米国AMD社製GPUベースのDeep Learningクラウドをローンチ
第二弾 NVIDIA社製GPUを搭載したビギナー、予測・推論向けの低価格クラウドを発表
2018年3月1日:米国スタートアップ Pegara, Inc.(読み:ペガラインク、本社:米国デラウェア州、共同創業者兼CEO:市原 俊亮)は、米国AMD社製GPUベースのDeep Learningクラウドを同社クラウドサービスであるGPU EATER( https://gpueater.com/ )を通じて正式に提供開始します。また、第二弾としてNVIDIA社製GPUを搭載した予測・推論およびビギナー向けの低価格クラウドを2018年4月1日から開始することを発表し、本日より先行予約を受付開始します。
Amazon Web Services(以降、AWS)を始めとする大手クラウド各社はDeep Learningの需要増加に伴いNVIDIA社製GPUを搭載したインスタンスを複数プラン提供しておりますが、これらのインスタンスをDeep Learningの予測・推論に利用する場合、同インスタンスを無停止稼働させなくてはないため、AWSを利用する場合、インスタンスあたり月額5万円以上(*1)を支払う必要があります。小規模な研究施設や大学、中小企業で働く研究者・開発者が利用するにはリーズナブルな金額とは言えません。
一方で、当社実施の検証では画像認識や物体認識におけるDeep Learningの予測・推論においてはGPUがボトルネックとなることは少なく、CPUやWeb APIの実装がボトルネックとなりやすいことがわかっております。したがって、多くの場合において高価なCPUとGPUを多く搭載するマシンよりも、中程度のCPUと低スペックのGPUを組み合わせたマシンを複数台利用することにより費用対効果を高めることが可能と判断しました。
これらの検証結果をもとにDeep Learningの研究者・開発者らと意見交換を重ねた結果、安価な予測・推論の実行に関する課題の存在を確認できたため、この度商品化を決断するに至りました。
また、安価な予測・推論の実行環境は、初心者がDeep Learningを学ぶ環境としても最適です。AWSを利用して学習する場合、学習を終了したタイミングでインスタンスを停止することを前提としておりますが、停止を忘れることが原因により高額を支払ったという学習者の声があとを絶ちません。低価格クラウドはこれらのミスにより受ける経済的な損失と停止するための手間をなくすことが可能となります。
料金は初期費用なしの1ヶ月あたり7,500円程度を予定しております。GPUは、NVIDIA社製のQuadro P400、P1000、P4000の3種類から選択可能、OSはUbuntu又はCentOS、SSDを搭載したインスタンスとなります。
先行予約のお申し込み、お問い合わせは、日本国内における販売およびサポートを行うペガラジャパン合同会社までお問い合わせください。
今後、Pegaraでは、エンタープライズ向けサービスや、GPUだけではなくFPGA・ASICなど種類の異なるデバイスを組み合わせて構築したコンピューティングリソースのクラウド提供を予定しております。
■Pegara, Inc.について
会社名 : Pegara, Inc.
所在地 : 4000 Barranca parkway, suite 250, Irvine, CA 92604 U.S.
共同創業者: CEO 市原 俊亮、CTO 中塚 晶仁
設立 : 2015年9月21日
URL : http://www.pegara.com/
事業内容 : Deep Learningの研究開発、
クラウドホスティングエンジンの開発
■ペガラジャパン合同会社について
会社名 : ペガラジャパン合同会社
所在地 : 千葉県浦安市海楽2-32-11
代表社員: 市原 俊亮
設立 : 2017年12月1日
URL : http://jp.pegara.com/
事業内容: 日本国内におけるPegara, Inc.社製品の販売、
サポート、セミナー、コンサルテーション
*1 NVIDIA Tesla K80搭載インスタンスをAWSにおいてオンデマンド利用した場合の金額
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