ピッキオ(長野県・軽井沢町) クマを守るお仕事体験プログラム 「こどもインターンシップ」を開催 開催日:2018年10月28日・11月4日
2018.08.22 10:00
人とクマとの共存に取り組む「ピッキオ」は、小学生を対象にした仕事体験プログラム「こどもインターンシップ」を2018年10月28日および11月4日に開催します。クマの食べ物を調べたり、電波発信器を使ってクマの居場所を突き止めたりする体験を通じて、人と野生動物の共存について考えるきっかけを提供します。小学校などで行われる「調べ学習」のテーマにも適した内容です。
実施の背景
ピッキオは、「人の安全を守ること」と「クマを絶滅させないこと」の両立をめざし、1998年よりクマの調査や被害対策に携わっています。そして、未来を担う子供たちに、人とクマをはじめとする野生動物の共存について関心を持ち、自分なりの考えを深めてほしいと願っています。そこで、ピッキオが行っている仕事の一端を体験することで、共存について考える機会を提供したく、小学生を対象に、本プログラムを実施することにしました。
こんな子供たちにおすすめ
・小学校3~6年生
・野生動物や自然が好き
・調べ学習や卒業研究のテーマを探している
・本やインターネットの知識だけでなく、実際に体験したい
・野生動物の被害について身近に話を聞いたことがある
特徴
プログラムは、小学生が理解しやすいよう、専門性の高い仕事内容に、遊びの要素を加えてアレンジしています。
体験1 電波発信器でクマの居場所を調べる
ピッキオでは、クマを捕獲して麻酔をかけ、電波発信器を装着してから森に放します。そして、アンテナを使ってクマの行動を追跡します。本プログラムでは、実在するクマの居場所を調べる他、スタッフが森に隠しておいた発信器の在りかを、子供たちが見つけ出す、ゲーム形式の体験も行います。
体験2 クマの捕獲罠を設置する
クマを捕獲する罠は、2つのドラム缶をつなげたような形状です。この罠を力を合わせて運び、中にクマの好物であるハチミツを仕掛けます。また、ピッキオのスタッフや子供たちを捕獲したクマに見立てて、バネ秤で体重を計測します。
体験3 糞を分析して食べ物を知る
クマの糞を水で洗い、何を食べていたのかを調べます。すると、野生のサクランボの種子や、草の繊維、クリの実、アリなどが出てきます。食べ物のほとんどは季節ごとの旬の草や実です。糞の分析から、森の豊かさがクマの命を支えていることを実感できます。
体験4 ベアドッグと森をパトロールする
「ベアドッグ」は、クマの匂いを察知する特別な訓練を受けた犬です。人里に近づくクマを大きな声で吠えて追いかけ、森の奥へ返します。アメリカで訓練方法が確立され、日本では、ピッキオだけが飼育しているベアドッグとふれあい、一緒に森を歩きます。
上記4つの体験の他に、農作物をクマから守る電気柵や、クマに荒らされない工夫をしたゴミ箱の見学を予定しています。
クマを守るお仕事体験「こどもインターンシップ」概要
■開催日 :2018年10月28日・11月4日
■時間 : 9:00出発~15:30終了
■料金 :11,000円 (体験料、お弁当、保険料、消費税を含む)
■場所 :軽井沢野鳥の森とその周辺(長野県・軽井沢町)
■対象 :小学校3~6年生
■申込方法:ピッキオ公式webサイトで1週間前の17:00までに要予約
■定員 :各日10名
■最少催行人数:各日2名
ピッキオ
1992年より、森に暮らす動植物との出会いを楽しみ、自然の不思議にふれる自然観察ツアーを開催するとともに、ベアドッグを用いて、クマとの共存を目指す取り組みを行っています。
〒389-0194長野県軽井沢町星野
TEL 0267-45-7777
JR北陸新幹線・軽井沢駅から車で15分
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