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世界初の半導体レーザー箔転写機LD-80を発表  簡単操作で高級感のある細やかな箔転写を実現

2018.03.16 14:00

ローランド ディー.ジー.株式会社の子会社で、3次元切削加工機や3Dプリンター、彫刻機などのデジタルものづくりツールを製造・販売するDGSHAPE(ディージーシェイプ)株式会社は、世界初となる半導体レーザー箔転写機LD-80を発表いたしますのでお知らせいたします。


LD-80


製品ロゴ



■LD-80について

LD-80は、従来の箔押しの仕組み※1では困難であったプラスチック製品への箔による加飾を、半導体レーザー技術を活用することで可能にした小型卓上箔転写機です。熱源として半導体レーザーを採用することにより、金型を用いる従来の箔押し方法より、安価でオンデマンドな加飾が可能となります。また、半導体レーザーの加熱温度を最適に制御することで、従来のヒートペン方式では困難であったプラスチック製品への箔転写が簡単にできるようになりました。標準付属の専用アプリケーションソフトウェアは初心者でも直観的に操作できるよう設計されており、シンプルな手順で文字だけでなくロゴマークやイラストなどの塗りつぶしはもちろん、ベクター(線分)データを使用して文字やイラストのアウトラインを鮮明に転写することもできます。

※1 従来の箔押しの仕組みについては、別添資料をご参照ください。



■LD-80の用途

リップやグロス、コンパクトケースなどの化粧品、万年筆やボールペンといった文房具に名前やマークを箔転写することにより、高級感をプラスしたギフトやノベルティの製作にご利用いただけます。また、専用アプリケーションソフトウェアで作成した出力データを分割すれば、複数色の箔を用いて色の組み合わせを楽しむこともできます。さらに、手帳、日記帳やノートブックのカバーへイニシャルやロゴマークを転写することにより、量産品をパーソナルギフトへとグレードアップすることも簡単です。



■LD-80の特長

1.プラスチック製品にワンランク上の価値を

高級感のある箔転写で、製品価値を高めるLD-80。レーザー光を制御しピンポイントで箔を加熱する独自技術により、熱に弱いアクリルや、ABS、ポリカーボネートなどさまざまなプラスチック素材の製品に加飾できます。また、光を一点に集められるレーザー光の特性により、小さな文字や細かな線もくっきり美しく仕上げられます。金箔、銀箔のきらめきを最大限に活用した多彩な表現が可能です。文具や化粧品への名入れなど、オンデマンドで1点から加飾でき、さまざまな製品の付加価値を高めます。


文具の加飾例

化粧品の加飾例


2.初めてでもすぐに使いこなせる簡単操作

LD-80は、以下の6ステップだけで簡単に箔転写することが可能です。


Step.1 箔転写する製品を載せる

Step.2 箔を載せる

Step.3 シートをかぶせる

Step.4 本体カバーを閉じる

Step.5 ソフトウェアで出力する

Step.6 箔転写完了


3.箔転写用データを簡単に作成できる付属ソフトウェア

標準付属のアプリケーションソフトウェアでテキストを直接入力するだけで、箔転写用データを簡単に作成できます。さまざまな書体が自由に選べるほか、文字の大きさや文字間隔などの調整もワンクリックで設定できます。さらに、ベクターデータをインポートして使用できるので、イラストやロゴマークなども手軽に箔転写可能です。


4.どこでも設置できる、安全設計のコンパクトボディ

設置場所を選ばないコンパクトなボディで、店頭での使用はもちろん、各種イベントなどにも手軽に持ち出せます。LD-80は、レーザー製品の国際規格※2で最も安全な「クラス1」に準拠するとともに、フルカバー構造を採用しているので、レーザー光が外に漏れることがなく安心して使用できます。万が一カバーを開けてしまっても、自動で運転を停止する安全設計です。さらに、レーザー光を使った独自方式のため、粉じんやガスの発生がなくメンテナンスも不要です。家庭用電源で動作するため、電気工事などの手間もかかりません。

