三井化学、インドにて太陽光発電診断事業を展開 ~太陽光パネルBIS認証事業を開始~
三井化学株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役社長:淡輪 敏)は、インドのグジャラート州に太陽光パネル認証試験所を設置することといたしました。
インドでは、7%近い経済成長率が継続していることや人口増加により、エネルギー需要が拡大しています。太陽光発電所については、その導入予定量が急増しており、インド政府により本年7月から、太陽光パネルの粗悪品流入防止策として、全ての設置プロジェクト毎に使用パネルのBIS認証(*1)を取得することが義務付けられています。
当社は、2014年より日本国内で太陽光発電診断事業を推進しており、パネル診断や発電所診断などで培ったノウハウを生かして、インドでの太陽光発電診断事業を展開していきます。このたび、当社関係会社であるMitsui Chemicals India Pvt. Ltd.(所在地:インド ニューデリー、社長:Suraj Arya、以下「MCIND」)がドイツのPI Photovoltaik-Institut Berlin AGの支援のもと、太陽光パネル認証試験所を設置し、2019年8月よりBIS認証試験の受け入れを開始いたします。BIS認証試験の実績を積み上げることにより、将来的には太陽光パネルや発電所の診断事業の実施につなげてまいります。
【インドでの展開イメージ】
*1 BIS(Bureau of Indian Standards)認証:日本のJIS認証に相当するもので、インド国内の認定機関でのみ認証の実施が可能
*2 IEC認証:国際電気標準会議(International Electrotechnical Commission)による電気・電子技術分野の国際標準・規格認証
【MCINDにおける太陽光パネル認証試験所設置概要】
設置場所 :インド グジャラート州アーメダバード
事業概要 :太陽光パネルのBIS認証事業
(パネル診断事業や発電所診断事業を展開予定)
スケジュール(予定):2018年10月着工、2019年3月完工、
2019年8月営業試験開始
MNRE(Ministry of New and Renewable Energy)より
BIS認証試験所認定
当社は、太陽光発電診断事業を「発電所での建設前のパネル診断により、パネル発電能力の低下を防止する」等、太陽光発電によるGHG削減に貢献するとして、Blue Value(R)(*3)に認定しております。当社グループは、太陽光発電診断事業を通じて、今後もSDGsに掲げられている社会課題の解決に貢献してまいります。
・SDGs ロゴ
*3 Blue Value(R):三井化学グループが目指す未来社会の姿「環境と調和した共生社会」実現のため、提供する製品・サービスの環境への貢献を見える化し、その価値をステークホルダーの方々と共有できるようにしたもの。製品・サービスを用途別に独自の指標で評価し、環境貢献価値の高いものをBlue Value(R)に認定している。
◆Mitsui Chemicals India Pvt. Ltd.
設立 :2008年2月
資本金 :3億ルピー(三井化学99%、Mitsui Chemicals Asia Pasific1%)
本社 :インド ニューデリー
事業内容:三井化学グループ製品のマーケティング・販売等。
◆PI Photovoltaik-Institut Berlin AG
(フォトヴォルタイク インスティテュート ベルリン)
設立 :2006年10月
資本金 :EUR 137,596.00
本社 :ドイツ ベルリン
事業内容:太陽光発電先進の欧州を拠点に、
R&D機能をもつ認定試験所として、
世界市場を対象に太陽光パネルに関する試験、認証、
R&D及び太陽光発電所向けサービスを提供。
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