紙面が広がる製本様式「spreak」採用の『なんでもたしざん』 造本装幀コンクールにて日本書籍出版協会理事長賞を受賞
2018.06.25 13:00
株式会社オークラ出版(本社:東京都目黒区、代表取締役社長:長嶋 うつぎ)は、第52回造本装幀コンクールにて日本書籍出版協会理事長賞(児童書・絵本部門)をうけました。
『なんでもたしざん』は、物とモノを足し算する新発想の絵本です。ヒマワリ+猫の足し算であれば、答えのライオンが下に広がる大きな画面で描かれています。自由に想像する楽しさや、ワクワクする気持ちをかき立てられるような、子どもの想像力をのばす絵本になっています。
『なんでもたしざん』書影
なお、同作品は、図書印刷株式会社(本社:東京都北区、代表取締役社長:川田 和照 以下、図書印刷)が開発した紙面が広がる製本様式の「spreak(スプレック)」を採用しています。
『なんでもたしざん』使い方参考動画
【概要】
■書名 :なんでもたしざん
■絵 :NAIJEL GRAPH
■文 :NAIJEL GRAPH・NEWTON
■アートディレクション:NEWTON
■対象 :3才~
■ジャンル :絵本
■発売日 :2017年12月22日
■定価 :本体1,100円+税
■判型 :A5変形
■仕様 :ハードカバー・オールカラー
■発行・発売 :株式会社オークラ出版
■ISBN :978-4775526958
「spreak」シリーズは、『紙面が広がる・夢が拡がる』をコンセプトとして図書印刷が開発した造本商材です。2016年春に上下に広がる仕様として「spreak type1」をリリースし、2017年夏には左右に広がる仕様の「spreak type2」を販売開始しました。
このシリーズは、新開発の機能を搭載した最新鋭の合紙絵本生産機(*)で製造しています。同一工場内で、合紙絵本を耐久性を高めるハードカバー仕様に製造できるのは、当社の沼津工場だけであり、安定した高品質の製品で評価をいただいています。
(*)本文を貼り合わせることで堅牢性を発揮する製本仕様
図書印刷は、文化・教育分野への事業拡大を目指す施策のひとつとして、手作業の多い特殊な造本を機械化する開発に取り組んでいます。出版社様からより多くの読者の皆様へ、驚きや発見のある本をお届けすることができるよう、今後も技術の研鑽につとめてまいります。
【著者について】
<NAIJEL GRAPH>
グラフィックアーティスト。広告やCDジャケットなどのイラスト、グラフィックを手掛ける。まや近年は頻繁に展覧会で作品を発表している。
www.naijelgraph.com
<NEWTON>
アートディレクター・デザイナー。
CDジャケット、ファッションカタログ、広告、Webなどのディレクション・デザインを手掛ける。
www.nwtn.jp