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【新刊】藤井聡太四段の師匠が書き下ろし! 杉本昌隆七段が明かす愛弟子の強さの秘密

ミニ対談「二〇一八年 新年の師弟」も収録

2018.01.29 14:00

株式会社PHP研究所(京都市南区・代表取締役社長 清水卓智)は、『弟子・藤井聡太の学び方』(杉本昌隆著/1,400円税別)を、2018年2月2日に発売いたします。永世七冠を達成した羽生善治竜王との公式戦初対局を控え、29連勝した昨年から引き続き注目の史上最年少プロ棋士・藤井聡太四段。その藤井四段が小学四年生で弟子入りしたのが、本書の著者・杉本昌隆七段です。入門以来どのような指導をしてきたか、進学を強くすすめた理由、愛弟子はなぜ急成長したのか――師匠ならではの分析で「強さの秘密」を解説します。藤井四段も原稿段階で読了した、「藤井聡太オフィシャルブック」です。



■師匠から見た弟子・藤井聡太の「学び方」

この本でいう「学び」は、具体的な将棋の指し手や戦法のことではありません。対局への心がまえやネットとのつき合い方といった将棋に関連することも含め、もっと広い意味での「弟子・藤井聡太の学び方」が見えてきます。


「思考力」「集中力」「忍耐力」「想像力」「自立心」「平常心」……将棋に強くなるために要するこれらはすべて、人生をより豊かに生きていくうえで必要な学びであると、著者は考えています。その師匠のもとで腕を磨きつつ、人との接し方や人前での話し方、学校の勉強など、将棋盤に向かっているだけでは得られないものをコツコツと身につけながら勝負の世界に邁進する弟子。杉本七段は、そんな藤井四段の成長過程を追いながら、「真の学びとは何か」を明らかにしていきます。身近な才能を育て、花開かせるヒント満載の本書は、子を育てる親や、部下を指導する上司も必読の一冊です。


■師匠に見せる素顔

敗北して、将棋盤を抱きかかえて号泣していた小学生は、中学生でプロ棋士になりました。今では勝っても負けても淡々としている姿が話題ですが、著者いわく「藤井は天性の負けず嫌いです」。兄弟弟子との対局に負けた時の感想戦では、勝ちへのこだわりをむき出しにすることもあったなど、素顔の藤井四段が垣間見えるエピソードも楽しめます。


■将棋ブームの今だから伝えたいこと

日常生活を大切にし、「未完成」であることをわかっているからこそ、現在ほとんど取材を受けることがない藤井聡太四段とそのご家族。だからこそ、「藤井将棋の魅力、強さをまっすぐに伝えたい」「藤井聡太の学び、師弟関係、板谷一門の絆について知っていただきたい」という著者の思いがつまっています。将棋という勝負の世界で、ときにライバルとなりつつも信頼関係を失わない師匠と弟子との関係が胸をうちます。


『弟子・藤井聡太の学び方』 参考資料


■本書の内容


(目次より)

・七割以上を目指すには、自分で考えなければならない

・悔しさが才能を伸ばすエネルギーになる

・対局の機会の少なさが集中力を鍛える

・二次元の将棋盤に対して三次元で考え抜く

・コンピュータが選ばない勝負手を指す

・将棋に関しては、師匠にも自由に反論していい

・学ぶ側には信念、指導者には柔軟性

・将棋を始めると、考えることが好きになる



(「二〇一八年 新年の師弟」より)

※2018年1月3日に開かれた、新年最初の一門の研究会での、師弟のやりとりです。


藤井:三段リーグの最終日はけっこう緊張していたんですけど、その前に師匠に会う機会があって、「心配してないから」と声をかけていただきました。それはとてもうれしかったです。

杉本:たしかにそう言ったね。

藤井:やっぱり自分自身がナイーブな気持ちのときにいただいた言葉だったので、師匠に自分のことを信じてもらっていると感じました。



■著者について


杉本昌隆(すぎもと まさたか)

1968年11月生まれ、愛知県名古屋市出身。1980年6級で(故)板谷進九段門。1990年10月1日四段。2001年5月、第20回朝日オープン将棋選手権準優勝。2006年2月10日七段。2008年、「NHK将棋講座」の講師を務める。本格派振り飛車党で、特に相振り飛車については棋界きっての研究家として知られている。将棋の戦術書の著作は15冊以上になる。

地元の東海研究会では幹事、また杉本昌隆将棋研究室を主宰し、後進の育成にも力を注ぐ。


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