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−歴史と教科書の山川出版社のWebメディア「ヒストリスト」− 「大人は歴史にどう向き合うか?1,000人調査」を実施

2018.06.06 12:00

歴史と教科書の株式会社山川出版社「ヒストリスト」編集部は、20~60代以上の男女1,081名(学生除く)を対象に「大人は歴史にどう向き合うか?1,000人調査」を実施しました。全41問の質問から、歴史への興味・関心、特に興味のあるテーマ、学生時代と現在の意識の違いなど、貴重な情報が得られました。

今回の調査を元に、運営する歴史Webメディア「ヒストリスト」のコンテンツに反映させていきます。


歴史への興味


[調査概要]

期間  :2018年5月

方法  :インターネット

調査対象:20~60代以上の男性540人/女性541人



【60%超が「歴史に興味・関心がある」 勉強は嫌いでも大人になると関心が高まる傾向】


「歴史に興味・関心がありますか?」の質問に「はい/いいえ」の2択で回答してもらいました。「はい」と答えたのは全体の60.6%と、多くの大人は歴史に関心を持っていることがわかりました。

特に、男性の関心が高く「はい」は66.7%。女性の54.5%を大きく上回りました。



また、日本史には58.6%、世界史には45.2%が興味・関心があると答えました。


いっぽう、学生時代に歴史の勉強が好きだったと答えた人は44.0%にとどまりました。学校の勉強は好きではなくても、大人になると歴史に関心を持つ人が一定数いることがわかります。




【「歴史を知りたい・学びたい」人に対し、「歴史を知る・学ぶための行動をしている」人は半数以下】


「あなたは現在、歴史を知りたい・学びたいと思いますか?」に「はい」と答えたのが53.9%。興味・関心とともに歴史を学ぶ意欲も高いのです。



いっぽう、「あなたは現在、歴史を知る・学ぶための行動をしていますか?」には「はい」が24.0%にとどまりました。

歴史を知りたい人のうち、行動できている人は半数以下。理由を聞くと「忙しい」「他にすることがある」といった時間的な障壁の大きいことがわかりました。




【「語呂合わせで暗記の経験あり」が60% 大人は暗記に意義を見出す人は少数派】


「語呂合わせで歴史上の人名や年代、事件などを暗記しようとしたことはありますか?」には60.0%が「はい」。テストの成績を上げるためには暗記が重要であり、楽しく覚えられる語呂合わせは広く活用されています。



では、一般的には学校や受験のテストがない大人にも、歴史を暗記することは重要でしょうか?「歴史を暗記することは、これからのあなたにとって意義がありますか?」には67.5%が「いいえ」と回答しています。




【自国の歴史を外国人に説明できないと恥ずかしい 歴史を知ることは自分のルーツを知ること】


「自分の国の歴史を知らないことは恥ずかしいと思いますか?」には過半数の56.3%が「はい」と回答しました。「常識だから」「自分の国だから当たり前」といった意見のほか、「外国人に説明できないから」「自国の歴史を知ることは自分のルーツを知ること」「現代または未来を考えるヒントになるから」など一歩踏み込んだ理由が、多くの人から挙げられました。




【人気の時代(日本史)は戦国、江戸時代、幕末が上位で拮抗】


「どの時代の日本史に特に興味がありますか?(複数回答可)」の質問には、1位「江戸時代(幕末除く)(57.7%)」、2位「幕末(56.6%)」、3位「戦国・安土桃山時代(55.8%)」がほぼ横並び。男女別に見ると、「戦国・安土桃山時代」は男性の、「奈良・平安時代」は女性の興味が高いことがわかりました。




【好きな人物は「織田信長」「坂本龍馬」のツートップ 女性(?)では「卑弥呼」が上位に】


「好きな歴史上の人物を教えてください(フリー回答で何人でも)」には、100名以上の人物名が挙げられました。中でも人気は、戦国と幕末のスーパースター2人。

トップテンの得票は以下の通りです。


1位 織田信長(91票)

2位 坂本龍馬(67票)

3位 徳川家康(35票)

4位 豊臣秀吉(21票)

5位 西郷隆盛(19票)

6位 卑弥呼(14票)

7位 伊達政宗(11票)

8位 聖徳太子(11票)

9位 武田信玄(10票)

10位 高杉晋作(10票)



【興味ある歴史のテーマは男性「戦争・権力闘争」、女性「人物の生き方・ヒューマンドラマ」】


「歴史のどんなテーマに特に興味がありますか?」の質問では、男女で大きく回答が割れました。「戦争・権力闘争」は男性1位(58.1%)に対して女性は4位(41.7%)、「人物の生き方・ヒューマンドラマ」は男性4位(45.6%)に対して女性は1位(65.8%)。

ほか、政治や経済は男性、文化や庶民の生活は女性の関心が高いことがわかりました。




【歴史を「覚える」から「考える」へ 歴史Webメディア「ヒストリスト」が大好評】


歴史と教科書の山川出版社は、大人のための歴史Webメディア「ヒストリスト」を運営しています。テーマは『歴史を「覚える」から「考える」へ』。暗記の科目だった歴史をいまいちど見直し、文化や出来事の背景、現代・未来へのつながりを考えるきっかけになることをねらいとしています。

スライドによるビジュアルストーリーやインフォグラフィックの手法を活用し、隙間時間にわかりやすく歴史を知ることができる構成です。


・過半数の大人の歴史への関心も学ぶ意欲もある

・やるべきことが多く歴史を知るために時間を使えない

・外国人に自国の歴史を説明できないことは恥ずかしい

・自国の歴史を知ることは自分のルーツを知ること

・男性は戦争・権力闘争、女性はヒューマンドラマに関心が高い



これらの分析を元に、「ヒストリスト」のコンテンツに反映させる予定です。


本資料の情報、および画像データを媒体にて使用される際は、出典元の明記と、下記いずれかのURLのご案内をお願い致します。


媒体名    : ヒストリスト(Historist)

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