熊本地震で被災した菊池渓谷が2年ぶりにオープン決定 名水百選や森百選に認定される西日本有数の景勝地が復活
2018.02.27 10:00
菊池市と菊池渓谷を美しくする保護管理協議会は、熊本地震で甚大な被害を受け閉山していた菊池渓谷を約2年ぶりに公開します。菊池渓谷は日本の名水百選や森林浴の森百選に認定される西日本有数の景勝地で、国内外から年間約20万人が訪れています。しかし、平成28年4月の熊本地震により被災。3メートルを超える落石や、120メートルにわたって斜面が崩落するなど大きな被害を受けたため、立ち入りを禁止して復旧工事を行ってきました。
この度工事が3月に完了するめどが立ち、遊歩道が通行できるようになったことから、3月24日に山開きを行い、入谷を再開します。立ち入りができるようになるのは渓谷入り口から約1キロ上流の広河原までで、広河原から上流は落石箇所が多いため、規制解除のめどは立っていません。
菊池渓谷のオープンに合わせ、渓谷内の売店であるきくち渓谷館も営業を再開します。
菊池渓谷
■菊池渓谷 山開き概要
日時 :平成30年3月24日(土) 午前8時30分~(営業は午後5時まで)
※神事は関係者のみで実施します
所在地:菊池渓谷(熊本県菊池市原)
▼菊池渓谷復興寄付金を受け付けています
全国各地から再開を待ちわびる励ましの声が届き、菊池渓谷復興寄付金には約100件、650万円の寄付金が寄せられました。寄付金は現在も受け付けています。