地上波キー5局テレビCM購買価格、 2018年初から2020年序盤迄の長期推移予測
・2017年は中盤でインフレが鈍化し年間トータルではほぼ前年同水準となった ・2018年は前半が昨期同水準や若干ダウン/後半からやや上昇、 2019年頭から2020年3月頃(2019年度末)迄じりじりとインフレ
企業のマーケティング・広告宣伝活動における費用/価格/投資対効果についての、測定/ベンチマーキング/透明化/最適化、を使命とする株式会社エスピーアイ(所在地:東京都千代田区、代表取締役:道端 智之)は、独自に保有する「SPIINDEX(テレビスポットCM市場平均価格ベンチマーク)」を基に、“テレビスポットCM購買価格、地上波キー5局”について下記の分析を行いました。
(1) テレビスポットCM市場平均価格、最新市場概況(2017年12月迄確定値)
(2) テレビスポットCM市場平均価格、今後の予測、2018年以降2020年序盤迄
*SPIINDEXとは
…エスピーアイ独自保有の、テレビスポットCM市場平均価格ベンチマーク(地上波キー5局テレビ)
…公表データ×エスピーアイ独自datapool、により構築
分析結果は下記の通りです。
*なお公表している本分析は、地上波キー5局系列テレビスポット地区/局全体の合算数値、および季節性を除去した傾向値、となります。
内訳としては、32テレビ地区/約110局テレビ局別、各広告主・ブランド別、時期・月別、等により異なる傾向を示しています事を御注意下さい。
(1) テレビスポットCM市場平均価格、最新市場概況(2017年12月迄確定値)
…2017年間トータルでは対前年でほぼ上昇せず(図1)、2017年前半はインフレーション率が高かったが後半はダウンしており(図2)、2016年11月号・2017年10月号での予測の中間程の結果であった。
■図(1):SPIINDEX=テレビスポットCM市場平均価格ベンチマークの推移【年別】
■図(2):SPIINDEX=テレビスポットCM市場平均価格ベンチマークの推移【月別】
(2) テレビスポットCM市場平均価格、今後の予測、2018年以降2020年序盤迄
△SPIINDEX傾向値予測分析、概念&手法
・弊社保有「SPIINDEX」と「TOPIX(東証株価指数)」の関連性から独自統計分析手法を用いて予測
・エスピーアイでは、「SPIINDEX」と「TOPIX(東証株価指数)」は、TOPIX先行値において、強い相関があると分析している(図3)。これは、TOPIXに代表される“企業の景況”が“将来の広告予算”に影響を与え、その需給のバランスがSPIINDEXに反映されていると考えることができる。
・この「SPIINDEXとTOPIXとの相関性」をベースとし、中期予測分析を実施している(図3)。
*SPIINDEXは季節性を、TOPIXはノイズを、それぞれ統計モデルにより除去し、傾向値を採用。
□分析結果
…2017年中盤でインフレーション鈍化が見られたが、2018年は前半が昨期同水準/後半でやや盛り返し、2019年頭から2020年3月頃(2019年度末)迄じりじりとインフレーションし、2020年4月(2020年度頭)で一旦頭打ちとの予測結果である(図4)。なお東京オリンピックが2020年7-8月に開催される事を鑑みると2020年4-8月辺りにピークが来るのは妥当と考えられる。
■図(3):SPIINDEXとTOPIXとの関係(2013年10月~2017年12月)
■図(4):SPIINDEX傾向値予測分析結果、2018年2月時点
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例:株式会社エスピーアイの分析によると~・・・
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【株式会社エスピーアイについて】
エスピーアイは、テレビCMを始めとした広告の価格妥当性調査、宣伝活動や広告キャンペーンの投資効率計測、消費者インサイトや商品・ブランドに関する分析等を通じて広告宣伝やマーケティングの投資効率把握と改善を行う、日本の広告業界では草分け的なコンサルティング会社です。
独自データベース、テレビ視聴率データ、高度な統計手法等を駆使して、科学的・数値的なアプローチを基にしたサービスを展開しています。
社名: 株式会社エスピーアイ
本社: 〒101-0003 東京都千代田区一ツ橋2-4-4 一ツ橋別館3F
代表: 代表取締役 道端 智之
設立: 2014年(1995年設立の同名会社を承継)
日本アドバタイザーズ協会、日本マーケティング協会
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- 調査・報告
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