Braze(旧Appboy)がアジア太平洋地域で事業を拡大
マーケティング・オートメーションの先進企業が シンガポールにアジア初となる拠点を開設
2018.05.22 15:00
【シンガポール発、2018年5月22日】
プッシュ通知、メールおよびアプリなどを通じたメッセージングによる顧客エンゲージメント・プラットフォームを提供するBraze(旧Appboy)は本日、シンガポールに新しいオフィスを開設したと発表しました。このアジア太平洋地域での実質的な活動拠点の設置は、同地域におけるBrazeの持続的なサービスの提供、既存顧客のサポートおよび事業の拡大に向けた投資へのコミットメントをさらに強固にするものです。
Brazeの CEO兼共同創業者のビル・マグナソン(Bill Magnuson)は次のように述べています。「Brazeは、当社の最も戦略的な顧客数社が拠点を置くアジア太平洋地域でのプレゼンス拡大に注力しています。当社の世界における持続的な成長はシリーズD投資ラウンドの直後に始まり、シンガポール・オフィスの開設はアジアにおける事業拡大戦略の中核に位置付けられています。現在35カ国で400社を超える顧客企業と提携しています。今後、世界でのプレゼンスを拡大し続けることで、顧客企業をより効果的にサポートし、高度なメッセージング体験を世界中の消費者に広げていきたいと考えています」
Brazeアジア太平洋地域のシニア・ディレクターとしてシンガポール・オフィスを統括するベン・グリン(Ben Glynn)は、モバイル決済からマーケティング・オートメーションまで様々な分野のソリューション・プロバイダ事業に10年以上携わり、直近ではEmarsys Marketing Cloudで戦略担当者を務めました。グリンのデジタル・マーケティング技術とアジア太平洋地域に関する知識を活かすことで、Brazeは既存の顧客基盤により良いサービスを提供し、主要市場での成長を加速させていきます。
Brazeは今回のアジア太平洋地域でのオフィス開設に当たりシンガポール経済開発庁(EDB)の協力を得ており、一定期間で成功事例を育成するインキュベーションに取り組みます。このインキュベーション期間中、Brazeは世界的なエレクトロニクス企業であるLG、Lazada傘下のオンライン食料品配達会社であるRedMart、タイのeマーケットプレイス運営企業であるKaideeをはじめ、シンガポールに本社を置く50社以上の企業にサービスを提供します。アジア太平洋地域で戦略的投資を行うことにより、既存の顧客企業に対して地域に根付いたサポートを提供するとともに、新たな企業に世界クラスのサービスを導入するための態勢を整えます。Brazeのアジア太平洋地域における年間経常収益(ARR)は2016年以降、前年比2.5倍のペースで成長しています。
RedMartのマーケティング・ディレクター、ジーン・トーマス(Jean Thomas)氏は次のように述べています。「当社が評価したすべてのプラットフォームの中でBrazeが最も強固な能力を有すると判断しました。Brazeは、顧客オンボーディング/リテンション全般でマーケティング活動を拡大する当社の取り組みをサポートするパートナーであり、メールとプッシュ通知における最良の経験を提供してくれます」
Kaideeのヘッドコーチ兼CEOのティワ・ヨーク(Tiwa York)氏は次のように述べています。「Braze は適切なメッセージを適切なタイミングで適切な人に送ることを可能にし、当社の顧客エンゲージメント戦略の必要不可欠な要素となっています。当社にとってBrazeは単なるマーケティング・ツールではなく、当社のプラットフォームにおけるユーザー体験全般の改善に役立つツールとなっています。データをマーケティング行動に変換する能力をもたらすBrazeの導入以来、お客様とのエンゲージメントは大幅に拡大しています。当社は、Brazeが東南アジアでオフィスを開設し、当地域における長期的なコミットメントを示していることを非常に喜ばしく思っています」
Brazeはシンガポール以外にニューヨーク、サンフランシスコ、ロンドンにオフィスを構えています。過去1年に急成長を遂げ、ICONIQ Capitalの主導により2017年第3四半期に実施したシリーズD投資ラウンドで5,000万ドルの資金を調達しました。その結果、Brazeの時価総額は4億ドルを超え、持続的成長に向けてアジア太平洋地域での地位が強化されています。また、様々なプラットフォームにおけるブランドと消費者の関係構築に対する当社のコミットメントをより分かりやすく伝えるための戦略上の変更として、AppboyからBrazeへのリブランディングも実行しました。
ICONIQ Capitalのアジア担当ヘッド、ラジーブ・ナタラヤン(Rajeev Natarajan)氏は次のように述べています。「当社は世界の業界最高レベルのテクノロジー企業と協業する中でBrazeを新世代のイノベーターと評価しており、同社のアジア太平洋市場への進出を支援しています。Brazeはアジア太平洋地域で持続的に成長する体制を整えており、当社はシンガポールおよびその他の地域での継続的な成功をサポートすることを楽しみにしています」
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Braze(旧Appboy)について
Braze(旧Appboy)はプッシュ通知やメールおよびアプリなどを通じたメッセージングによる顧客エンゲージメント・プラットフォームを提供する企業です。Brazeのプラットフォームは、特に現在のモバイル・ファーストの世界と未来のアンビエント・コンピューティングの世界に対応するよう構築されています。Brazeは、今日のオンデマンドで常につながっている顧客に対応できない数十年前のデータベースを置き換え、リアルタイムで継続的なデータ・ストリーミングを可能にするプラットフォームとして独自の地位を築いています。データ、テクノロジー、チームが一体となって連携するBrazeプラットフォームは、より本格的なマーケティングを可能にするとともに、ブランドに人間味を与え、あらゆる体験でお客様の満足度を高めます。
毎月10億人を超えるアクティブユーザーへの数百億通のメッセージがBrazeのテクノロジーを通じて管理されています。Brazeは数百人の従業員を抱えるベンチャー企業で、ニューヨーク、サンフランシスコ、ロンドン、シンガポールにオフィスを構えています。直近では、「Forrester WaveTM:モバイル・エンゲージメント・アワード2017年第3四半期評価」でリーダーに選ばれました。また、Digiday Signal Awardの「ベストCRM」、Business Insiderの「トップ10 アップスタート」、Forbesの「クラウド100ライジング・スター」、Deloitte の「テクノロジーFast 500リスト」の第21位に選ばれています。詳しくは、https://www.braze.com/ をご覧ください。