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公開講座「東京2020大会に向けた輸送戦略」開催  ~オリンピック成功のカギとなる交通対策とは?~

2018.06.06 11:00

芝浦工業大学(東京都江東区豊洲/学長 村上雅人)では、公開講座「東京2020大会に向けた輸送戦略」を7月7日(土)に行います。選手村やアリーナが整備される予定の湾岸エリアに豊洲キャンパスを持つ芝浦工業大学。講師である土木工学科の岩倉成志教授は、鉄道や車など各種交通計画・政策案を念頭においた交通行動の分析と交通計画を専門に研究を行っています。過去のデータや自ら考案した数式に基づき、交通量や渋滞予測などを行い、多くの交通プロジェクトのプラン作成にも参画しています。今回、東京都ならびに東京メトロの担当者も交えた講座を開催し、2年後に迫った東京オリンピック・パラリンピック競技大会の交通計画について参加者とともに考えます。


過去のオリンピック例も参考に


公開講座「東京2020大会に向けた輸送戦略」

https://extension-programs.shibaura-it.ac.jp/otc/otc_toyosu/25.php



■なぜオリンピックの成功=「輸送戦略」なのか?

2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピック競技大会では、多くの観客、選手、イベントスタッフの移動が見込まれます。都市活動や経済活動を低下させずにオリンピックを成功させるためには、安全かつ確実な関係者の輸送、観客の誘導、物流の確保など、交通に関するさまざまな課題が浮き彫りになっています。例えば、大会時の交通対策を行わない場合、首都高の渋滞は現状の約2倍近くまで悪化することが想定されています。1964年に開催された東京オリンピックでは、それらを解消するため新幹線や首都高速道路などのインフラ設備が大幅に整えられました。しかしすでに輸送能力が高くなっている現在の東京では、インフラを「つくる」のではなく、過去に造られた遺産(レガシー)を「活用」し、正確な輸送戦略を立て、いかにその戦略に多くの都民の理解・協力を得られるかという点が、オリンピックを成功に導くカギとなります。



■講座の見どころ

交通マネジメントのあり方を専門的見地から検討する交通輸送技術検討会のメンバーが考える「成功するオリンピック」は、どのようにして生まれるのか?私たち都民はどのようなオリンピックマインドを持つべきなのか?岩倉教授が、東京都オリンピック・パラリンピック準備局 松本課長、東京地下鉄株式会社(東京メトロ) 岩本課長を講師として招き、実践的な輸送計画についての講演を行います。円滑な大会運営を期するため、専門家だけでなく都民や地域で考える機会とします。


日時  :7月7日(土)13:30~16:00 全1回

場所  :芝浦工業大学 豊洲キャンパス(東京都江東区豊洲3-7-5)

受講料 :1,000円

定員  :100名(先着順)

申込締切:6月17日(日)

講師  :・岩倉成志

     芝浦工業大学工学部教授、土木学会、交通政策審議会陸上交通分科会委員

     ・松本祐一

     東京都オリンピック・パラリンピック準備局 大会施設部 輸送課長

     ・岩本大史

     東京地下鉄株式会社(東京メトロ)鉄道本部オリンピック・パラリンピック推進室課長


詳細・お申し込みはWEBサイトをご参照ください

https://extension-programs.shibaura-it.ac.jp/otc/otc_toyosu/25.php

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