財務分析に特化した「RM財務格付」の与信判断指標を改良 従来よりさらに判断しやすい評価指標へ
与信管理ASPクラウドサービスを提供するリスクモンスター株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:藤本 太一、以下 リスモン)は、2018年6月17日より財務分析に特化した「RM財務格付」の与信判断指標を改良しますのでお知らせいたします。
2012年8月より提供しております「RM財務格付」は、決算書の分析に特化した倒産確率に基づく指標となっております。当サービスは定量分析を重視して取引先の信用評価をされている企業様で広くご活用いただいております。
この度、従来の「RM格付」ロジック改定と同時に「RM財務格付」の全面的な改良を行い、現在4段階で評価しているRM財務格付をRM格付と同様に6段階評価(小文字のa~f)に変更いたします。
1、「RM財務格付」の改定ポイント
(1)倒産確率の適時化
経済環境や景気動向の変化により、倒産のトレンドは常に変化しております。下表のとおり、2017年3月から2018年3月の1年間で比較しても、各財務指標における要警戒領域の倒産確率も変化が生じていることが分かります。これらの倒産トレンドの変化に対応するために、定期的に倒産実績の集計を行い、格付と倒産確率の乖離が生じないように調整を行っております。
(2)定量分析の強化
安全性分析、収益性分析、成長性分析、資金繰り分析などの観点において、特に倒産の相関関係が強いと考えられる要素について見直しを行い、格付ロジックへ反映することで格付精度の向上を図ります。
(3)格付の6段階化(小文字のa~f)
ロジックの構成要素をRM格付ロジックに近づけ格付を細分化いたします。またリスモンのアナリスト部門「データ工場」における日々の倒産分析、財務分析の研究結果として従来のロジックよりもさらに倒産と相関関係の高い要素を盛り込むことで、財務格付の精度が高まる見込みとなっております。
RM財務格付シートサンプル(一部抜粋)
2、新サービスリリース
この度の「RM財務格付」の改良に伴い、RM財務格付を自動算出できる新サービス「決算書分析システム」を今夏にリリースする予定です。サービスの概要は、貴社にて保有する決算書を担当者自身でご登録いただくことで、RM財務格付を自動算出するサービスとなります。
■「RM財務格付」とは
RM格付を構成している要素のうち、定量情報のみに特化して分析を行った格付です。リスモン独自の倒産企業データに基づき想定倒産確率を算出し、確率毎にa~f(小文字)での6段階の格付を付与しています。
■「RM格付」とは
企業を大きくA~Fの6段階に格付しています。この格付は倒産実績に裏付けられた独自指標で、A格の企業は倒産確率が低い、つまり倒産しにくい企業、逆にF格の企業は倒産確率が高い、つまり倒産しやすい企業といえます。
また下位格付として取り扱っているE格およびF格については、E格をE1/E2の2段階、F格をF1/F2/F3の3段階に細分化して表示しています。これにより下位格付における危険度をより明確に判別できるようになっています。
■リスモンの概要(東京証券取引所第二部上場 証券コード:3768)
2000年9月設立。同年12月よりインターネットを活用した与信管理業務のアウトソーシングサービス、ASPサービス事業を開始しました。以来サービス分野を拡大し、現在は与信管理サービス、ビジネスポータルサイト(グループウェアサービス等)およびBPOサービスの3つを中核事業と位置づけ、事業展開しております。
リスモングループ法人会員数は、2018年3月末時点で11,440(内、与信管理サービス等5,907、ビジネスポータルサイト等3,058、その他2,475)となっております。
プレスリリース添付資料
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