<働く20-30代女性の「新生活とメイク」に関する調査> 新生活を機に「メイクを変えたい」女性は約5割! 一方、メイクを変えても 「メイク落としの見直し意識」は変化なし!?
2018.03.15 15:00
資生堂のスキンケア総合ブランド「専科」は、20-30代の働く女性を対象に「新生活とメイク」に関する調査(以下、「本調査」)を実施しました。
【生活・職場環境の変化によるメイクを変えたい意向】
本調査では、2017年春に生活・職場環境が変化した方を対象に「メイクを変えようと思ったか」を聞いた結果、「メイクを変えたいと思った方」が48.1%と半数近くに上ることがわかりました。実際にメイクを変えた方を対象に「メイクを変えた箇所」を聞いた結果では、「ファンデーション(57.8%)」、「アイシャドウ(55.6%)」、「化粧下地(52.7%)」といった「ベースメイク」や「目もと」のメイクに関連するものが上位にあがっています。
一方、メイク落としに関しては、メイクの仕方を変えても「メイク落としは変えずに同じものを使う」と63.8%の方が回答しています。また、メイクを変えても「メイク落としにかける時間は変わらない」と答えた女性が5割、さらに「時間が短くなった」と答えた方も2割以上存在します。新生活によってメイクに対する意識は高まっても、「メイク落としの方法」に対する意識は変わらない様子が伺えます。
この他にも、メイク落としにかける時間は「30秒未満」が3割、メイク落としの方法は「なんとなく自己流」と答えた方が最も多い結果となっています。
本調査結果について、クレンジング指導に力を入れている慶田 朋子先生(銀座ケイスキンクリニック 院長)からは、「メイクによる“くすみリスク”を防ぐには、メイクに合わせた丁寧なクレンジングを」とアドバイスを頂きました。
■調査結果のポイント
≫新生活とメイク:新生活を機にメイクを変えようと思った人 5割
● 新しい生活・職場環境を機に「メイクを変えたい」女性が5割
● 実際にメイクを変えた女性 新生活で変えたのは、「ベースメイク」・「目もと」が上位
≫新生活とメイク落とし:メイクを変えても「メイク落としの見直し意識」に変化なし!?
● メイクを変えても、“メイク落としアイテム”変わらず 6割
● メイクを変えても、“メイク落とし時間”変わらず 5割
● メイク落としにかける時間 「30秒未満」が約3割でTOP
● 時間が短いのは自己流だから?メイク落としの方法「なんとなく自己流」が1位。
●Column:「くすみリスク」を防ぐメイクに合わせたメイク落としのススメ
(慶田 朋子先生)
・メイクによる「くすみリスク」を防ぐには、メイクに合わせた丁寧なクレンジングを
・「くすみリスク」に配慮したオイルクレンジングのススメ
【働く20-60代女性の「新生活とメイク」に関する調査】
調査方法: インターネット調査
調査期間: 2018年2月22日(木)~2月25日(日)
調査対象: 20~39歳女性 4,250名
20~39歳女性の2017春に生活環境の変化でメイクを変えた方 516名
*いずれもランダム抽出
対象地域: 全国
■新しい生活・職場環境を機に「メイクを変えたい」女性が5割
2017年春に生活・職場環境の変化があった20-30代女性のうち、約半数の48.1%が「メイクを変えたいと思った」と回答しています。また、11.7%の人は、「大きく変えたいと思った」と回答しています。生活環境や働く環境が変わることで、心機一転しメイクも変えてみようと感じる女性が多いことが伺えます。
Q. 【生活・職場環境の変化によるメイクを変えたい意向】
2017年春に、生活・職場環境が変化した際、あなたは以下のことを、それぞれどの程度「変えたい」と思いましたか。
■実際にメイクを変えた女性
新生活で変えたのは、「ベースメイク」・「目もと」が上位
生活・職場環境の変化に合わせて、実際にメイクを変えた方を対象に「メイクの仕方を変えた箇所」を聞いたところ、
「ファンデーション」や「化粧下地」などの“ベースメイク”やアイシャドウと言った“目もと”のメイクが上位にあがる結果となりました。
Q. 【変えたメイクアイテム】
2017年春に、生活環境が変化した際、あなたがメイクの仕方を変えた個所を教えてください。(複数回答)
■メイクを変えても、「メイク落としアイテムは変えない」が6割
生活・職場環境の変化によってメイクを変えた方に「メイク落としの使い分け」を聞いたところ、「メイクの仕方によって、メイク落としを変える」と答えた使い分け派が4割存在する一方、メイクの仕方に関係なく、「いつも同じメイク落としを使っている」と答えた方が6割。メイクに合わせて「メイク落としも変える」という見直し意識は低いようです。
Q.【メイク落としの使い分け実態】
あなたは普段、メイクの仕方によって、メイク落としをどのように使い分けていますか。(単数回答)
■メイクを変えても、「メイク落としの時間は変わらない」5割
同様にメイクを変えた方に「メイク落としにかける時間の変化」を聞いたところ、「以前と比べて変わらなかった」と答えた方が49.4%とトップでした。また「短くなった」と回答した方が、23.2%もいました。
