OKa-Biz、ビズリーチと連携 深刻化する社会問題「事業承継」解決に向けてサポートを開始
業績不振のままでは継手がない。 企業の強みを顕在化させるサポートで、中小企業の計画的な事業承継を後押しへ
2018.02.16 13:00
岡崎ビジネスサポートセンターOKa-Biz(所在地:愛知県岡崎市、センター長:秋元 祥治、以下「OKa-Biz」)は、株式会社ビズリーチ(所在地:東京都渋谷区)による事業承継M&Aプラットフォーム「ビズリーチ・サクシード」と連携し、昨今大きな社会問題となっている「事業承継」を無理なく、円滑に行うためのサポートを開始します。
中小企業の強みを発見、それを生かした事業展開の提案で、売上を伸ばすサポートをしてきたOKa-Bizだからこそ、ビズリーチ・サクシードと連携をすることで、事業承継に課題を抱える事業者の強みをしっかりと顕在化させ、承継先の確保につなげるサポートが可能になりました。地方の中小企業が抱える課題を解決し、地域活性化に寄与したいと考えています。
OKa-Bizとサクシードが連携へ
■社会問題になっている「事業承継」、OKa-Bizがサポート開始します
事業を継続していく上で、経営者から後継者へバトンタッチする事業承継という大事な節目が訪れます。しかし、現状では「後継者がいない」「準備期間が不足している」「事業に合った有効な選択肢は何か」など、事業を引き継ぐ際に様々な問題が発生しています。そこで、OKa-Bizでは、円滑に事業承継を行うためのサポートを開始。
事業承継のエキスパートであるOKa-Bizビジネスコーディネーターの中小企業診断士・高橋 康友氏を中心に事業承継の計画作成をサポートに加え、OKa-Bizが元来特徴とする企業の強みを引き出し、顕在化するサポートを加えることで、企業のベストな状況を実現します。業務提携を結んでいる株式会社ビズリーチと連携を深めることにより、承継先の確保に尽力します。地域の事業承継問題解決に取り組みます。
■事業の持続的な発展のために必要な「事業承継」
中小企業庁・経済産業省の事業承継に関する調査では、2020年頃に団塊経営者の大量引退期が到来します。また、60歳以上の経営者のうち、50%超が廃業を予定しており、そのうち個人事業者においては、約7割が「自分の代で事業をやめるつもりである」と回答をしています。その中で、廃業の28.6%は「子どもに継ぐ意思がない」、「子どもがいない」、「適当な後継者が見つからない」との後継者難を理由としています。
廃業予定企業の中にも好業績企業が存在し、3割の経営者が、同業他社よりも良い業績を上げていると回答。今後10年間の将来性についても4割の経営者が少なくとも現状維持は可能と回答しています。事業者が事業承継を選択しない場合には、このような企業もそのまま廃業する可能性が高く、それにより当該企業が維持している雇用や技術、ノウハウが失われてしまう可能性が高いといえます。事業承継や事業引継ぎの取組を早期に促すことで、中小企業の技術やノウハウの継承を行うことが重要といえます。
<出典>
・中小企業庁委託「中小企業の成長と投資行動に関するアンケート調査」(2015年12月、株式会社帝国データバンク)
・日本政策金融公庫総合研究所「中小企業の事業継承に関するインターネット調査」(2016年2月)
▼事業承継の形態の多様化
直近10年では、法人経営者の親族内承継の割合が急減し、従業員や社外の第三者といった親族外承継が6割超に達しました。経営者の高齢化の状況から事業承継に、一層の円滑化を図ることが不可欠です。このような状況を踏まえて、親族内だけでなく、第三者も含めた親族外承継も併せて促進していく必要もあります。
<出典>
・中小企業庁委託「中小企業の資金調達に関する調査」(2015年12月、みずほ総合研究所株式会社)
▼後継者問題の相談先と、よろず支援拠点における事業承継の相談実態
解後継者問題の相談相手として「相談相手はいない」と回答した経営者は36.5%で最多の回答でした。また、中小企業庁が全国に設置しているよろず支援拠点に対する相談のうち、事業承継に関しては年間2,000件あまりの相談(全体の1%)があります。
<出典>
・法政大学大学院中小企業研究所・エヌエヌ生命保険株式会社「中堅・中小企業の事業承継に関する調査研究」(2015年4月)
多くの企業の事業承継問題は水面下に隠れており、支援機関により掘り起こしが必要となります。このような背景からOKa-Bizでも、事業承継を積極的にサポートしていくことにしました。
■会社の事業承継入門セミナーも実施
2018年2月13日(火)には中小企業経営者のための「会社の事業承継入門セミナー」を開催しました。株式会社ビズリーチより講師を招き、事業承継について概要から具体的施策まで詳しく解説。事業承継に関心を寄せる地域の中小企業経営者が参加をしました。
■ビズリーチ・サクシードについて
株式会社ビズリーチによる事業承継M&Aプラットフォーム。株式・譲渡を検討している経営者が、譲り受けの候補となる企業と出会えるマッチングサービスです。譲渡企業は、会社や事業の概要を匿名で登録することにより、譲り受け企業からメッセージが届きます。これにより、譲渡企業はM&Aを早期から検討できるため、経営者の事業承継の選択肢が広がります。また、譲渡企業は登録から案件成約まで、サービスの利用料は無料なので安心して利用できます。
■岡崎ビジネスサポートセンターOKa-Bizについて
岡崎市と岡崎商工会議所が2013年10月に開設した売上アップに特化した公的産業支援施設。富士市産業支援センターf-Bizをモデルにし、人による相談を重視した個別支援を行っています。中小企業の強みを発見し、その強みを生かした事業展開の提案と展開サポートで、具体的に売上が上がる支援を実施しています。その結果、開設時の年間目標相談件数600件に対し、3年目は2,522件、予約は最大で1ヶ月待ちの状況が続いています。新規相談のリピート率86%、口コミ率68%です。
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