国内初、小型重機専用のワイヤレス2Dマシン掘削ガイダンスシステム Spectra Precision Laser「DDS300」発売開始
~掘削工事の生産性と安全性を向上~
株式会社ニコン・トリンブル(本社:東京都大田区)は、昨年9月の海外での発売以来、高い評価を得ているSpectra Precision Laserの新しい2Dマシンガイダンスシステム「DDS300」(米国Trimble Navigation社製)の日本国内での販売を開始いたします。
Spectra Precision Laser「DDS300」は、バックホウ、ミニショベル、小型ショベル向けに設計された深さ表示システムで、溝掘り、掘削、勾配作業時の状態を運転席のディスプレイにリアルタイムに表示することで、作業の生産性の向上と掘削確認作業の効率化を図ることが可能です。また、本システムでは、各コンポーネント間の接続をワイヤレスにすることにより、一般的な有線式ガイダンスシステムよりも設置、移動が容易になると同時に、断線による作業時間のロスや再配線等の手間を解消することで、より効率的な作業をサポートします。
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運転席イメージ
●発売概要
商品名 :Spectra Precision Laser「DDS300」掘削ガイダンスシステム
(CB300ディスプレイ、LR15レシーバ、RIB300(LR15用マウント)、RAS300アングルセンサ)×3、RPB300無線BOX、LR15用チャージャ、コンベックス、へクスキー、取扱説明書付き)
発売開始日:2010年8月4日
●製品の概要
3D(3次元)マシンガイダンスシステムは、国土交通省が推進する情報化施工の新技術のひとつとして既にNETIS登録されており、公共工事等の品質確保に役立っています。今や、建設工事において新技術の導入は必要不可欠であり、急務となっていますが、同時に導入コストの負担やシステム設置の複雑さが導入のネックともなっています。
「DDS300」は2Dという手軽さを利用して、システムの設置・移動の簡略化と低コスト化を実現しました。また、同クラスの製品では国内初となる無線通信システムを採用する事により、設置時間をさらに短縮するとともに、システム稼働時の断線による不具合も解消しています。さらに、現場環境に配慮した堅牢・省電力設計で、過酷な建設現場でも安心して作業を行えます。
運転席のディスプレイは、キー配列が直観的にわかるタッチパネル形式を採用し、初めてでも簡単に操作することができます。作業時にバケットの掘削状況をリアルタイムにカラー表示させる事により、施工精度と生産性の向上とコストの削減を図ることが可能になります。
●主な特長
1.無線式センサー採用による簡単設置とスムーズな運用
無線式センサーの採用により、ケーブルの引き回しが不要となり、設置時間の大幅な短縮を実現しました。従来の一般的な3Dシステムの場合、設置だけで数日間かかっていましたが、「DDS300」は設置からキャリブレーション終了まで、約1時間で終了します。また、ケーブルが不要になったことにより、断線による様々なロスや手間の心配もなく、スムーズな作業が可能です。
2.リアルタイム表示の7インチ大型カラーディスプレイ採用
ブーム・アーム・バケットの動きが、高速無線でリアルタイムに運転席のディスプレイにカラー表示されます。これによりオペレータは、バケットの位置を操縦席から降りることなく、画面上で確認できます。
3.警告音機能による安全作業領域の確保
警告音機能搭載により、深さ(電気・ガス・水管への接触破損の危険回避)及び高さ(電線・障害物等の回避)の安全作業領域の確保が可能です。また重機の損傷が抑えられます。
4.レーザ使用による連続作業の実現
レーザを水糸の代わりに使用する事により、複数のベンチマークを設置する必要がなくなり、連続的な作業が可能となりました。
5.生産性・収益性のアップ
・掘削過不足による手戻り作業に伴う材料費・運搬費・人件費の削減が図れます。
・夕刻の薄暗い時間での掘削作業が可能となり、実作業時間の増加が可能となりました。
・重機の稼働率向上と省燃費実現が図れます。
・オペレータ以外の測定者は不要です。
6.安全性の確保
オペレータは操縦席を離れた測定作業が不要となるため、危険性が軽減されます。
7.省電力設計
各センサーは単三電池3本で約400時間使用可能、さらに、作業中断時は5分でスリープモードがオンになります。
●2010年度目標販売台数
100台
●標準小売価格
1,280,000円(税込1,344,000円)
●「DDS300」製品情報
http://www.nikon-trimble.co.jp/products/dds300.html
【ニコン・トリンブルについて】
株式会社ニコン・トリンブル(本社:東京都大田区、代表取締役社長兼CEO:丹澤 孝)は、株式会社ニコン(本社:東京都千代田区)と米国Trimble Navigation Limited(本社:米国カリフォルニア州)との出資比率50:50の合併企業として、2003年に発足。ニコンの高度な光学技術力と、Trimbleのポジショニング技術の先駆的展開をベースに、測量、建設、農業、GIS分野においてユーザの生産性向上をサポートする地理空間情報ソリューションを提供しています。
◆ニコン・トリンブル ホームページ
http://www.nikon-trimble.co.jp/
【お客様の問い合わせ先】
株式会社ニコン・トリンブル
担当:コンストラクション営業部 香川
TEL :03-3737-9411
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