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ABB、エレクトロラックス社の省エネを支援

~ABBロボットのソリューションが、エレクトロラックス社の 生産ラインのエネルギー消費15%削減に貢献 生産性、生産の柔軟性が飛躍的に向上し、安全衛生面での改善も達成 工場の大幅な二酸化炭素削減にも寄与~

2010.08.20 15:30

オーブン、冷蔵庫、食器洗い機などの多様な室内家電を生産するエレクトロラックス社は、毎日、毎秒2個という販売ペースで世界中の消費者に製品を提供しています。このような偉業を達成するには最先端の製造設備と生産コンセプトが必要となります。


ABBロボットによる粉体コーティング工程

「新たなコーティング工程にABBロボットを用いた生産ラインを導入することで、当社のサステナビリティにおける成功に向けて、大きなサポートが得られました。また、当工場の2010年度排出削減目標の達成にも大きく貢献しています。」(エレクトロラックス社)


オーストラリアのアデレードにあるエレクトロラックス社の生産拠点は、ABBロボットソリューションを導入した施設のひとつです。ここには、オーブンおよびグリル内部(キャビティ)の粉体コーティング用の完全自動の生産ラインが設置されています。

ABBロボットソリューションの導入により、当生産ラインでは、生産性、生産ラインの柔軟性、製品の品質、安全衛生、投資の迅速な回収、とりわけエネルギー効率といった主要な業績指標において目覚ましい結果が得られています。

かつてはオーブンやグリルボックスを手作業で台に載せ、内部をウェットエナメルで満たすという労働集約的な作業を行っていましたが、完全に自動化された粉体コーティングシステムがこれに取って代わりました。

以前は、その後内部からエナメルをすべて手作業で取り去り、キャビティを乾燥室にくぐらせた後、噴霧作業も人力でした。


「ロボットの仕事ぶりには非常に満足していますが、より重要なのは、ABBから非常に良質なサポートとサービスが得られているということです。」(エレクトロラックス社)


ABBソリューションにより、完璧な粉体コーティングと優れた高光沢エナメル仕上げが15秒に1台の割合でオーブンやグリルキャビティに継続的に施されます。滑らかなキャビティ表面は手入れが楽で、消費者へのセールスポイントにもなっています。

当ソリューション(IRB 2400 6軸関節ロボット4台を含む)は、異なる種類のキャビティをいつでも一括処理することが可能です。これは、120種類以上のオーブンを生産しているアデレードの工場では、エレクトロラックス社にとって非常に重要な能力です。
新しい工場ラインのエネルギー消費は、従来の生産プロセスと比較して15%も削減されています。新ラインは、エネルギーを大量に消費する乾燥工程を必要とせず、使用水量の削減、生産性の向上、安全衛生の改善にも成功しています。

また、工場の二酸化炭素排出量15%削減というサステナビリティの目標達成にも大きな貢献をしています。上記の多くの利点をふまえて、エレクトロラックス社からは製品の組立セルに特化したABBロボットソリューションの追加発注をいただいています。

日本では同様のロボットコーティングのデモを、テクニカルセンター(静岡県島田市)で行うことができます。また、エレクトロラックス社の生産ラインで使用されている、ABBロボットIRB 2400をはじめとする6軸ロボットのラインアップについては、名豊事業所(愛知県豊田市)で実機をご覧いただくことができます。実際にお客さまの現場でお試しいただくためのデモ機も準備しております。お気軽に御問い合わせください。


■ABBについて ( http://www.abb.com/ )
ABBは、世界のおよそ100カ国に117,000人の従業員を擁する電力技術とオートメーション技術のリーディングカンパニーです。環境負荷を最低限に抑えながらお客さまの業務効率を最適化するソリューションの数々を、産業界と公益事業の皆さまに提供しています。

■ABB株式会社について ( http://www.abb.co.jp/ )
ABBの日本法人であるABB株式会社は、国内において電力およびオートメーション事業を、製造、販売、サービス分野にわたって展開しています。
また、ABBの日本国内における活動は、ABB株式会社と3つの合弁事業から構成されており、ABBジャパングループとして約700名の従業員、12都市にわたる販売/サービスネットワークを擁しています。

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