工学院大学がエリア防災活動支援技術を イノベーション・ジャパン(大学組織展示)に出展
~災害時の現地本部や避難所に、エネルギー供給と 情報収集・発信ができる車両を初公開~
2018.08.22 11:00
工学院大学(学長:佐藤 光史、所在地:東京都新宿区/八王子市)は、JSTとNEDOが主催する国内最大規模の産学マッチングイベント『イノベーション・ジャパン2018』の大学組織展示に出展します。文部科学省の私立大学研究ブランディング事業の採択(2016年11月)を受けた「エリア防災」事業として、建築学と情報学の最新技術を融合させて製作した「自立移動式ゼロエネルギーユニット」の実物展示を行うなど、災害活動支援技術の社会実装を展開しています。
「D-ZEV」災害時に情報通信、救急救護などを行うためのエネルギー供給設備を含めた各種装置を搭載
【本件のポイント】
●イノベーション・ジャパン2018の「大学組織展示」として、「エリア防災+新宿」の研究テーマから支援技術のひとつである「自立移動式ゼロエネルギーユニット」(D-ZEV)を出展。
●展示する車両には、災害時に情報通信、救急救護などのサポートを行うための、エネルギー供給設備や装置が搭載されている。
●文部科学省の私立大学研究ブランディング事業の採択を受け、工学院大学の取り組みがさらに加速。建築学分野で構築された震災対策の成果をさらに発展させるため、情報学分野の最先端ICT技術を融合させ、エリア防災活動支援技術に関する研究開発事業と、その成果をもとにした地域連携による社会実装事業を行っている。
【本件の概要】
工学院大学は、建学の精神である「社会・産業と最先端の学問を幅広くつなぐ『工』の精神」に基づいて、イノベーション・ジャパン「大学等シーズ展示」に2012年度から継続して出展申請し、例年多数の採択を受けています。今回は、「大学組織展示」への出展も採択され、「エリア防災+新宿」として巨大都市・複合災害に対するエリア防災活動支援技術を紹介します。展示のメインは「自立移動式ゼロエネルギーユニット」(D-ZEV)で、災害時の現地本部や避難所等において、情報通信・救急救護をサポートするエネルギー供給面までを含めた、自立移動システムの研究開発を行っています。
「エリア防災+新宿」の広がりは、新宿区が掲げる「新宿ならでは防災」の具体化とも連携し、建築学と情報学の技術を融合させて、「逃げる必要のない建築・まち」の実現を目指します。
◆イノベーション・ジャパン2018~大学見本市&ビジネスマッチング~ 開催概要◆
<会期>2018年8月30日(木)・31日(金)
<会場>東京ビッグサイト西展示棟西1ホール
<主催>科学技術振興機構(JST)、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
<展示>「自立移動式ゼロエネルギーユニット」
名称:D-ZEV(ディーゼブ) Disaster-robust Zero Energy Vehicle
※会期中は車両一台を実物展示予定
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