世界初、ドローンと特許取得の小型登高器を使用した送電線上での...

世界初、ドローンと特許取得の小型登高器を使用した 送電線上での事故を想定した人命救助訓練を実施  要救助者(人形)を30分以内に昇降させ、効率的な救助活動を実証

有限会社ケンテックシステムズ(本社:埼玉県川越市、取締役:小倉 健二)は、2017年12月26日(火)に東京電力パワーグリッド株式会社所有の送電線訓練施設(所在地:東京都日野市百草460番地)にて送電線保守作業中やパラグライダーなどの事故を想定した、『送電線レスキュー』訓練を実施しました。


送電線レスキュー


■送電線上での事故発生時の課題

送電線上での保守作業中やパラグライダーなどの事故が発生した際、高所作業車が届かなければ、鉄塔を登り送電線上へ出て要救助者のもとへ向かわなければなりません。それは、辿り着くだけでも容易なことではなく、要救助者の安否を考えれば、いかに早く辿り着き、安全に地上に降ろすことが出来るのかが重要となります。



■国内特許を取得した登高器「NSCパワーアッセンダー」による救助訓練

ロープ高所作業を主業務としているケンテックシステムズでは、通常の技術訓練や安全対策と並行して、様々な作業環境で万が一の事故が発生した場合を想定し、セルフレスキュー技術の検証も行なっています。

また、開発中の登高器「NSCパワーアッセンダー」(国内特許取得済み 特許第6056113号、国際特許申請中)は、市販の充電ドライバーを動力とし、最大200kg(セルフレスキュー時)のものまで昇降させる事が可能であり、今後救助の場面での活躍も大いに期待されています。

今回、その「NSCパワーアッセンダー」と「ドローン」を使用して、高さ30mの送電線に直にラインを掛け、救助者がNSCパワーアッセンダーで昇降し、要救助者に見立てた人形(重量75kg)をその場で30分以内に昇降させ、鉄塔や送電線でも効率の良い救助が可能である事を実証しました。


次回の送電線レスキュー訓練は2018年5月頃を予定しており、消防関係者から見学者及び訓練参加者を募り、救助のプロの目線からの意見も取り入れ、検証を続けて行く予定です。



■『送電線レスキュー』訓練

一般社団法人ロープ高所作業協会が行っているロープ高所作業特別教育受講者を対象に、今後の『送電線レスキュー』訓練を公開予定。


費用(施設使用料):見学 2,000円(50名)

         訓練参加 ¥10,000程度(18名)を予定。

         訓練に使用する機材は無償にて貸し出し。

         (ヘルメット並びに手袋のみ持参)

訓練場所    :東京電力パワーグリッド株式会社の送電線訓練施設

         東京都日野市百草460番地



■『送電線レスキュー』訓練に使用する登高器「NSCパワーアッセンダー」について

2018年春頃完成予定、現在、耐久性能及びIP(防塵・防水性)試験実施中。

一般社団法人ロープ高所作業協会が行っているロープ高所作業特別教育受講者を対象に「NSCパワーアッセンダー」試用モニターを近日募集予定。


・平成28年12月 日本国内特許取得

・平成29年度 埼玉県ものづくり技術・製品開発支援事業採択

・平成29年度 中小企業知的財産活動支援事業費補助金採択


NSCパワーアッセンダー開発・販売元:有限会社ケンテックシステムズ

URL: https://www.kentechsystems.net/



■会社概要

名称    : 有限会社ケンテックシステムズ

本社所在地 : 埼玉県川越市南大塚1-24-3

設立    : 1991年

資本金   : 3,000,000円

代表者   : 取締役 小倉 健二

ホームページ: https://www.kentechsystems.net/

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