一人暮らし／夫婦のみ高齢者世帯人数は2,000万人超　茨城県南地域で見守りお掃除代行サービス「見守りクリーン」を2月1日提供開始

2018.01.25 08:00

住宅関連サービスを手掛けるホーム・エージェント(本社：茨城県石岡市、代表：串田祥紀)は、見守りお掃除代行サービス「見守りクリーン」を、茨城県つくば市・土浦市・牛久市などを対象として、2018年2月1日(木)に開始いたします。

見守りクリーン

「見守りクリーン」は、一人暮らし／夫婦のみ高齢者世帯を中心に、お掃除代行と見守りを合わせたサービスです。定期的にしっかりしたお掃除にお伺いし、その際の生活の様子・状況を離れて暮らす子供世帯や関係者に報告します。

介護サービスがまだ使えない方、ホームヘルパーのお掃除では十分でない方にお掃除サービスをお届けすると共に、離れて暮らす老親が心配な子供世帯の方に見守りによる安心を提供します。

「見守りクリーン」詳細： http://osouji.home-agent.net/scene/mimamori

■サービス提供の背景

高齢者世帯がますます増加している(全世帯の26.6％-平成28年)こと、そしてその9割以上が一人暮らしか夫婦のみの世帯となっており(※1)、生活に何らかの不便さと不安を感じています。また、離れて暮らす子供世帯も老親を心配し、不安を抱えている状況です。

また事業としてリフォームやハウスクリーニングを手掛ける中、高齢者世帯に訪問した際に若い方の住まいに比べて汚れが目立ち、健康上改善することが望ましいお宅が多いことを感じてきました。

社会保障制度には高齢者の介護サービスがあり、生活支援サービスとして掃除が含まれていますが、調べてみると介護ヘルパー(ホームヘルパー)には制度上できない掃除がありました。大掃除に該当する窓や換気扇掃除、浴室のカビ取りなどもできないのです。そのことにより不満を感じる方も少なくないと聞きます。汚れが取れない、清潔にならないことによる身体的な影響、心理的な影響もあるものと思われます。

既存の民間サービスとしては家事代行サービスがありますが、家庭で洗剤・道具を準備する必要がある、専門性が低い日常清掃に留まるという弱みがあります。ハウスクリーニングはもちろん各箇所をキレイにするサービスですが、汚れが徹底的に取り除くリセット掃除の範囲まで踏み込むもので、その分高額になる傾向があります。その中間に立つサービスが望まれているのではないかと想定しました。

■高齢者の高所作業事故リスク

掃除中の事故による救急搬送状況は、年代別では60歳代から70歳代が多く全体の4割以上を占め、高齢者(65歳以上)の救急搬送人員は年々増加傾向にあります。

「落ちる」事故が全体の26.2％で、「階段」「脚立・踏み台・足場」「椅子」からの転落事故が多く発生しています。(※2)

高齢者の実感としても、還暦を過ぎてから掃除に負担を感じるようになった場所は「レンジフード・換気扇」が52.2％であり、その理由として「イスや脚立を使った､高所の掃除に不安を感じる」が58.1％で最も高くなっています。(※3)

※1 平成28年国民生活基礎調査の概況／厚生労働省

※2 掃除中の事故に注意！／東京消防庁

※3 2017年高齢者の大掃除に関する意識・実態について／ダスキン

■見守りクリーンとは

既存の家事代行とハウスクリーニングの中間的な位置に立ち、お掃除代行に見守り機能を加えたサービスです。

掃除の特徴としては、

・専門的な道具・洗剤を使用する

・利用しやすい価格となるよう、お掃除の程度と時間を現実的なものとする