年3月4日(日)

          ※休館日:木曜日(ただし2018年3月1日を除く)、

               年末年始(12月28日~1月4日)

開館時間    : 10:00~18:00

          (ただし、3月1日は16:00まで、3月3日は20:30まで開館)

          *入館は閉館の30分前まで

展覧会公式サイト: http://yokohama.art.museum/special/2017/ishiuchimiyako/index.html



<石内 都(いしうち・みやこ)>

1947年、群馬県桐生市生まれ。神奈川県横須賀市で育つ。1979年に「Apartment」で女性写真家として初めて第4回木村伊兵衛写真賞を受賞。2005年、母親の遺品を撮影した「Mother's」で第51回ヴェネチア・ビエンナーレ日本館代表作家に選出。2007年より現在まで続けられる被爆者の遺品を撮影した「ひろしま」も国際的に評価され、近年は国内各地の美術館のほか、アメリカ、オーストラリア、イタリアなど海外で作品を発表しています。2013年紫綬褒章受章。2014年には「写真界のノーベル賞」と呼ばれるハッセルブラッド国際写真賞を受賞。作品は、横浜美術館をはじめ、東京国立近代美術館、東京都写真美術館など国内主要美術館、ニューヨーク近代美術館、J・ポール・ゲティ美術館、テート・モダンなど世界各地の美術館に収蔵されています。



【DNP Museum Information Japan artscape(アートスケープ)について】

「DNPの文化活動」のひとつとして、1995年に開設した「Museum Information Japan(MIJ)」と、インターネット'96ワールドエキスポへの出展サイト「network museum & magazine project(nmp)」を統合してスタートした、DNP 大日本印刷が運営する美術情報満載のWEBマガジンです。

月2回の情報更新、バックナンバーも閲覧でき、月間約340万ページビューのアクセス数のある、日本最大級のアート情報サイトです。

また、個展や卒業制作展など読者が自由に投稿できる「これ見て!」や最新の更新情報を紹介する「メールマガジン」も好評です。チケットや書籍などの「プレゼントコーナー」もあります。2017年9月よりレスポンシブ対応を行ない、掲載記事がスマホで読みやすくなりました。

DNPは、多くの方が当サイトのアート情報を参照し、美術館や博物館を訪れる機会が増え、社会により多くの感性豊かな人々が育ち・育まれることを願っています。

http://artscape.jp/


<参考>

DNPの文化活動: http://www.dnp.co.jp/art-culture/

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