ケルヒャー『梅雨』アンケート調査 梅雨が明けてもカビ対策は明けない! ~カビ対策が梅雨中だけではダメな理由~
2018.06.21 16:15
清掃機器の最大手メーカー、ドイツ・ケルヒャー社の日本法人、ケルヒャージャパン株式会社(代表取締役社長:佐藤八郎)は、梅雨時期に悩まされる「カビ」に関するアンケート調査を全国の30~50代の女性500名を対象に実施いたしました。
一般家庭に多く存在しているカビは至的温度が20~30度で、相対湿度が70%以上で生育する※1といわれています。また、カビの増殖について研究を行っている筑波大学・竹下典男先生に話を伺ったところ、「カビは家庭内にもたくさんいる微生物です。カビは菌糸を伸ばして成長し、少しの水と養分があれば幅広い環境で生育することができます」とのことでした。
気象庁のデータによると、温度が20度~30度、湿度が70%以上の状態は、梅雨が始まる5月、6月から梅雨明け後の9月まで続いており、「梅雨明け後」もカビが増殖するには適したシーズンであるといえるでしょう。
2017年平均気象データ(東京)
出典:気象庁ホームページ( https://goo.gl/ZtjBRz )
家庭内で繁殖する主なカビ
クロカビ
コウジカビ
クロカビ(クラドスポリウム)、コウジカビ(アスペルギルス)、アオカビ(ペニシリウム)、など様々なカビが家庭内から検出される。土壌や植物など環境中に主に生育するが、空気中に胞子として飛散しており、家庭内の食品、建造物の壁、天井、床などにも生育している。
※1、出典:一般財団法人食品分析開発センターSUNATEC
■Q1.湿度が高く、ジメジメする梅雨の時期は、カビの発生が気になりますか?(単一回答)
■Q2.梅雨期間中、何らかのカビの対策を行いますか?(単一回答)
梅雨時期のカビの発生が「気になる」人が約9割!
梅雨時期のカビ発生が気になるかの質問に「そう思う」「どちらかといえばそう思う」と答えた方が89%いました。また、梅雨の期間中に何らかのカビ対策を行っていると答えた人が79.4%いることがわかりました。
やはり、湿気が多くジメジメする梅雨の時期は、多くの方がカビの発生に気をつけており、カビ対策意識が高まっていることがわかりました。
■Q3.梅雨明け後は、カビの発生を気にしていますか?(単一回答)
■Q4.梅雨明け後は、カビの対策を行っていますか?(単一回答)
梅雨明け後、カビの発生を気にしていない人が約3人に1人!
梅雨明けはカビ対策の意識が弱くなる傾向あり!
梅雨明け後はカビの発生を気にしていないかという質問に「まったく気にしていない」、「どちらかといえば気にしていない」と答えた人が32.2%いました。また、梅雨明け後に何らかのカビ対策を「まったく行わない」と答えた人が24.4%いることがわかり、約4人に1人が梅雨明けはカビ対策をしていないことがわかりました。
梅雨期間中にカビ対策をしない人の割合は約5人に1人ということからも、「梅雨明け」=夏というイメージがあるためか、カビ対策に対する意識が弱まっているのではないでしょうか。
■Q5.もっともカビが増殖しやすいと思う温度は何度だと思いますか?(単一回答)
■Q6.もっともカビが増殖しやすいと思う湿度は何%だと思いますか?(単一回答)
■温度と湿度、どちらも正解の数値を選んだ人の割合は・・・
カビの増殖について正しい知識を持っている人は4人に1人以下!?
カビについて、もっとも増殖しやすい温度と湿度についてお聞きしたところ、500人中111人と22.2%の人しかカビの増殖について正しい知識を持っている人がいないことがわかりました。(Q5で20度~24度、25度~29度を選び、Q6で71~91%以上を選んだ人)
さらに、Q3,Q4から分かるとおり梅雨明け後は、カビ対策の意識が薄れてしまう傾向にあります。梅雨明け後も温度、湿度ともにカビが増殖しやすい環境が続くため、継続して対策を行う必要があるといえます。
梅雨時期のカビに関するエピソード
・梅雨入り前に浴室の天井を掃除した時、発生していなかったカビが、梅雨入りした途端に発生していたのがショックだった。(50代)
・梅雨時はじめじめして鬱陶しく、油断しているとすぐにカビが発生してしまう。結局こまめに掃除するしかない。(50代)
・カーテンやベッドのマットレスに生えてしまい、どのように対処したら良いのかわからない。(30代)
・梅雨時には、浴室の壁や天井によくカビが発生します。カビ取りで掃除をするのですが、すぐに同じ所に発生するので困ります。(30代)
■調査概要
調査主体:ケルヒャージャパン株式会社
調査対象:30~50代の女性500名
調査方法:WEBアンケート
調査時期:2018年6月7日(木) ~11日(月)
カビって何?
カビは、環境中に数多く存在する微生物で、菌糸と呼ばれる細胞を伸ばして生育します。特に土壌中では、最大体積の生き物であると考えられており、1グラムの土に含まれる菌糸の総距離は1キロメートルにも及ぶという推定もあります。コウジカビのように伝統的な発酵食品(酒・醤油・味噌など)の生産に関わるもの、有用な酵素や化合物の生産といったバイオ産業や、抗生物質や血中コレステロール低下剤などの医薬産業でも利用されています。一方で、免疫不全の人間や農作物の細胞に侵入し病原性を示し甚大な被害をもたらすものもあり、医学・農業分野で大きな問題となっています。
竹下典男
2006年 東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命工学専攻(農学博士)
2006年 カールスルーエ大学微生物学部フンボルト財団フェローポスドク
2008年 カールスルーエ工科大学微生物学部リサーチアソシエイト, グループリーダー
2016年 筑波大学生命環境系助教
スチームクリーナー&窓用バキュームクリーナーで手軽なカビ対策!
梅雨が明けても、温度、湿度ともにカビが増殖しやすい環境は続くようです。カビ対策では、カビが根深くなる前に普段からこまめに掃除を行うことが大切です。梅雨が明けたからと対策の掃除を怠ってしますと、知らない間にカビを増殖させてしまいます。
約100℃の高温スチームで掃除できるケルヒャーのスチームクリーナーを使用すれば、洗剤等を使わずに家中のカビ対策ができます。お風呂やキッチン等の水まわりだけでなく、湿気や皮脂汚れなどでベタつきが気になるフローリングの除菌にも活躍。また、水気をなくすことが有効なお風呂のカビ対策としては、窓用バキュームクリーナーがおすすめです。電動で水滴を吸引するため、拭き取り後のぞうきんを何度もしぼる手間もかかりません。
「梅雨明け後」も油断できないカビ対策はケルヒャー製品でスッキリお掃除してみてはいかがでしょうか。
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