あなたが好きな「音楽」がテーマの映画・マンガ・アニメ作品は? 「のだめカンタービレ」、マンガで1位、映画、アニメで2位にランクイン
~「のだめカンタービレ」のドラマ・アニメのクラシック監修 茂木大輔さんのメッセージをご紹介~
2018.07.11 10:00
株式会社ヤマハミュージックジャパン(本社:東京都港区、代表取締役社長:押木正人)は、本年5月1日~23日、ヤマハミュージックメンバーズ*の会員を対象に、「音楽」がテーマの映画、マンガ、アニメ作品で好きな作品などを尋ねるウェブアンケートを行い、全国の987名から回答をいただきました。
本アンケート結果では、クラシック音楽をテーマに描いた「のだめカンタービレ」(二ノ宮知子作)が、マンガで1位、映画、アニメでいずれも2位となりました。さらに「映画・マンガ・アニメのなかで使用されている音楽で最も好きな曲」にも、同作品に登場する曲が選ばれるなど、絶大な支持を得ました。
また、映画・マンガ・アニメ作品から影響を受けて「演奏してみたいと思った楽器があった」と8割の方が回答し、その楽器としてはピアノが圧倒的に多く、次いでギター、バイオリン、サクソフォンなどが挙がりました。
今回「のだめカンタービレ」の好結果を受け、同作品のドラマ・アニメのクラシック監修を担当し「茂木大輔の生で聴く“のだめカンタービレ”の音楽会」を企画し長年全国で開催しているオーボエ奏者 茂木大輔さんのコメントもご紹介します。
ヤマハミュージックメンバーズでは、季節や暦に合わせたテーマを設け「みんな教えて!」をタイトルとしたアンケートを隔月で行い、ユニークな結果をご紹介してまいります。
*「ヤマハミュージックメンバーズ」は、音楽を楽しむ皆さま、ヤマハの製品やサービスをご愛用のお客さまにより充実した音楽ライフをお送りいただくための会員制サービスです。音楽や楽器に関する情報をお届けするほか、会員限定イベントや各種優待など、さまざまなサービス・特典を提供しています。スタンダード会員(年会費無料)・プレミアム会員(年会費有料)があります。
▼ヤマハミュージックメンバーズ Webサイト
<アンケート実施概要>
■アンケート名:
【みんな教えて!】
「音楽がテーマの映画・マンガ・アニメの中で好きな作品は何ですか?」
■回答方法:
ヤマハミュージックメンバーズWebサイトでのアンケート
■対 象:
ヤマハミュージックメンバーズ会員
■実施期間:
2018年5月1日 (火)~ 5月23日 (水)
■回答数:
987名
首都圏、主要都市を中心に北海道から沖縄県までの、10代~80代の方。
男女比は、男性48%、女性52%。
▼アンケート結果は、下記サイトで公開します。
https://member1.jp.yamaha.com/topics/detail/id=17193
<アンケート結果> ※【質問4】以外は、すべて複数回答不可。
テレビCMや音楽の教科書でもおなじみの「ド・レ・ミの歌」「エーデルワイス」「私のお気に入り」などが登場する映画『サウンド・オブ・ミュージック』が1位でした。ほとんどの世代で1位となり、世代を超えて親しまれていることがわかります。次いで2位は、クラシック音楽の世界を描く映画『のだめカンタービレ 最終楽章』『アマデウス』でした。『のだめカンタービレ 最終楽章』は、女性の回答が8割を占める結果となりました。
上位作品は、全体的に女性の回答数が男性を上回っていますが、『アマデウス』『セッション』は、男性が上回りました。
『のだめカンタービレ』が圧倒的な支持を得ました。またすべての世代においても1位となり、広く愛されていることがわかります。ドラマ化、映画化もされた作品として相乗効果もあるのではないでしょうか。
4位の『いつもポケットにショパン』は、1980年代の「別冊マーガレット」連載作品です。現在放送されているNHK連続テレビ小説「半分、青い。」にも登場したことで、懐かしく思い出した方も多かったのかもしれません。
