2018年7月14日(土) 別府ロープウェイ 高原駅 リニューアルオープン
阿蘇くじゅう国立公園・鶴見岳(高さ1,375m)の山上に位置する鶴見山上駅(高さ1,300m)まで10分でご案内する「別府ロープウェイ」。
この度、山麓側に位置する別府高原駅を大幅改装いたしました。
内装の一新、各案内の多言語表記、山上中継ディスプレイの設置等により増加の著しいインバウンドに対応するとともに国内外を問わず、できるだけたくさんのお客様に見やすくわかりやすい案内を提供できる明るく広々とした駅へと生まれ変わりました。
【リニューアルポイント】
●別府高原駅の改装
今まで分かれていた切符売り場と売店のカウンターがフロア中央でひとつになりました。
天井からの下がり壁にはピクトグラムのほか、日本語、英語、中国語、韓国語の4ヶ国語を表記し、乗り場や切符売り場の場所が一目でわかります。
改札口の幅も最大1m50cmと広くなり、通りやすくなりました。
全体的に木目を基調とし、高原駅の名前にふさわしい、やさしい雰囲気の内装へと変わりました。
●運行状況や山上の気象状況がわかるデジタル時刻表
切符売り場と改札口、それぞれに大画面で見やすい40インチディスプレイを設置いたしました。
その時の運行状況に合わせ随時更新される時刻表、山上の気象状況、日々のお知らせを4ヶ国語(日本語、英語、韓国語、中国語(繁体字、簡体字))で表示いたします。
●4ヶ国語表記の運賃表
切符売り場にデジタル時刻表と同じく4ヶ国語表記の運賃表を設置いたしました。
●鶴見岳山上の今の様子がわかる中継モニター
デジタル時刻表と同じ40インチディスプレイを改札口に設置いたしました。
別府高原駅にいながら、山上からの展望やミヤマキリシマ、紅葉、積雪、霧氷の様子などがリアルタイムでわかります。
●売店の改装
地元名産のお菓子、当社限定販売の『弐十七』 『紅鶴見』をはじめとする地元の焼酎、温泉グッズなど様々なおみやげを取り揃えており、明るく広くなった売店スペースで、あらゆるお客様に安心してゆっくりとお買い物をお楽しみいただけます。
●その他
ロープウェイ2号搬器「つるみ号」のロープと搬器をつなぐ走行機と懸垂機を更新いたしました。
シルバーカラーと曲線のフォルムで、近未来的なデザインとなっています。
塗装も更新し、ピカピカの搬器で山上へとご案内いたします。
なお、1号搬器「ゆふ号」の更新については来年を予定しております。
【別府ロープウェイ概要】
所 在 別府市大字南立石字寒原10番地の7
代 表 者 取締役社長 榎本方士
開 業 1962(昭和37)年12月21日
概 要 4線交走式普通索道
搬器の定員 101名
線 路 長 1,816m
別府高原駅の標高 500m
鶴見山上駅の標高 1,300m
施 設 H P http://www.beppu-ropeway.co.jp
【参考】
リニューアルした「別府高原駅」カウンター。
場所案内、デジタル時刻表、運賃表はいずれも4ヶ国語表記(日本語、英語、中国語、韓国語)となり、見やすくわかりやすい案内となりました。
新たに改札口に設置された40インチディスプレイ。
左手ディスプレイは山上の様子がわかる中継モニター、右手ディスプレイは切符売り場と同じデジタル時刻表。ロープウェイの運行状況、山上の気象状況を4ヶ国語で表示します。
ロープウェイ2号搬器「つるみ号」。
ロープと搬器をつなぐ走行機と懸垂機が更新されました。
シルバーカラーと曲線で近未来的なイメージに。
『鶴見岳の四季のご紹介』
鶴見岳山麓は桜の名所で、シダレザクラ、ソメイヨシノ、オオシマザクラなどが咲きます。
(4月上旬頃)
鶴見岳山上では、九州の高山でしか見られない「ミヤマキリシマ」が咲きます。別府の街並みと海、ミヤマキリシマを同時に望めます。
(5月中旬から6月上旬頃)
鶴見岳(標高1,375m)山上からの別府市方面の眺め。
天候が良ければ四国までも一望できます。
ゴールデンウィークや夏期には夜間営業もあり。
昼間とは違う楽しみ方ができます。
秋には色とりどりの紅葉と別府湾のコントラストが美しい。
(10月下旬から11月中旬頃、ロープウェイの中から)
冬の鶴見岳山上は一面の銀世界となり、気象条件が揃うと霧氷も見られます。
(12月上旬から3月下旬頃)
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