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明治時代の遊郭跡地・京都の古民家をフルリノベし 宿泊施設としてオープン  檜風呂や庭、漆テーブル・清水焼など職人たちのこだわりの技

2018.03.30 10:30

株式会社マック(所在地:京都市左京区、代表:城守茂右衛門)は2018年4月1日、明治時代の京町家をフルリノベーションし、1グループが家を貸し切って利用できる宿泊施設「京都漆楼わかさや」を開業いたします。

本物件は川端二条に位置し、地下鉄三条京阪駅から徒歩7分、観光名所である平安神宮や京都御所などへも徒歩で行くことができます。


正面外観


◯京町家カルテについて

京都市の関連事業である「京都市景観・まちづくりセンター」が、大学教授など建築専門家の調査の上、一定の基準を満たす町家だけに発行される「京町家カルテ」。この家には、そのカルテが発行されており、その調査の中でこの家は西暦1901年(明治34年)ごろ、120年ほど前に建てられた事がわかりました。また、周辺は江戸・明治時代にかけて「二条新地」と呼ばれたとても大きな遊郭があり、「京町家カルテ」の地図にもあるように、この家の並びは「茶屋」の造りであり、この家の近辺に昔の遊郭建築の名残が見られる家が残っています。


現在、京都では保存の大変さから、年に800軒もの町家が消えていっています。京都らしい風情ある街並みを守るため、京都市も助成金などを出し、その保全に力を入れています。この「京都漆楼わかさや」はそんな京都市の助成金も利用し改装しています。また、以前のオーナーであり、70年間住んでおられた千代子おばあちゃんに会いに行き、家の歴史や思い出話を聞き、とりまとめたストーリーを家の物語として設置しています。家の思い出話を知ることで、さらに心に残る宿泊ができます。



◯内装・設備へのこだわり

内装は、古き良き部分はそのまま保存。おくどさん(竃)を利用していた時の、煤で黒光りしている風情ある吹き抜けの壁を残し、漆をテーマに京都の漆作家、東端唯さんにオリジナルのダイニングテーブルやパネルなど作っていただき、随所にディスプレイ。ほかにも、800年の伝統があり京都府指定無形文化財とされている黒谷和紙(R)。その作家である、ハタノワタルさんの黒谷和紙(R)を二階天井に使用。茶道家元の庭も手掛ける佐野健介さんの、趣あるお庭。そのお庭を眺めながら入浴できる檜風呂。ふすま紙は、丸二の「京からかみ」、文化2年創業・室金物のふすま引手など、伝統工芸の美しさが感じられるよう細部までこだわっています。また照明デザイナーの小川ユウキさんにライティングを設計していただいておりますので、どのシーンを切り取っても絵になります。



◯備品

清水焼(きよみずやき)は、京都を代表する伝統工芸品のひとつで、もともと清水寺に向かう清水坂界隈の窯元で焼かれていた焼き物を指してそう言っていたのが始まりです。施設内でお使いいただける食器は、五代目清水六兵衛のひ孫である清水大介さんが作るモダンなTOKINOHAブランドのものです。

寝具はエアウィーブのクイーンサイズマットレスと、敷布団。バルミューダのトースター・電子レンジ・電気ポット、パナソニックの洗濯乾燥機、ダイソンのドライヤーなど、最新家電も自由にお使いいただけます。

キッチンには調理器具や調味料も完備なので、長期滞在にもお使いいただけます。



〇予約について

Booking.comから予約できます。

https://www.booking.com/hotel/jp/kyoto-urushiro-wakasaya.ja.html



〇株式会社マック 会社概要

会社名: 株式会社マック

代表者: 城守茂右衛門

所在地: 京都市左京区岩倉上蔵町158

設立 : 昭和52年7月13日

資本金: 1,600万円

URL  : http://macc-kyoto.jp/

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