トレタデータサイエンス研究所と株式会社エム・データが 共同研究を開始 ビッグデータ活用で飲食業界の革新を目指す
2018.03.13 11:00
株式会社トレタ(所在地:東京都品川区、代表取締役:中村 仁、以下 トレタ)が運営するトレタデータサイエンス研究所(所長:萩原 静厳)と株式会社エム・データ(所在地:東京都港区、代表取締役:関根 俊哉、以下 エム・データ)は、飲食店や飲食関連企業へのビッグデータおよび人工知能(AI)の活用推進を目指し、共同研究を進めるための基本協定を締結しました。
この両者の共同研究により、TVメタデータおよび飲食店予約データを用いた需要予測による「店舗運営の最適化」など、「飲食ビッグデータ×人工知能(AI)」のテクノロジー活用を通して飲食業界を飛躍的に革新することを目指します。
トレタデータサイエンス研究所と株式会社エム・データ、共同研究を開始
■背景
トレタが飲食店を対象に提供している予約/顧客管理サービス「トレタ」は、2013年のサービス開始から約4年で着実に導入店舗を拡大しており、現在では約10,000店舗に導入されています。その結果、大量の予約データや飲食店利用者の属性データなど、飲食領域において最大クラスのビッグデータを蓄積するに至っています。
一方のエム・データは関東・中京・関西エリアの地上波21局で放送されたTV番組・TV-CMの放送内容をテキスト化・データベース化した「TVメタデータ」を提供するため、放送内容を24時間/365日視聴し、「いつ、どこで、誰が何を、どのように、何秒間」放送されたのかを記録した膨大なデータを保有しています。
TVコンテンツは人々の飲食行動(飲食店の予約行動、料飲内容の選択など)に大きな影響を与えているとみられ、これにトレタに蓄積された予約ビッグデータを掛け合わせることにより、消費者の外食行動の因子分析や飲食店予約の需要予測など多岐にわたり可視化していくことができると考えております。
■共同研究内容
TV番組・TV-CM等の放送内容を考慮した飲食店への予約・来店行動分析
消費者は、TV番組・TV-CMの放送内容を受けて「一度行ってみたい」「試しに来店したい」等の思考が生じ、実行動として来店予約や来店行動を起こしていると想定されます。この分析を通し、飲食店のマーケティング戦略や店舗運営支援の実現を目指します。
上記を踏まえた需要予測モデルの作成
「いつ・どのくらいの来客数が予想されるのか」などの需要予測を自動化することで、食材の仕入れ・スタッフのシフト調整などの最適化を促し、さらなる飲食店の経営支援を目指します。
■トレタデータサイエンス研究所(Toreta Institute for Data Science)
所在地 : 東京都品川区西五反田7-22-17 TOCビル8F
所長 : 萩原 静厳
副所長 : 上ノ郷谷 太一
設立 : 2018年1月1日
研究内容: 飲食領域におけるビッグデータ・AI・IoTなどの研究、
飲食店のマーケティングや業務プロセス改善に向けたデータ活用、
人間中心設計(HCD)をはじめとするデザインとデータの融合研究 他
URL : https://ds.toreta.in/
設立に関するプレスリリース: https://corp.toreta.in/news/press/2018-01-23/
■株式会社エム・データ
所在地 : 東京都港区虎ノ門1-16-16 虎ノ門1丁目MGビル9F
代表 : 関根 俊哉
設立 : 2006年1月23日
事業内容: TV番組やTV-CMの放送内容を詳細に記録した
「TVメタデータ」を提供する「データ配信サービス」、
お客様のご要望に応じて調査・分析を行う
「放送実績調査サービス」、放送された話題を露出・
情報量等で集計したランキング形式で配信する
「ランキングサービス」、「TVメタデータ」を基点とした
ビッグデータ解析ツール「TV Rank」の提供、企業の
マーケティング支援、メディアコンサルティング業務 他
URL : http://mdata.tv