9,000名に聞く「仕事のやりがいと楽しみ方」調査 男性より女性は「感謝の言葉」や 「成果を認められること」を重視。
―『エン転職』ユーザーアンケート調査 結果発表―
2018.08.09 13:15
人材採用・入社後活躍のエン・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木孝二)が運営する「入社後」までを見据えた総合求人・転職支援サービス『エン転職』( https://employment.en-japan.com/ )上で、ユーザーを対象に「仕事のやりがいと楽しみ方」についてアンケートを実施し9,297名から回答を得ました。以下、概要をご報告します。
■調査結果 概要
★96%は「仕事にやりがいは必要」と回答。必要な理由は、「仕事そのものが充実する」「自身の成長感を得たい」「存在価値を感じる」。
★仕事でやりがいを感じること、男性より女性が重視するのは、「お礼や感謝の言葉」、「仕事の成果を認められる」「尊敬できる人と一緒に働く」。
★仕事を楽しむ工夫、男性は「いろいろな人と関わりを持つ」、女性は「人間関係を良くする」。
■調査結果 詳細
1:96%は「仕事にやりがいは必要」と回答。必要な理由は、「仕事そのものが充実する」「自身の成長感を得たい」「存在価値を感じる」。(図1、2)
エン転職に登録している方に「仕事において、やりがいは必要だと思いますか?」と伺ったところ、96%が「必要だと思う」と回答しました。多かった理由トップ3は、「仕事そのものが充実するから」(56%)、「自身の成長感を得たいから」(48%)、「自分の存在価値を感じるから」(44%)でした。
男女別に比較すると、男性よりも女性は「自分の存在価値を感じるから」(男性:41%、女性:49%)「毎日の出社が楽しくなるから」(同:35%、46%)、「仕事に費やす時間が長いから」(同:14%、23%)と回答した方の割合が高くなっています。
【図1】仕事において、やりがいは必要だと思いますか?
【図2】「必要だと思う」と回答した方にお聞きします。必要だと思う理由を教えてください。(複数回答可)
2:仕事でやりがいを感じること、男性より女性が重視するのは「お礼や感謝の言葉」、「仕事の成果を認められる」「尊敬できる人と一緒に働く」。(図3)
「仕事において、やりがいを感じることはなんですか?」と伺うと、第1位は「お礼や感謝の言葉をもらうこと」(62%)、第2位は「仕事の成果を認められること」(56%)、第3位は「目標を達成すること」(50%)でした。
男女別に比較し、女性の回答が男性より10ポイント以上高かったのは「お礼や感謝の言葉をもらうこと」(男性56%、女性69%)、「仕事の成果を認められること」(同:50%、63%)、「自分の成長を感じること」(同:41%、51%) 「尊敬できる人と一緒に仕事をすること」(同:21%、34%)。特に女性は仕事において、大きな裁量権や新たな仕事への挑戦よりも、成長感や肯定感を感じられるかを重視していることが見受けられます。
上位2つの回答をした方に具体的なエピソードもお聞きしました。
【図3】仕事において、やりがいを感じることを教えてください。(複数回答可)
「お礼や感謝の言葉をもらうこと」と回答された方のエピソード
○営業をやり始めたころ、初めて自力で契約をしたお客様が、3年経った今でもお店に会いに来てくれて『ありがとう』と言ってくれます。(23歳/女性)
○自転車の販売や修理をしているのですが、愛着のある自転車が壊れ、買い換えるつもりで来店したお客様に色々提案した上で、修理が可能であることを伝えた時にすごく喜んでいただけました。お帰りになる際にも『ここに来て本当によかった!ありがとう!』と言われ、うれしい気持ちになりました。(26歳/男性)
○コールセンターで働いていたころ、お客様の希望にあったホテルを予約できた際に何度もお礼を言われ、更には泊まった翌日にもわざわざ連絡をいただき、『あなたのおかげで素敵な思い出ができました』と言っていただいた。(29歳/女性)
○お客様からのクレームが入った事があったが、迅速な対応をした事で、怒られるどころか逆に褒められた。会社にも評価され嬉しかったし、やりがいも感じられた。(34歳/男性)
「仕事の成果を認められること」と回答された方のエピソード
○教育関係で働いています。言うことを聞かなかった生徒が、指導を聞いてくれた時にやりがいを実感しました。さらに上司から「成長したね」と認められた時は成長実感とともに達成感、向上心が湧き、もっと成長したいと感じました。 (26歳/男性)
○ブライダルスタイリストとして働いています。オススメしたドレスにしてくれたり、挙式当日まで担当してほしいと言っていただくと、自分自身を認めてもらえたようで嬉しく感じます(27歳/女性)
○退職時、一緒に働いてきた人たちからプレゼントや言葉をもらい、自分のやってきたことは正しかったのだと思えました。意外な人からも直接お言葉をもらい、とても嬉しかったです。(30歳/女性)
○新しい大口の取引先を獲得した際に、表彰されて誇らしく感じた。(32歳/男性)
「目標を達成すること」と回答された方のエピソード
○目標を達成するために創意工夫やコミュニケーションをとって情報収集をしました。手間はかかりましたが、その分実感を感じられました。(23歳/男性)
○アパレル販売員の頃に売上ノルマがありました。自分がとても好きな服が入荷したことがきっかけでお客様への勧め方のコツを掴み、それ以降売上ノルマを達成できるようになりました。(女性/26歳)
○数字目標は苦労はしますが、その分達成できた時にやりがいを強く感じます。また自分の存在意義をも感じさせてくれます。(女性/27歳)
3:仕事を楽しむ工夫、男性は「いろいろな人と関わりを持つ」、女性は「人間関係を良くする」。(図4、5)
「仕事を楽しむ上で工夫をしていますか?」と伺うと、77%の方が「工夫をしている」と回答しました。
「工夫をしている」と回答した方に「工夫をしていることは何ですか?」と質問すると、男性の多かった回答トップ3は「いろいろな人と関わりを持つ」(46%)、「人間関係を良くする」(43%)、「新しいチャレンジをする」(39%)でした。女性は「人間関係を良くする」(56%)、「いろいろな人と関わりを持つ」(51%)、「物事をポジティブにとらえる」(48%)と回答しました。
男性の回答でもっとも多い「いろいろな人と関わりを持つ」と回答した方に具体的なエピソードを伺うと、『いろんな人と関わりを持つと自分にない考え方や受け答えのレパートリーなどが増え、仕事が楽しくなる』(26歳/男性)、『人脈で突破口が開く場合が多い。知らないことは知っている人に聞いた方が早く仕事を進められる』(32歳/男性)という声が挙がりました。
同じく女性の回答でもっとも多い「人間関係を良くする」と回答した方にも具体的なエピソードを伺うと、『女性がメインの職場で、人数が少ないということもあり、仕事中も会話をしたり休日には食事に行ったりしています』(23歳/女性)、『特に後輩にはなるべく声をかけて、コミュニケーションを取るようにしています』(27歳/女性)というエピソードが寄せられました。
【図4】仕事を楽しむ上で工夫をしていますか?
【図5】「工夫をしている」と回答した方に伺います。工夫をしていることは何ですか?(複数回答可)
【調査概要】
■調査方法:インターネットによるアンケート
■調査期間: 2018年6月27日~7月29日
■調査対象:『エン転職』( https://employment.en-japan.com/ )利用者
■有効回答数:9,297名
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