アスリートを「うっかりドーピング」から守る ドーピングガーディアン体験会&遠藤 敦氏セミナーに 薬剤師やスポーツ関係者が参加しノウハウを習得
アンチ・ドーピング事業を行う、合同会社みどりや薬局(所在地:静岡県島田市中溝、代表社員:清水 雅之)は、ドーピング防止教育用カードゲーム「ドーピングガーディアン」体験会と日本一のドーピング薬剤師「遠藤 敦氏のセミナー」を2018年3月31日(土)、co-ba shibuyaにて開催いたしましたのでここにご報告いたします。
■アンチ・ドーピング セミナーと「ドーピングガーディアン」体験会
本イベントでは、アンチ・ドーピング活動を行っているドーピング専門の薬剤師スポーツファーマシストやスポーツ関係者様に向けて、アンチ・ドーピング界の動向やアンチ・ドーピング活動を行うにあたってのポイントについてのセミナーと「ドーピングガーディアン」体験会を実施いたしました。
■第一部 「アンチ・ドーピング界の今と今後の活動へのポイント」遠藤 敦氏セミナー
現在のアンチ・ドーピング界の動向やドーピング検査、違反事例の傾向などの紹介と今後スポーツファーマシストをはじめとするアンチ・ドーピング関係者が啓発活動を行っていくにあたってのポイントなどを解説いたしました。
・セミナー参加者の感想
「セミナー内容が面白いだけではなく、スポーツファーマシストとしての幅が広がった」
「今まであまり活動したことがないが、地域に出てみたくなった」
■第二部 「ドーピングガーディアン」体験会
ドーピング防止教育用カードゲーム「ドーピングガーディアン」を参加者に体験していただくと共に参加者同士でドーピングガーディアンや今後のアンチ・ドーピング活動について意見交換をしていただきました。参加者は4~5名のグループに分かれ、スタッフからの説明を受けながら、40分程度で意見交換をしながら、各グループ3~4回ドーピングガーディアンをプレイしました。プレイ回数を重ねる中で参加者同士による議論やドーピングガーディアンの活用法の検討などが活発に展開されました。
・ドーピングガーディアン体験会 参加者の感想
「アスリートを疑似体験しながら、楽しくうっかりドーピングについて学べるなんて画期的」
「早くアンチドーピング啓発活動で使用してみたい」
「ゲームやっていくうちにアスリートの心理を気持ちを理解できるようになってきた」
「このゲームはすべてのアスリートと指導者に体験してもうべき、これからのアスリートに必要なノウハウを学べる」
<講師プロフィール>
遠藤 敦(薬剤師 公認スポーツファーマシスト)
1978年生まれ。千葉県出身。東京薬科大学卒業後国立病院、調剤薬局などを経て2011年に日本初のドーピング防止を事業として行う株式会社アトラクを設立。同代表取締役社長として活動中。
メディア出演:TBSテレビひるおび!、朝日放送キャストなど。公益社団法人江戸川区薬剤師会理事、特定非営利活動法人薬剤師緊急対応研修機構アドバイザー
■ドーピングガーディアンについて
【ゲーム概要】
あなたは「うっかりドーピング」という言葉を知っていますか?うっかりドーピングとは、禁止物質が入っている風邪薬やサプリメントを、知らずに服用してドーピング検査に引っかかってしまうことです。本来であればアスリート自身が禁止物質を把握しておく必要がありますが、禁止物質の数は膨大で、変更されることも多く、すべてを把握することはできないでしょう。そこでドーピング禁止物質に詳しい薬剤師などに相談することを習慣づける必要があり、その啓発のためにこのゲームが開発されました。
「ドーピングガーディアン」は造語で、ドーピングから守る人のことを指します。実生活ではスポーツファーマシストと呼ばれる薬剤師がそれにあたりますが、今後そのような役割を持つ職種の人は増えてくると考えられています。ゲームを通して楽しみながら学んでいきましょう。(ドーピングガーディアン説明書より)
・ゲーム内容
「ドーピングガーディアン」はカードゲームです。毎ターン手札からカードを出し、自身の能力を高めていきます。伏せカードにはドーピングカードがあり、それと同じカードを自身が使ってしまうと、ドーピングとなり失格となります。ドーピングを防ぐためには、伏せカードを見ることが出来る「ドーピングガーディアン」のカードを使います。何のカードが安全なのか、誰がどのように能力を高めていくのか、それらを考えながら優勝を目指していく戦略教育ゲームです。
【アンチ・ドーピング教育の重要性】
「うっかりドーピング」は、ドーピング関する知識や意識の不足から発生してしまうことが大部分を占めています。また、近年は日本国内も様々なレベルの競技会にドーピング検査の対象が拡大しています。現在では高校生なども参加する日本国民体育大会でも「うっかりドーピング」違反者が発生し、2017年の愛媛国体は、参加選手に医療機関がドーピング違反物質を処方、投与するケースも発生しています。スポーツファーマシストが所属する当社は、ジュニア世代を含む多くのアスリートやその指導者、さらに医療を提供する側の医師、歯科医師、薬剤師などへの教育が重要であると考えております。
※スポーツファーマシストとは(スポーツファーマシスト公式サイトより)
公認スポーツファーマシストは、最新のドーピング防止規則に関する正確な情報・知識を持ち、競技者を含めたスポーツ愛好家などに対し、薬の正しい使い方の指導、薬に関する健康教育などの普及・啓発を行い、スポーツにおけるドーピングを防止することを主な活動とします。薬剤師の資格を有し、所定の課程を修めた方が、(公財)日本アンチ・ドーピング機構より認定される資格制度です。
【会社概要】
合同会社みどりや薬局
所在地 : 静岡県島田市中溝4-8-10
設立 : 平成27年1月
事業内容 : 保険調剤、医薬品販売、アンチドーピング事業
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