北海道上川町、スノーピーク、上川大雪酒造が 地域活性化に向けた包括連携協定を締結 ~アウトドアと日本酒で、まちを盛り上げる~
2018.04.04 11:00
北海道上川町(以下「上川町」)と、株式会社スノーピーク(本社:新潟県三条市、代表取締役社長:山井 太、以下「スノーピーク」)、上川大雪酒造株式会社(本店所在地:北海道上川町、代表取締役社長:塚原 敏夫、以下「上川大雪酒造」)は、2018年4月3日「観光振興および地域活性化に関する包括連携協定」を締結し、協定締結式を実施しました。
包括連携協定式 写真
■包括連携の背景及び経緯
近年、多くの地方都市に例を違わず、上川町でも人口減少や観光客減少が課題となっており、その解決のため、上川町は「地域資源の高付加価値化」が必須と考えました。
上川町の強みである大雪山周辺の自然と、それを軸足にした産業の価値をさらに高めるべく、この度スノーピーク、上川大雪酒造と手を結ぶこととなりました。2社とタッグを組み、「アウトドア」および「日本酒」を切り口に、観光事業の拡充や商品づくりなど、地域のブランド化につながる取り組みを推し進めて参ります。
■連携事項
(1) 魅力ある観光地づくり及び地域活性化に関すること
(2) 山岳リゾート地としての認知度向上及びブランド化、交流人口並びに関係人口の増加に関すること
(3) 大雪山をはじめとする自然環境の保全及び活用等に関すること
(4) 商品づくりや販路の開拓、人材の確保育成に関すること
(5) 移住者の増加やローカルベンチャー創出に関すること
(6) その他観光振興や地域活性化に関すること
■3者の特徴
上川町は、日本最大の山岳公園である「大雪山国立公園」を抱える町で、大雪山を軸に据えた地域ブランド化や認知度向上を図るなど、魅力ある観光地づくりを通じた観光振興および地域活性化を推進しています。
スノーピークは、高品質で高いサービスを提供するアウトドア用品メーカーです。アウトドアを切り口にした新しいライフスタイルの提案において豊富な実績を有しており、地域の自然資源を生かす「地方創生」事業にも積極的に取り組んでいます。
上川大雪酒造は、上川町に2013年にオープンした三國 清三シェフの手掛けるレストラン「フラテッロ・ディ・ミクニ」を経営する三國プランニングの代表・塚原 敏夫氏の発案で創業。2017年に川端 慎治氏を杜氏に「緑丘蔵(りょっきゅうぐら)」を設立し、上川地方を中心とした道産の酒造好適米を使用した純米酒「神川(かみかわ)」を醸造する酒蔵です。この日本酒をメインの題材に、観光事業の活性化等への寄与が期待されます。
○北海道上川町 概要
商号 : 北海道上川町
代表者: 町長 佐藤 芳治
所在地: 〒078-1753 北海道上川郡上川町南町180番地
URL : https://www.town.hokkaido-kamikawa.lg.jp
・北海道のほぼ中央に広がる日本最大の山岳自然公園「大雪山国立公園」の北方部に位置し、大雪山連峰と北海道第一の河川、石狩川の清流にも恵まれた自然に包まれた町。
・大雪山系の一つ黒岳への登山口には、北海道有数の温泉街である層雲峡温泉があり、大雪高原温泉の秋の紅葉は「日本一早い紅葉」が見られる。
・主な観光施設は、層雲峡温泉・大雪山黒岳スキー場・大雪 森のガーデン・アイスパビリオン・層雲峡オートキャンプ場・大雪山写真ミュージアム。冬は広大な雪原を利用したスノーアクティビティも楽しめる。
○株式会社スノーピーク 概要
商号 : 株式会社スノーピーク
代表者: 代表取締役社長 山井 太
所在地: 〒955-0147 新潟県三条市中野原456
創業 : 1958年7月
資本金: 9,952万円
URL : https://www.snowpeak.co.jp
・高品質でスタイリッシュなアウトドアギアやアパレル、サービス等を提供する総合アウトドアメーカ―であり、アメリカ・韓国・台湾等にも展開している。
・オートキャンプという新たな領域を切り拓き、「自然と人、人と人をつなぐ」事業で人生の価値を創造、人間性を回復することを使命としている。コーポレートメッセージは「人生に、野遊びを。」
・2018年に創業60周年を迎え、「自らもユーザーである」という創業からの理念に基づいたモノづくりで、アウトドア業界におけるハイブランドとしての地位を確立している。
○上川大雪酒造株式会社 概要
商号 : 上川大雪酒造株式会社
代表者: 代表取締役社長 塚原 敏夫
所在地: 〒078-1761 北海道上川郡上川町旭町25番地1
設立 : 2016年11月
URL : http://kamikawa-taisetsu.co.jp/
・日本酒の製造を休止していた三重県の酒造会社を移転する形で、2016年に設立。
・北海道産の酒造好適米と大雪山の麓で採取された良質な天然水を原料に、地元産にこだわった日本酒を製造。
・その土地のこだわった素材で世界に通用する日本酒をつくり、「六次産業化地方創生ビジネス」のイノベーションを目指す。
■協定締結式での様子(2018年4月3日)