【質問2】【質問3】のマンガとアニメで、最も好きな作品上位3位には、広く知られているクラシック曲が多く登場する『ピアノの森』『のだめカンタービレ』『四月は君の嘘』という同じ顔ぶれが並びました。
アニメでは、いずれも女性の回答が多いのが特徴です。一方、『響け!ユーフォニアム』『けいおん!』は、男性の回答が多数を占めています。
※ディズニー作品『ファンタジア』、スタジオジブリ作品『耳をすませば』は、【質問1】での回答もありました。
「演奏してみたいと思った楽器がある」という方は8割を超えています。映画・マンガ・アニメの影響力の大きさがあらわれているようです。
映画・マンガ・アニメの「最も好きな作品」のランキングで人気の作品に関わる楽器が上位に入っています。そのなかでも、ピアノの回答数は突出しています。
「最も好きな曲」として、全体で281曲もの楽曲が寄せられました。そのなかで、映画『のだめカンタービレ 最終楽章』のエンディングテーマでもあるガーシュインの「ラプソディ・イン・ブルー」、物語に登場したベートーヴェン「交響曲第7番」が、それぞれ1位、3位となりました。
幅広い年代の方に人気の曲は「シング・シング・シング」でした。複数の映画で流れるほか吹奏楽ポップスのナンバーとしても広く親しまれ、特に吹奏楽経験者には、なじみのある曲です。
<「のだめカンタービレ」の魅力について、茂木大輔さんが語る>
本アンケートでは、「のだめカンタービレ」が、マンガで1位、映画、アニメで2位などと、高い支持を得ました。この結果を受け、オーボエ奏者の茂木大輔さんに「のだめカンタービレ」の魅力をお聞きしました。茂木さんは、長年、同作品に登場する曲を生のオーケストラで演奏するコンサート「茂木大輔の生で聴く“のだめカンタービレ”の音楽会」(http://www.kasugai-bunka.jp/nodame)を全国で開催しています。
■茂木大輔さんのメッセージ
連載終了から10年近く経つ「のだめカンタービレ」の人気に、あらためて驚きを感じました。その要因としては、音楽を実際に演奏したり聴いたりしている方が読んでも違和感を感じない、専門分野への敬意と徹底した取材があり、クラシック音楽の素晴らしさ、深さを描きつつ、優しいユーモアでストーリー全体を包み込んでいる点などが挙げられると思います。
ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番の本番のシーンでは、ミルヒーが千秋に振り向いて「さあ、行きますか。楽しい音楽の時間デス。」と言うのですが、目は笑っていません。僕たち音楽家にとって、本番は決して楽しくなどない恐怖の時間ですが、ミルヒーほどの巨匠もそれを感じている描き方に、二ノ宮先生の物凄い洞察を感じて鳥肌が立ちました。
僕たちの企画「茂木大輔の“生で聴く のだめカンタービレ”の音楽会」も、初演から12年を経て、まもなく全国で100回という公演数を記録していますが、その根本にこうした原作・映像の大きな支持があったことを再確認しました。
茂木大輔(もぎ だいすけ)さん プロフィール
1981年、ミュンヘン国立音楽大学院に留学。シュトゥットガルト・フィルハーモニー管弦楽団第一奏者を経て1991年よりN響首席オーボエ奏者を務める。東京音楽大学指揮科・大学院に学び、指揮者としても活躍。そのほかにも作曲、企画、執筆、「のだめカンタービレの音楽会」企画・指揮と、活動は多岐にわたる。
◆リリース資料PDF
https://www.atpress.ne.jp/releases/161034/att_161034_1.pdf
<この件に関する一般の方のお問い合わせ先>
株式会社ヤマハミュージックジャパン 事業企画部 ミュージックメンバーズ課
〒108-8568 東京都港区高輪2-17-11
TEL:03-5488-6685(月~金 10:00~17:45 ※祝祭日を除く)
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