神戸市との産官連携プロジェクトが2年連続で始動 神戸企業2社とスタートアップ企業で新規事業を創出
神戸市(市長:久元喜造)と株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:柳正憲、以下「DBJ」)は、Creww株式会社(代表取締役:伊地知天、以下「Creww」)[※1]と連携して、オープンイノベーションプログラム「KOBE OPEN ACCELERATOR 2018」(神戸オープンアクセラレーター2018、以下「本プログラム」)の運営を、2018年6月4日に開始します。2年連続となる今年は、神戸に拠点を置く株式会社F・O・ホールディングス[※2]と株式会社都商事[※3]の2社(以下、総称して「神戸企業2社」)が、スタートアップ企業[※4]とのオープンイノベーション[※5]により新規事業創出を目指します。
■「KOBE OPEN ACCELERATOR 2018」について
本プログラムでは、神戸で生まれた強固なブランドや多様な事業領域、顧客基盤などの経営資源(リソース)を有する神戸企業2社が、斬新なアイデアやノウハウを有する全国のスタートアップ企業に連携を呼びかけ、神戸企業2社それぞれのリソースを活用した新しい事業や産業を創出することを目的とします。これにより、神戸経済の成長や地方発の日本経済全体の活性化を目指します。
神戸市は、2017年にCrewwと連携して、関西方面に拠点を置く地場企業6社と全国のスタートアップ企業とのオープンイノベーションによる新規事業の創出を目的とした神戸市初のプログラム「KOBE OPEN ACCELERATOR」(神戸オープンアクセラレーター)を開催しました。その結果、地場企業5社と全国9社のスタートアップ企業との連携開始に至りました。本プログラムは、その流れを受け継ぐもので、今年は新たにDBJが主な運営者として加わりました。
昨年に続き2回目の開催となる本プログラムでは、地域社会や経済に新しい風を吹き込むスタートアップ企業を支援し、イノベーションのエコシステム形成を目指す神戸市が、新たな試みとして、実証実験のフィールド提供などの相談窓口を用意し、神戸企業2社とスタートアップ企業の連携による新規事業開発を支援します。
本プログラム開始の2018年6月4日には、「KOBE OPEN ACCELERATOR 2018」専用のウェブサイトを開設し、神戸企業2社に対する新規事業の提案を希望するスタートアップ企業からのエントリーの受付いたします。神戸企業2社とスタートアップ企業は、初期的なシナジーの確認から協業のゴールに至るまでに向けて、新規事業案のブラッシュアップを行い、強力な連携機会を発掘していきます。
DBJは、今後も、全国の自治体や地元企業に対し、スタートアップ企業とのオープンイノベーションによる新規事業創出支援プログラムを提案し、地域産業全体の活性化、新しい市場の育成、新規雇用拡大の促進に貢献していきます。
■「KOBE OPEN ACCELERATOR 2018」の概要
1.参加企業
神戸市内に本社を置く企業2社(50音順)
株式会社F・O・ホールディングス、株式会社都商事
2.運営
株式会社日本政策投資銀行・神戸市・Creww株式会社
3.支援企業
東京建物株式会社
(本プログラム期間中、参加企業やブラッシュアップに進んだスタートアップ企業に対し、東京建物株式会社が運営する会員制シェアオフィス「+OURS(プラスアワーズ)」のコワーキングスペース(八重洲・新宿)を無料で開放します。)
4.エントリー期間
2018年6月4日(月)~2018年6月22日(金)
5.専用ウェブサイト
https://dbj-i.net/ja/collaboration/kobeoa2018
(2018年6月4日(月)公開)
6.概要
運営が協力して、参加企業に対するスタートアップ企業からの提案募集からマッチング、協業に至るまでのプロセスを、参加企業と共同で進めます。スタートアップ企業は、専用ウェブサイトにて登録無料のcrewwスタートアップアカウントに登録することで、どなたでも複数の参加企業に対してそれぞれエントリーすることができます。エントリーしたスタートアップ企業は、エントリー期間終了後、参加企業と新規事業案のブラッシュアップを行いながら、2度のセレクションを経て、参加企業との協業を協議していきます。そして、プログラムの最後には、参加企業との協業内容の発表を目指します。
<関連URL>
▼(2017年開催)「KOBE OPEN ACCELERATOR」(神戸オープンアクセラレーター)専用ウェブサイト
https://creww.me/ja/collaboration/kobe-2017-01
▼(2017年開催)「KYOTO OPEN ACCELERATOR」(京都オープンアクセラレーター)専用ウェブサイト
https://dbj-i.net/ja/collaboration/kyoto-2017-8
■参考
※1 Creww( https://company.creww.me/ )
国内最大級のスタートアップコミュニティを運営する企業。2012年の創業以来、約5年間で、スタートアップ企業と大企業による新規事業創出を目的としたオープンイノベーションプログラムを約100社の大企業と実施し、約400件の協業を実現。これらの豊富なノウハウを活用し、スタートアップ企業を取り巻く環境の改善を提案することで、スタートアップ企業を中心としたコミュニティーを活性化し、日本経済の発展に貢献する。
DBJとCrewwは、2017年6月に新たな新規事業創出支援プログラムの構築を目的に業務提携を発表。DBJは、Crewwと連携し、2017年9月には、第1弾のプログラムとして、京都に拠点を置く企業4社とスタートアップ企業とのオープンイノベーションによる新規事業創出を目的としたプログラム「KYOTO OPEN ACCELERATOR」(京都オープンアクセラレーター)を開始。2018年2月に、京都企業4社と全国6社のスタートアップ企業との連携による新たな事業創出に向けた連携の開始を発表した。
※2 株式会社F・O・ホールディングス
神戸市で生まれた、子ども服の企画から販売までを一貫して手掛ける株式会社F・O・インターナショナルおよび海外子会社の管理業務を行う企業。独自の商品企画力を強みに、国内では「F.O.KIDS」「BREEZE」「apres les cours」「ALGY」を中心として、約350店舗(2017年6月末時点)を展開している。
※3 株式会社都商事
神戸市本社を中心に、全国の商業店舗やECサイトの運営から不動産事業にわたるまで11の事業を営む企業。「新しい価値は、人の近くで生まれる」という考えのもと、現場の声を次の商品や事業に反映させて新規事業を育てている。近年では、ヘルスケア領域(健康経営支援やナツメなどのスーパーフード)や介護領域にもチャレンジをしている。
※4 スタートアップ企業
独自の技術やアイデアによって前例のないビジネスモデルを創造し、既存市場に挑戦する成長速度の速い企業。
※5 オープンイノベーション
自社の有する経営資源や技術に頼るだけでなく、社外からの技術やアイデア、サービスを有効に活用し、革新的なマーケットを創造すること。
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