<転職活動に関する実態調査>高収入者の2人に1人は、転職活動...

<転職活動に関する実態調査> 高収入者の2人に1人は、転職活動時に英語学習経験アリ! 自身の年収を上げる努力を精力的にする傾向に  「英語系資格が年収アップの役に立った」と約半数が回答

首都圏を中心に英会話教室「RIZAP ENGLISH」を展開するRIZAP株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:瀬戸 健)と、総合情報サイト「All About」を運営する株式会社オールアバウト(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:江幡 哲也)は、直近1年半以内で転職をした(i)年収600万円以上と(ii)400万円以下、それぞれの属性に対し、転職活動に関する調査を共同で行いました。さらに本調査では、専門の知識や経験を持ったAll Aboutの専門家(=ガイド)が、転職活動において年収を上げるためのポイントについて解説いたします。



■調査結果のポイント

・年収によって転職活動前の準備行動に大きな差あり。年収600万円以上の層は「業界・職種研究」「スキルアップ」や「TOEIC/英検取得のための学習」を怠らない傾向に。


・年収600万円以上の2人に1人が「英語学習」に取り組んでおり、400万円以下の層と2倍以上の差がつく。


・転職のために取得しようとした資格は「英検/TOEIC」が1位。TOEICを選んだ理由においても、年収の違いによって大きく差が出る結果に。


・400万円以下の層では3人に1人が「転職準備の効果は実感しなかった」。600万円以上の層は「収入が上がった」と回答する傾向あり。


・高年収層の方が転職時の休暇期間も長い傾向に。年収600万円以上はその期間を「スキルアップのための勉強」に費やす一方、400万円以下の3人に1人は「何もせず」、時間を無駄にしがち?


<調査概要>

調査日程:2017年10月24日(火)~11月16日(木)

調査対象:(i) 過去1年半以内に転職経験のある会社員で、年収600万円以上

     (ii) 過去1年半以内に転職経験のある会社員で、年収400万円以下

有効回答者数:(i) 347名、(ii) 330名

調査方法  :インターネットリサーチ



■年収によって転職活動前の準備行動に大きな差あり。

 年収600万円以上の層は「業界・職種研究」「スキルアップ」や

 「TOEIC/英検取得のための学習」を怠らない傾向に。


首都圏在住の25歳~49歳の会社員男女で、直近1年半以内に転職しており、現在の年収が600万円以上もしくは400万円以下の方を対象に、転職を成功させるために在職中から取り組んでいたことについて尋ねたところ、「職務経歴書・履歴書の整理」が1位となりました。

しかし、2位以下を確認すると、年収600万円以上の層では「業界・職種研究」(44.1%)、「スキルアップのための学習」(38.0%)と続くのに対し、400万円以下の層においては「転職サイト/職業案内所への登録(44.5%、同率1位)」「友人・知人への相談(27.3%)」と続きます。また、「TOEIC/英検取得のための学習」においても、年収600万円以上の人と400万円以下の人では10ポイント近くの差があり、年収が比較的高い人たちは、よりよい条件で転職をするために自己研鑽を怠らない傾向があることがわかります。


【グラフ1】転職活動前の準備行動



■年収600万円以上の2人に1人が「英語学習」に取り組んでおり、

 400万円以下の層と2倍以上の差がつく。


転職活動時の英語学習状況について聞くと、年収600万円以上の層では約半数、年収400万円以下の層では2割弱が「学習したいと考えており、取り組んでいた」と回答。2倍以上の差がつく結果となりました。反対に年収400万円以下の層では「学習したいと考えず、取り組んでもいなかった」という回答が47.3%と、年収600万円以上の層の2倍以上となっています。

高年収層は、英語のスキルが転職活動において役に立つと考え、行動を起こしている傾向があるようです。


【グラフ2】転職時の英語学習状況(単一回答)



■転職のために取得しようとした資格は「英検/TOEIC」が1位。

 TOEICを選んだ理由においても、年収の違いによって大きく差が出る結果に。


転職活動前、スキルアップのために「資格の勉強をした」と回答した方に、どういった資格の取得を目指したか聞いたところ、「英検/TOEIC」が1位となりました。年収600万円以上では4人に3人が、年収400万円以下でも2人に1人が英検またはTOEICを選択したことがわかります。


【グラフ3】転職のために取得しようとした資格(複数回答、TOP5)


また、英検やTOEICを選択した理由については、どちらの年収層でも1位は「転職の助けになりそうだから」でしたが、2位からは年収差によって異なる結果となりました。年収600万円以上の層では「将来海外で活躍したいから(63.4%)」、年収400万円以下の層では「海外旅行の際にも役に立つから(55.2%)」が2位となり、高年収層は、仕事面でのさらなる活躍機会の創出を目指す傾向があると考えられます。


【グラフ4】英検/TOEICを選択した理由(複数回答)



■400万円以下の層では3人に1人が「転職準備の効果は実感しなかった」。

 600万円以上の層は「収入が上がった」と回答する傾向あり。


転職活動の際、何かしらの活動を行ったと回答した人に対し、それらの活動によってどんな効果が得られたかを聞いたところ、1位は「転職先が早く決まった」となりました。しかし、年収600万円以上の層で2位になった「高収入の転職先に転職できた(44.2%)」は、年収400万円以下の層ではわずか15.0%となったことをはじめ、「役職者としての転職」「初年度給のアップ交渉」など、年収額を左右すると考えられる項目において、年収400万円以下の層ではあまり効果を実感していないという結果になりました。


