1/2村人? 関係人口に着目した「分数住民」向けポイントカー...

1/2村人? 関係人口に着目した 「分数住民」向けポイントカード誕生! 地域貢献・健康増進にポイント付与、 マイナンバーカードの地域ポイントとも連携!

多摩川源流に位置する人口約740人の山梨県小菅村(村長:舩木 直美)では、地域外から地域と関わりを深める「関係人口」に着目し、村外から村を応援してくれる方を「1/2村人(ニブンノイチ ムラビト)」と位置づけ、その方々にも村づくりに参加するインセンティブを提供するポイントカードシステム『こすげ村人ポイントカード』の運用を、平成30年5月より開始いたしました。


ポイントカード


■『こすげ村人ポイントカード』の運用に至った背景

全国で過疎・高齢化が進む中、地方創生の旗印のもと、移住定住促進の取り組みが活発に行われていますが、近年、移住者増による「定住人口」だけでなく、都市住民が農山村部でのボランティア活動に参加したり、地域住民と交流するなど、地域外から地域と関わりを深める「関係人口」の重要性に注目が集まっています。


小菅村では、平成27年度に策定した小菅村地方創生総合戦略で、「分数住民」の概念を掲げ、観光等で村を訪れる人(交流人口)を「1/3村人」、村に愛着を持ち地域づくりに関わる人(関係人口)を「1/2村人」、村内に居住する人(定住人口)を「1/1村人」と位置づけ、「1/3村人」→「1/2村人」→「1/1村人」へとステップアップしてもらう取り組みを進め、平成27年から平成29年の過去3年間、毎年人口が増加するなど大きな成果を挙げています。


『こすげ村人ポイントカード』は、この流れをさらに加速させるために、「1/2村人」と「1/1村人」を対象として、2種類を作成・配布します。

1/2村人カード:村外に居住するが、小菅村に愛着・関心を持ち、

        小菅村を応援してくださる方

1/1村人カード:村内に居住する小菅村民


カードの運用については、株式会社サイモンズが運営する「サイモンズポイントシステム」を活用します。


<1/2村人カードについて>

1/2村人カードは、村内の主要観光施設である道の駅こすげ、小菅の湯、フォレストアドベンチャー・こすげでの買い物100円ごとに1ポイントを付与する他、村外の加盟店及び「サイモンズポイントモール」を経由したネットショッピングでも買い物金額に応じたポイントが付与されます。


<1/1村人カードについて>

1/1村人カードは、1/2村民カードと同様に村内観光施設の利用ポイントに加えて、マイナンバーカードの地域ポイントとも連携しています。また、小菅村オリジナルポイントとして、ウォーキングの歩数に応じたポイントや、村内施設の利用、健康診断など、村の活性化と村民の健康増進を目的としたポイントの付与も行われ、獲得したポイントは、500ポイントごとに村内の商店等でも使用できる500円分の金券と引き換えられます。

加えて、1/1村人カードにはIC機能も搭載されており、今後は村内施設の鍵として使用するなど、様々な展開を検討しています。


そして、カードの最大の特徴は、有効期限が切れて失効したポイントが小菅村へ寄付をされることで、寄付された失効ポイントは、多摩川源流域の自然保全や、村内外の方に向けたサービス向上に役立てられます。


カード事業実施におけるメリットイメージ


カードをPRする小菅村役場職員



■今後の展望

小菅村では、この取り組みを通じて、村内のマイナンバーカードの申請人数も増加しており、まずは山梨県内のマイナンバーカード取得率No.1を目指して、1/1村人カードの普及に向けた活動を進めています。また、今後は日本一のマイナンバーカード普及率を目指して、この取組を加速する方針です。


ポイントカードの運用は、村の主要観光施設の運営主体であり、今後の村内での地方創生事業の要となる新会社「株式会社 源」(2017年3月設立)とも連携し、小菅村の地方創生の効果の最大化を図ります。


1/1村人カードは5月上旬より本格的な運用を開始、1/2村人カードは準備が整い次第、村外の方向けに提供を開始する予定です。多く地方自治体が関心を寄せている「関係人口」ですが、実際の制度・事業まで落とし込まれた事例は全国的に見ても多くありません。人口約740人の村が挑戦する「関係人口」増加、さらには「定住人口」増加を加速させる取り組みにご注目ください。

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