※2 IEC 60825-1



■主な仕様

<転写可能な材料>

アクリル、ポリカーボネート、ポリプロピレン、ポリスチレン、ABS

<取り付け可能な材料の大きさ>

最大100(幅)×200(奥行)×20(高さ)mm、または200(幅)×100(奥行)×20(高さ)mm

<転写領域>

80(幅)×80(奥行)mm

<描写方式>

ベクター/輪郭、塗りつぶし(スキャンライン、アイランドフィル)、文字、イラスト

<本体カバー>

レーザー光の遮蔽、インターロック機構

<外形寸法/重量>

286(幅)×383(奥行)×308(高さ)mm/12kg

<インターフェイス>USB

<標準価格>

オープン価格

<販売台数目標>

発売後1年間で500台(国内・海外の合計台数)

<発表日>

2018年3月16日(金)

<発売日>

2018年5月1日(火)



■DGSHAPE株式会社について

DGSHAPE株式会社は、ローランド ディー.ジー.株式会社が30年超に亘って培ってきたデジタルものづくりの技術やノウハウを引き継ぎ、デンタル、メディカル、3Dものづくりの各分野で事業を展開しています。デンタル事業では、歯の詰め物や被せ物を製作する歯科用ミリングマシンや入れ歯の型などを製作する歯科用3Dプリンターが、歯科医療業界のデジタル化を牽引し、世界中の歯科技工市場で急速にシェアを拡大しています。また、メディカル事業では、医療器具のトレーサビリティを確保するためのマーキング装置や医療器具の保全作業を支援する独自開発のシステムを、国内外の医療機関に提案すべく体制構築を進めています。さらに、3Dものづくり事業では、3次元切削加工機や3Dプリンター、彫刻機などのデジタルものづくりツールを、試作品やオリジナルグッズ、ギフト品の製作、教育、デザイン、工作、ホビーなど、幅広い用途に提案すると同時に、IoTやAI、ロボティクスといった次世代デジタル技術を活用したものづくりのあり方を探り、新時代のニーズに適合したデジタルソリューションの開発を進めています。



■ローランド ディー.ジー.株式会社について

ローランド ディー.ジー.株式会社は、業務用インクジェットプリンターやカッティングマシンを中心とするデジタルプリンティング事業を展開しています。1台のプリンターで、印刷と同時にイラストや文字などの輪郭を切り抜くことができる「Print&Cut」技術の先駆者であり、広告看板を製作するサイン業界などでインクジェットプリンターやカッティングマシンを展開し、世界トップブランドとして市場をリードしています。近年では、幅広い用途での印刷に対応するUV-LEDプリンターや、布地への印刷に特化した昇華転写方式のプリンターのラインナップも充実させ、デジタルプリンティングの可能性を広げています。一方、1986年から取り組んできた3D事業は、子会社のDGSHAPE株式会社に移管し、デンタル、メディカル、3Dものづくりの各分野で事業を展開しています。デンタル事業では、歯の詰め物や被せ物などを製作するデンタル加工機が、世界中の歯科技工市場で急速にシェアを拡大しています。また、メディカル事業では、医療器具のトレーサビリティを確保するためのマーキング装置や医療器具の保全作業を支援する独自開発のシステムを、国内外の医療機関に提案すべく体制構築を進めています。さらに、3Dものづくり事業では、3次元切削加工機や3Dプリンター、彫刻機などのデジタルものづくりツールを、試作品やオリジナルグッズ、ギフト品の製作、教育、デザイン、工作、ホビーなど、幅広い用途に提案すると同時に、新時代のニーズに適合したデジタルソリューションの開発を進めています。



【お客様のお問い合わせ先】

ローランド ディー.ジー.株式会社 コールセンター

〒431-2103 静岡県浜松市北区新都田1-6-4

TEL  : 0120-808-232

E-Mail: rdg-info@rolanddg.co.jp

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