【グラフ5】事前準備による効果(複数回答)


しかしながら、年収400万円以下の人であっても、「TOEIC/英検取得のための学習」をした人においては、年収を左右する選択肢において「効果があった」と考えている人が多く、高年収層でTOEIC/英検の学習をした人と合わせると、約半数がこれらの英語系資格が年収アップの役に立ったと考えていることが分かります。


【グラフ6】TOEIC/英検学習の転職活動への寄与(N=69/複数回答)



■高年収層の方が転職時の休暇期間も長い傾向に。

 年収600万円以上はその期間を「スキルアップのための勉強」に費やす一方、

 400万円以下の3人に1人は「何もせず」、時間を無駄にしがち?


辞職後、次の職場で働き始めるまでに有給消化などでの長期休暇を取得したかを尋ねたところ、年収600万円以上の層では約8割、400万円以下の層では約6割がそういった休暇があったと回答しました。内訳をみると、「2週間以上」と回答した割合は年収600万円以上で約半数、400万円以下では約3割と、高年収層の方が休暇期間も長い傾向があることが分かります。


【グラフ7】転職時の休暇期間(単一回答)



上記設問にて「休暇期間があった」と答えた人を対象に、その期間で行ったことについても調査したところ、年収600万円以上の層では「スキルアップのための勉強(47.4%)」が1位となり、年収400万円以下の層よりも20ポイント近く多い結果になりました。また、600万円以上の層では9割弱が休暇中に何かしらの行動をしているのに対し、400万円以下の層は約3割が「特にない」を選択するなど、年収によって時間の使い方にも差異があることがわかりました。


【グラフ8】休暇期間中にした行動(複数回答)



■All Aboutガイドによる解説

既に英語を使って仕事をしている人は、英語をうまく話せれば相手との信頼関係が深まり、自分の評価が上がることを実感しています。収入が高いイメージの強い外資系企業で働いている人もその良い例で、英語を使えることで仕事の幅が広がる・評価が高まることを実感しているため、多少苦しくても英語の勉強を続けています。


では、なぜ現代の日本では英語ができると評価が高く、待遇もいいのでしょうか。それは、日本では英語を仕事のレベルで使える人の数が、いまだ圧倒的に少ないという現状があるからです。それに加え、年齢が上がれば上がるほど英語が使える人が減るという「世代間ギャップ」も存在しています。しかしながら、海外に事業パートナーや顧客を持ち、海外市場を開拓したい日本企業=昨今成長傾向にある企業においては、英語に堪能な、働き盛りのビジネスマンが必要。このような需給のアンバランスがあるから、英語ができることで得をする状態(=英語プレミアム)が続いてきたわけです。


ただし、この状態はもうそれほど続かないと思われます。現代の中高生は、過去最大の時間数を英語学習に費やすようになり、学習内容も読み・書きのみでなく話す・聞くにも重点を置くようになりました。このため、近い将来、日本独特の文化である「英語プレミアム」が終了し、むしろ英語ができず損をする状態(=英語デフレーション)が起きることが予想できるのです。加えて時間とともに世代間ギャップも克服されますので、英語学習によるキャリアアップを目指すのは、今が最後のチャンスなのです。


<解説>

All About「転職のノウハウ・外資転職」ガイド 小松 俊明 氏

東京海洋大学教授。元ヘッドハンターの大学教員。中等・高等教育現場のグローバル教育研究推進を担当。グローバル人材の転職事情や外国人労働力の実態に詳しい。著書に『デキる上司は定時に帰る』(PHP文庫)他多数。



■オールアバウトについて URL: http://corp.allabout.co.jp/

大日本印刷株式会社と日本テレビ放送網株式会社を大株主とする株式会社オールアバウトが運営しており、約1,300のテーマごとに、専門の知識や経験を持った人=「ガイド」が、その分野に関する情報を提供する総合情報サイトです。2001年2月15日のサイトオープン以来、順調にユーザ数を伸ばし、月間総利用者数は約3,000万人(2017年11月実績、PC・スマートフォン・モバイル含む)となっています。独自記事の展開を中心にシステムだけでは到達しない満足度へ“人”が編集・ナビゲートするサービスです。



■RIZAP ENGLISH(ライザップ イングリッシュ)について URL: https://www.rizap-english.jp/

2016年7月に第1号店となる新宿店をオープンして以来、RIZAPで培った「結果にコミット」するメソッドを活用し、「英語力向上」にコミットするサービスを展開。独自開発の科学的学習メソッドとゲストを目標の達成まで徹底的にサポートするトレーナー陣により、数多くの英語力向上事例を創出しています。現在、新宿・池袋・銀座・新宿御苑に合計4店舗を展開しています。(2018年1月時点)


※「TOEIC」は米国Educational Testing Service(ETS)の登録商標です。

※本文内の調査については四捨五入をしているため、合計しても100%にならないことがあります。

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