Q. 【メイクを変えた後のメイク落とし時間の変化】
2017年春に、メイクの仕方を変えたあと、あなたがメイク落としにかける時間は、以前と比べ、どのように変化しましたか。(単数回答)
■メイク落としにかける時間 「30秒未満」が約3割でTOP
メイク落としにかける時間は、3割の方が「30秒未満」と回答し、全体で1位となっています。働く女性にとってメイク落としの時間は、短縮したいものなのかもしれません。
Q. 【メイク落としにかける時間】
あなたが普段、メイク落としにかける時間は、平均してどれくらいですか。(単数回答)
■メイク落としの方法「なんとなく自己流」が1位
メイク落としの方法を学んだ最初のきっかけについて聞いた結果、「なんとなく自己流」が1位。2位以下と大きな差が開く結果になっています。上述の「メイク落とし時間が短い方が多い」という結果は、正しいクレンジング方法を教わらず、自己流で行っている人が多いからなのかもしれません。
Q. 【今のメイク落としのきっかけ】
あなたが現在行っているメイク落としの方法を学んだ最初のきっかけを教えてください。(最もあてはまるものを1つ)
■Column:「くすみリスク」を防ぐメイクに合わせたメイク落としのススメ
本調査結果について、クレンジング指導に力を入れる銀座ケイスキンクリニックの慶田 朋子先生に新生活に向けたクレンジングのアドバイスを伺いました。
▼メイク残りによる「くすみリスク」を防ぐには、メイクに合わせた丁寧なクレンジングを
今回の「新生活とメイク」の調査結果からは、新生活にメイクを変えて心機一転しようとする女性の姿が見えてきましたが、一方、メイク落としに対する意識の低さも感じられます。特に気になるのは、ベースメイクや目もとの化粧品を変える方の多さと、メイク落としにかける時間です。
<雑なメイク落としも「くすみリスク」につながる!?>
実は、30秒未満の簡単なメイク落としでは、小鼻や目の下など顔の凹凸部分にメイクが残っていることが確認された実験結果があります*。メイクが肌に残っていると皮脂やメイクの油脂が酸化し、肌への刺激となって肌に炎症が起こる可能性があります。それだけでなく、肌の炎症は角層機能の低下や乾燥を招いて「くすみリスク」となります。この実験結果からも、30秒未満の簡単なメイク落としは、顔の凹凸部分に「メイクぐすみ」を生じさせる可能性が考えられます。
*出典 資生堂(2017)「小鼻部分メイク残りの肌の例」
イメージ:https://www.atpress.ne.jp/releases/152071/img_152071_7.png
しっかりメイクを30秒間でクレンジングした後に、肌測定器(スキンビジオム)でチェックした画像。30秒の簡単なメイク落としでは、毛穴にメイクが残ったままであり、くすみの原因に。
今回の調査結果で回答の高かったベースメイクやアイシャドウを変える方は、メイクの仕方に合わせて数十秒を惜しまず丁寧なメイク落としを心がけて、くすみリスクを防ぐことを心がけてください。
▼「くすみリスク」に配慮したオイルクレンジングのススメ
<理想的なクレンジング方法>
アイホールや鼻の毛穴にはメイクが残りがちになるため、クレンジング剤を手のひらで温め、くるくる円を描きながら馴染ませます。まつげや目回りは、力の入りにくい薬指を使うようにします。
その後、ぬるま湯で20回程度すすぎます。すすぎ残しは生え際と首に多いため、特に丁寧に洗うことを心がけてください。お風呂で洗う場合は、熱いシャワーを勢いよく顔に当てるなどせず、洗面器に張ったぬるま湯で洗い、最後に弱流水のシャワーで流してください。
<オイルクレンジングのメリット>
オイルクレンジングは、擦らずとも短時間でメイク汚れとなじみ、毛穴の奥や目周りもメイク残りなくスッキリ洗うことができる高い洗浄力があります。近年のクレンジングオイルは、潤い成分を落とし過ぎる心配も少なく肌への負担を軽減します。また、オイルクレンジングは、テクニック不要でサッと落ちるので、不器用さんが洗浄力を抑えたタイプのメイク落としでごしごしと擦るよりも肌の負担が少なくて済むという点もメリットの一つです。
新生活を機に気分一新してメイクを変えると同時に、自分にあったメイク落としも選んでみてはいかがでしょうか。
■美容皮膚科医・銀座ケイスキンクリニック院長
慶田 朋子(けいだ ともこ)
https://www.atpress.ne.jp/releases/152071/img_152071_8.jpg
医学博士。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。日本レーザー医学会認定レーザー専門医。東京女子医科大学医学部卒業、同皮膚科学教室に入局。聖母病院皮膚科などの勤務を経て、2006年に有楽町西武ケイスキンクリニック、2011年に銀座ケイスキンクリニックを開設する。最新の医療機器と注入治療をオーダーメイド で組み合わせ、「切らないハッピーリバースエイジング」を叶える美容皮膚科医として厚い信頼を得ている。
皮膚の働きや美肌に役立つスキンケア、生活習慣などのわかりやすい解説が人気で、テレビ、雑誌、ウェブなどでも活躍中。著書『365日のスキンケア』(池田書店)が好評。