「WLB男子」現る！柔軟な働き方が追い風に　転職求人サイトパラフト3周年集計調査リポート第2弾

求職者は、今なぜ柔軟な働き方を求めているのか？

2018.02.20 14:00

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ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和＝WLB)を模索する男性が、リモートワークや複業などの柔軟な働き方を取り込み、日本でも一定の勢力になろうとしています。転職求人サイト「PARAFT(以下パラフト)」を運営するパラフト株式会社(本社：東京都渋谷区、代表取締役：山田勝、以下パラフト)は、2018年2月、求職者が登録時点で入力した自由回答をもとに、今なぜ柔軟な働き方を求めているのかを集計調査しました。それによると求職者が新しい働き方を求める理由のトップは「家族を重視しているから」で全体の34.4％。女性だけでなく、男性でも21.2％に達していました。WLB男子が家庭と両立しやすい環境を得て、本領を発揮しようとしています。

家族のために働き方を改革

パラフトはサイト開設3周年を機に、この「だから私はオーダーメイドワーク！」集計調査を実施し、有効回答に相当する求職者2,424人(男性1,286人、女性1,138人)の情報を集計してまとめました。その結果を3回に分けて公表中で、第2弾の今回は、家庭と仕事を両立させるため、リモートワーク、複業、短時間勤務などのオーダーメイドワークを希望する人々についてリポートいたします。

集計調査リポート第1弾「“オーダーメイドワーカー”の時代にあなたはどう働く？」(集計調査全体の概要もこちらをご参照ください)

https://www.atpress.ne.jp/news/149458

■浮かび上がった新潮流

　女性の半数は「家族重視」でオーダーメイドワークを希望

集計調査によると、女性は、柔軟な働き方を求める主たる理由として「家族を重視しているから」と記入した人が49.3％にも達していました。子育てや家族の介護などと両立させて働いていくため、リモートワークや短時間勤務などを求める傾向が浮かび上がりました。

最も多かったのは「子育てと両立させて働き続けたいから」で女性全体の38.0％を占めました。この中には「柔軟な働き方なら妥協せず、家庭と両立していける」(30代女性)、「自分のやりたいことと子どものどちらもあきらめたくない」(40代女性)などの声がありました。リモートをはじめとするオーダーメイドワークなら仕事効率を改善し、高い次元でバランスをとれるという期待が読み取れます。

「子どもが3人います。成果重視で評価してくれる働き方を希望します」(30代女性)と、働いた時間の長さではなく、成果で自分をみてくれる働き方への渇望感もあるようです。「現在の会社で働き方改革を率先してきたが、硬直的な勤務制度や長時間勤務が当たり前の雰囲気に限界を感じる。家族を大切に、でも自分のスキルを磨ける働き方を希望します」(30代女性)などと、現在の会社への絶望感から求職希望する声もいただきました。「保育園探しに苦労しているため」(30代女性)と、保育園の待機児童問題から活路を探る声も届きました。

先輩女性たちの苦労を見て、結婚・出産のずっと前から柔軟な働き方を探る「先読みリモート女子」については、集計調査リポート第1弾をご参照ください。

■本気でワーク・ライフ・バランス(WLB)を探る「WLB男子」が一定の勢力に！

集計調査によると、男性の場合は、オーダーメイドワークを希望する主たる理由として最も多かったのは、「自分らしく複業したい」で31.8％を占めました。ただ、「家族を重視しているから」が21.2％で、2番目に多いという結果になりました。「妻のサポート役という程度ではなく、しっかり子育てに参加したい」(30代男性)、「妻が勤務上、時間の融通がききにくいので、自分がリモートワークで子どもの面倒をみたい」(30代男性)などと、本気でワーク・ライフ・バランス(WLB)を志向する「WLB男子」が日本でも一定の勢力になろうとしています。

WLB男子には、次のようなタイプがあるようです。

1. 子育てとの両立型

「子育てと両立させて働き続けたいから」は男性でも11.5％に上り、いわゆるイクメン男性がオーダーメイドワークに強い関心を寄せていることがわかりました。

2. 親孝行・妻孝行型

男性の場合、「家族の介護・看護と両立させて働き続けたいから」が女性よりも多く、4.4％でした。老親に親孝行して看護・介護にいそしむ人や、病気の妻をいたわり、付き添う人が柔軟な働き方を求めています。

3. 国際結婚型

わずか5人程度でしたが、外国人女性と結婚し、日本国内で言葉の壁に直面する妻を心配して、妻との時間を確保したいという男性がいました。このタイプは今後、増えていくことが予想されます。

集計結果(家族関係を抜粋)

求職者から寄せられた声

■集計調査の概要

パラフトでは求職者が登録する際、サイト上の登録シートに、どのように働きたいかなどを任意で自由回答いただいています。今回は、2015年2月1日～2018年1月31日の3年間に求職者として登録した男女の自由回答を分析。このうち柔軟な働き方を求める理由を記載した2,424人(男性1,286人、女性1,138人)について、その主たる理由によって分類・集計しました。集計時点は2018年2月上旬。回答者の平均年齢は2018年2月5日時点で男女とも35歳。男性は10～60代、女性は20～60代でした。

注)この集計調査は3年間の蓄積データに基づくものであり、通常のアンケート調査とは手法が異なります。

■ワーク・ライフ・バランスに関連するイベント

パラフトの代表取締役・山田勝がワーク・ライフ・バランスに関連する下記のイベントで講師を務めます。

1. 「ずっと輝き続けるために！いま見つけたい新しい働き方」

http://school.dhw.co.jp/school/shibuya/event/event110.html

日時　： 2018年2月22日(木)19:30～21:30

会場　：デジタルハリウッドSTUDIO渋谷

　　　　〒150-0002　東京都渋谷区渋谷1丁目23-21渋谷キャスト2F

定員　： 25人(要予約、上記のサイトからお申込みください)

参加費：無料

2. 「ワークライフバランスセミナー　働き方改革

　　～世界から学ぶワークライフバランス～」