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中国に自動化生産を導入したOPC感光体ドラムの新工場が完成

2018.08.10 16:45

京セラ株式会社の関連会社である京セラドキュメントソリューションズ株式会社は、中国広東(かんとん)省東莞(しょうとんがん)市(し)にある主力生産拠点、京セラ弁公設備科技(東莞)有限公司(以下:中国工場)の敷地に、昨年7月より着工しておりましたOPC感光体ドラム※の新工場が完成し、8月9日に竣工式を執り行いましたのでお知らせいたします。


竣工式には、東莞市石龍鎮の劉書記、葉鎮長をはじめ、政府関連各局、並びに関係者の皆様にご出席いただきました。


中国工場は、当社の主力工場で複合機およびプリンターの生産に加え、OPC感光体ドラム(消耗品)の生産も行っています。当社は、複合機やプリンターの受注拡大に伴い、低中速機に搭載されるOPC感光体ドラムの生産増強が急務であることから、OPC感光体ドラムの生産工場を増設することに至りました。


新工場は、総床面積11,400平方メートルの3階建てで、OPC感光体ドラムの生産工程で出る排水のリサイクルシステムや、排ガス処理装置を設置するなど、環境にも配慮しております。また、当社独自の新生産設備を導入し、殆どの工程を自動化する事でOPC感光体ドラムの生産能力を2020年には、現在の2.5倍以上に増強する予定です。


この度の式典で中国工場の小牧総経理は、「新工場の完成により、新興国で拡大する複合機やプリンターの需要に対応できるドラムの生産が確保できます。またドラムの生産だけではなく複合機、プリンターの機器生産においても、IoTを積極的に導入し自動化を推進することによって、中国工場でさらなる生産性向上を目指してまいります。」と述べました。

※ OPC感光体ドラム:Organic Photo Conductor(有機感光体)

   竣工した新OPC感光体ドラムの新工場            8月9日に行われた竣工式の様子


■新OPC感光体ドラム工場(第10工場)の概要

名称:京セラ弁公設備科技(東莞)有限公司 OPC感光体ドラム工場(第10工場)
建設地:中国工場内
建築面積:5,000m2 (約100x50m)
延べ床面積:11,385m2 (鉄骨: 3階建て)
着工:2017年7月
量産開始:2018年8月
生産品目:OPC感光体ドラム


■中国工場全体の概要

工場:京セラ弁公設備科技(東莞)有限公司
住所:中国広東省東莞市石龍鎮方正東路3号
敷地総面積:136,969m2
建築延床面積:231,823m2
緑化率:21%
従業員数:5,789名 (2018年8月現在)
生産品目:複合機、プリンター、感光体ドラムの生産


沿革:

1999年6月  中国広州東莞市石龍鎮にて借工場でプリンター生産開始
2001年10月 東莞市石龍鎮にて自社石龍工場を建設 第1期工事完了
2001年12月 中国現地企業との合弁会社
                     (中国名:京瓷美達弁公設備(東莞)有限公司)として発足
2003年5月  石龍工場第2期工事完了(OPC感光体ドラム生産開始)
2005年8月  石龍工場第3期工事完了(OPC感光体ドラム工場増設)
2012年4月  京セラドキュメントテクノロジー石龍工場
                     (中国名:京瓷弁公設備科技(東莞)有限公司)へ社名変更
 2018年8月   新OPC感光体ドラム工場(第10工場)竣工


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