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ユビキタス社、Linux/Android高速起動ソリューション 「Ubiquitous QuickBoot」を x86アーキテクチャ Apollo Lakeに対応

2018.04.26 15:00

株式会社ユビキタス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:佐野 勝大、以下「ユビキタス社」)は、全世界で累計1,500万本以上(2017年12月末時点)を出荷しているLinux/Androidシステムの高速起動ソリューション「Ubiquitous QuickBoot」(以下「QuickBoot」)がx86アーキテクチャのインテル(R) Atom(R) プロセッサー E3900シリーズ、インテル(R) Pentium(R)およびCeleron(R) プロセッサー Nシリーズ/ Jシリーズ (以下「Apollo Lake」)プロセッサーに対応し、2018年4月26日に発売します。


QuickBootは、ユビキタス社が独自開発した起動技術を使用するソフトウェア製品です。アプリケーション側で使用しているメモリ量に依存せず、電源オフの状態からわずか数秒※1で機器を起動し、ユーザーが使用できる状態にします。


QuickBootは、これまでARMコアベースのプロセッサーを中心に展開してきましたが、昨年10月より開始したx86アーキテクチャプロセッサーへの対応の一環として、本プロセッサーに対応しました。x86アーキテクチャのプロセッサーは、車載機器、複合機、POS、医療機器、FA機器、計測機器、キオスク端末、サイネージ機器、その他IoT機器など広範囲な組込み機器で導入されており、QuickBootが適用できる機器の幅がさらに広がります。



■ベンチマーク:通常起動とQuickBoot R2.0 x86版を適用した場合のQuickBoot起動


評価環境1


<評価環境1>

AAEON UP Squaredボード

インテル(R) Pentium(R) N4200 Quad Core 最大2.5GHz

DRAM  : 8GB LPDDR4

Storage : eMMC(rootfsおよびSnapshot Imageを格納)

OS   : Ubuntu 16.04

画面出力: HDMI


<Snapshot Image Size>

圧縮後371MB/圧縮前 950MB (圧縮率39%)


<通常起動>

27秒


<QuickBoot起動(Advancedモード)>

3.5秒



<評価環境2>

インテル(R) Compute Card CD1C64GK

インテル(R) Celeron(R) プロセッサー N3450 最大2.2GHz

DRAM  : 4GB LPDDR3

Storage : eMMC(rootfsおよびSnapshot Imageを格納)

OS   : Automotive Grade Linux 5.0 (EE)

画面出力: HDMI


<Snapshot Image Size>

圧縮後226MB/圧縮前 695MB (圧縮率33%)


<通常起動>

12秒


<QuickBoot起動(Advancedモード)>

3秒


※ 起動時間は、いずれもBIOS終了から画面出力されるまでをストップウオッチで計測



■QuickBoot R2.0 x86/Apollo Lake版の特長

<QuickBoot R2.0の最新機能に対応>

QuickBoot R2.0 ARM版で既にサポートされているSuper Read Boost機能、スナップショットイメージのサイズ調整機能、スナップショットイメージの圧縮機能等の最新の機能がサポートされています。


<Insyde Software社のUEFI BIOS※2 InsydeH2Oをサポート>

QuickBoot R2.0 x86版は、Insyde Software社のUEFI BIOS InsydeH2O(R)をサポートし、高速にチューニングされたInsydeH2O(R)との組み合わせで、電源OFF状態からアプリケーションが使用可能な状態になるまでの起動時間を極限まで短縮可能です。



■通常起動とQuickBoot起動の比較イメージ図



ユビキタス社は、今後もインテル(R) Core(TM) プロセッサー・ファミリーなど、サポート対象プロセッサーを拡充し、さらに幅広いアプリケーションへのQuickBootの採用拡大を図ってまいります。


なお、2018年5月9日(水)~11日(金)に東京ビッグサイトで開催される2018 Japan IT Week 春「第7回 IoT/M2M展(春)」のユビキタス・AIコーポレーション グループ ブースにてQuickBoot R2.0 x86/Apollo Lake版のデモを行う予定です。



■「2018 Japan IT Week 春/第7回 IoT/M2M展 春」出展概要

会期:2018年5月9日(水)~11日(金)

会場:東京ビッグサイト ユビキタス・AIコーポレーション グループ ブース

   (小間番号:西10-50)

「2018 Japan IT Week 春/第7回 IoT/M2M展 春」ホームページ: http://www.m2m-expo.jp/Home_Haru/ )


※1 搭載される機器の仕様に依存するため、起動に10秒以上を要するケースもあります。

※2 Insyde Software社 InsydeH2Oのライセンスが必要です。詳細はお問い合わせください。


※ 本リリースに記載されている会社名、製品名は各社の登録商標または商標です。



■Ubiquitous QuickBootについて

Ubiquitous QuickBootは、先進的なメモリ管理により、機器およびそのアプリケーションを数秒で起動する高速起動技術です。QuickBootは、機器を電源が完全に切断された状態(コールドブート)から高速起動するだけでなく、機器の待機電力をセーブし、機器のバッテリーの持ちを長くします。QuickBootは、ARMコアv6/v7/v8およびx86アーキテクチャに対応し、OSとしてLinuxとAndroidで利用できます。

URL: https://www.ubiquitous.co.jp/products/qb/md/quickboot/



■ユビキタス・AIコーポレーション グループについて

2017年4月、ユビキタス社によるエーアイコーポレーション社の子会社化に伴いグループブランド名称として設立。

「Ubiquitous Network Framework」や「Ubiquitous QuickBoot」など自社技術をベースとした「小さく、軽く、速い」組込みソフトウェアの企画、開発、販売実績を持つユビキタス社と、30年以上にわたり、BluetoothスタックやBIOS、ソフトウェア品質向上ツールなど、海外の先端、かつユニークなソフトウェア製品を輸入、販売する技術商社のエーアイコーポレーション社が、両社の取り扱う製品と技術を組み合わせた高付加価値かつラピッドな組込み開発を可能にするソリューションを提案することを目的として活動しています。

(参考プレスリリース「組込みソフトウェアNo.1ベンダーを目指して「ユビキタス・AIコーポレーション グループ」ブランドが誕生」 https://www.ubiquitous.co.jp/news/press/20170508_p2253.html )



■株式会社ユビキタス(証券コード:3858)について

ユビキタス社は、2001年に創業された組込み機器向けを中心としたコンピュータソフトウェアの開発・ライセンスを行う企業です。ユビキタス社会において必要となる、ネットワーク関連(ホームネットワーク関連・暗号技術を含む)、データベース、システムの高速起動技術などの多数のソフトウェアとサービスを提供しております。他と差別化された製品群で、ユビキタス社会の要請に応えます。


本社所在地: 東京都新宿区西新宿1-21-1 明宝ビル6F

URL    : https://www.ubiquitous.co.jp/



■投資家の皆様へ

本プレスリリースは、ユビキタス社の定性的な業務進捗をお知らせするためのものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。当社業績・経営指標の進捗・予想に関しては、取引所開示情報である、決算短信などをご参照ください。



■本件に関するお客様からのお問い合わせ先

株式会社ユビキタス 組込ソフトウェア事業部

担当 : 木村

TEL  : 03-5908-3451

E-Mail: sales_info@ubiquitous.co.jp

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