インテリア向け襖紙「彩襖(さいおう)」の受注販売を開始 大阪の和紙問屋が手漉き襖紙を現代的にアレンジ
~ 創業70年を迎える老舗が海外展開を視野に新商品開発 ~
2018.03.28 11:00
和紙問屋の小野商店(所在地:大阪市生野区、代表:河手 靖夫)は、2018年10月に創業70年の節目を迎えるにあたり、今後の海外展開を視野に、手漉きの襖紙を現代的なデザインでアレンジした新商品「彩襖(さいおう)」を開発、4月16日に受注販売を開始します。
手漉きの襖紙(十文字柄)
【新商品「彩襖(さいおう)」について】
新商品は通常の襖紙の用途ではなく、企業の商業空間を彩るインテリア向けに用途転換し、原料の素材感、光の透け感や陰影、色彩や模様など和紙特有の表現技法に現代的なデザイン表現を組み合わせてアレンジを行い、紙漉き職人の手漉きで作製しているのが特徴です。
日本家屋の減少と共に襖紙を使う機会が激減している現状に危機感を覚え、襖紙の紙漉き現場に存在する表現技法を生かした商品を新たに開発、今後、海外で開催されるインテリア関連見本市出展により、国内外に向けて襖紙の知名度アップに繋げたいと考えました。
大阪の公的機関による中小企業向け海外展開支援を受けながら、今後はTPP協定国のカナダやオーストラリア、アメリカで開催される、商業空間のインテリア関連見本市出展による海外展開を図ります。
【担当者のコメント】
「戦前、弊社の初代創業者は中国の天津で紙の仕事に従事してました。戦後、大阪で第二創業として、襖紙や障子紙など内装材の卸販売を開始し、現在の経営基盤を築きました。本年が創業70年目の節目の年にあたり、当社の原点である襖紙の卸販売に立ち返ることで初心に帰り、次の創業100年に向けて、理念やノウハウを引き継いでいきたい」
【手漉き襖紙の新商品「彩襖(さいおう)」の詳細】
<大きさ>
基本サイズは1,000×2,000ミリ、変形サイズの作製も可能、
最大サイズは2,000×3,000ミリまで。1枚からでも別注で作製します。
<価格>
1枚あたり50,000円(税別)より
<原料>
三椏、楮、麻などの原料をブレンドして作製
<備考>
襖紙の紙漉き職人による手漉き、受注生産品、福井県越前産、日本製
2018年4月16日(月)より受注開始
▼お問い合わせ
http://www.onopapers.com/staticpages/index.php?page=formmail_ja
▼参照画像
https://photos.app.goo.gl/IWrKx39u4R8gPd9j2
【会社概要】
小野商店は、全国の機械漉き和紙や手漉き和紙を取り扱う卸売店です。和紙の表現技法を生かした別注抄造も行っています。近ごろは和紙や紙製品作りを通じて、「企業のブランディングを和紙で彩る」という事業のコンセプトで展開しています。今後も国内外に向けて和紙の魅力を発信してまいります。
会社名 : 小野商店
代表者 : 河手 靖夫
所在地 : 〒544-0024 大阪市生野区生野西1-5-29
設立 : 1948年
事業内容: 全国の各種機械漉き和紙、手漉き和紙の卸販売ならびに別注抄造
URL : http://www.onopapers.com
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