国土交通省の観測基準対応の危機管理型水位計パッケージを 第7回IoT/M2M展(春)に参考出展
2018.04.24 15:00
エコモット株式会社(本社:北海道札幌市、代表取締役:入澤 拓也、以下「エコモット」)は、国土交通省が策定した観測基準に準拠する危機管理型水位計に対応可能な通信デバイス「DLX-400-LAD(仮称)」、および危機管理型水位計パッケージを第7回IoT/M2M展(春)に参考出展いたします。
DLX-400-LAD(仮称)
■危機管理型水位計の観測基準策定の背景
九州北部豪雨等の豪雨災害による中小河川の氾濫等、近年の豪雨災害の特徴を踏まえて、国土交通省が全国の中小河川の緊急点検をしたところ、避難の状況判断や河川計画等の策定のための水位計の設置が進んでいないことが判明しました。しかし、水位計設置には従来型だと約1,000万円以上のコストが発生し、メンテナンスも必要であり、自治体単独での設置、運用が困難であることから、国土交通省が従来型の1/10以下のコスト(100万円/台以下)、長期間メンテナンスフリー等の自治体の負担が軽減する観測基準を策定することとなりました。
また、人家や重要な施設(要配慮者利用施設・市役所・役場等)の浸水の危険性が高く、的確な避難判断のための水位観測が必要な全国約5,800箇所(約5,000河川)に対して、早期設置を推進するための中小河川緊急治水対策プロジェクト(注1)を定めました。
(注1)国土交通省ニュースリリースより
http://www.mlit.go.jp/report/press/mizukokudo03_hh_000933.html
■エコモットの危機管理水位計の主な特徴
・DLX-400-LAD(仮称)
セルラーLPWAの規格のひとつである「LTE Cat.1」に対応した通信デバイスであり、消費電力を低く抑えています。各種センサーからのアナログ信号も含めたデータをクラウドに送信することが可能であり、オプションでネットワークカメラにも対応可能です。
・提供予定時期:2018年6月
・販売価格 :オープン価格
・エコモットの危機管理型水位計パッケージの特徴
セルラーLPWA(LTE Cat.1)に対応した「DLX-400-LAD(仮称)」を通信デバイスとして活用するため省電力での運用が可能です。
また、国土交通省で構築するクラウドサーバー「全国統一 危機管理型水位計 統合システム」(注2)のみならず、当社が提供するIoTデータコレクトプラットフォーム「FASTIO」へデータ送信し、運用することも可能です。
(注2)国土交通省ニュースリリースより
http://www.mlit.go.jp/report/press/mizukokudo03_hh_000941.html
■エコモットの今後の防災ソリューションへの取り組み
年平均気温の上昇、猛烈な雨の年間発生回数も増加しており、大雨や短時間に降る強い雨の頻度の増加、台風や豪雨による風水害・土砂災害発生リスクが高まっており、防災ソリューションによる被害の極小化が必要ですが、従来のオンプレミス型での防災ソリューションでは、設置コストが高く、導入まで長期間必要なことが課題になっています。
エコモットは、このような全国の様々なニーズ、課題に対して、今までの実績・ノウハウに基づいた仕様策定、クラウド型での防災ソリューションを提供してまいります。
■第7回IoT/M2M展(春)について
無線通信技術、センサーをはじめ、遠隔監視、生産管理等のアプリケーション、AIを活用したデータ分析等様々なソリューションが一堂に集結する国内最大級のIoT/M2Mの展示会です。
・会期: 2018年5月9日(水)~11日(金)
・時間: 10:00~18:00(最終日のみ17:00まで)
・会場: 東京ビッグサイト 西2ホール(小間位置:西5-48)
・URL : http://www.m2m-expo.jp/About_Haru/About/
会社概要
■エコモット株式会社について
エコモットは2007年の創業以来IoT専業のソリューションベンダーとして、センサー・自社開発通信デバイスの提供を行うとともに、多様な顧客ニーズに応じたカスタマイズ、現場での設置ノウハウを提供し、あらゆる「モノ・コト」からセンシングを可能にするソリューションを提供しています。2017年6月に札幌証券取引所アンビシャス市場へ上場いたしました。
所在地 : 北海道札幌市中央区北1条東2丁目5番2号 札幌泉第1ビル1階
代表者 : 代表取締役 入澤 拓也
設立 : 2007年2月
資本金 : 1億円(2018年3月末現在)
事業内容 : IoTインテグレーション事業
企業サイト: https://www.ecomott.co.jp/
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