不可能と言われたパラフィンWAXの瞬時洗浄を 独自特許技術により実現
~ 3Dプリント後のサポート材除去作業時間を驚異的に削減可能 ~
工業用洗浄剤を中心とした各種溶剤販売を行っている京葉ケミカル株式会社は、3Dプリンター使用者が長年課題として抱えていた「サポート材除去作業」を大幅短縮できる洗浄液「EXTRIPPER(エクストリッパー)」の開発に成功し、今年秋より本格販売を行っていきます。
これまでパラフィンWAXを使ったサポート材は洗浄液だけでは除去が難しく多大な労力を使い手作業で除去していましたが、この時間を大きく短縮することができます。
「EXTRIPPER(エクストリッパー)」
http://jushi-namida.com/product-extripper/
■「EXTRIPPER(エクストリッパー)」とは
EXTRIPPERは、3Dプリンターで造形物を製造した際のサポート材を効率的に除去するための洗浄液です。現状サポート材を除去するには、仕上げにブラシでこするなど人力で行う作業となっており、場合によっては3時間近くかかってしまう作業となっています。EXTRIPPERを使うことで、この洗浄作業工程が20分程度に短縮可能になり、当工程に要していた人件費の削減、および時間短縮による納期の短縮が可能となります(特許出願済)。
■3Dプリンター使用者が抱える課題「サポート材の除去作業」
3Dプリンターの種類は多岐に及びますが、サポート材にパラフィンWAXを使用している機種は非常に多く、機構が複雑になればなるほどサポート材を除去するための作業が難しくなり、ブラシを使って一つの製品を何時間もかけて洗浄することも珍しくありません。強い溶剤を使えば洗浄することができますが、樹脂が原料であるワーク自体を溶かしてしまう恐れがあります。EXTRIPPERを使えば手作業は一切不要で洗浄液と超音波洗浄機さえあれば手作業よりもキレイに、素早く洗浄することができます。
■EXTRIPPER(エクストリッパー)の特徴
●「EXTRIPPER」は「濃度」「温度」「超音波」の条件が揃うと効果を発揮します。
●「EXTRIPPER」は、3Dプリンターサポート剤(パラフィンWAX成分)を「液体」に変換して液面に浮上分離させます。
●ワーク投入後、すぐに液化が始まり、数分から20分程度で造形物を取り出すことができます。
●「EXTRIPPER」は、安全性の高い水系です。水希釈(6~10%)にて使用します。
●従来の溶剤洗浄とは違い、剥離分離洗浄型なので液は繰り返し使えるメリットがあります。廃液は「廃水(弱アルカリ廃水)」として処理できるので、廃液排出頻度は極めて少なくなります。また、パラフィンWAX廃材は「固形物」として廃棄可能です。
●サポート材除去以外にも機械加工時の削粉除去や青棒などにも利用可能です。
■EXTRIPPER(エクストリッパー)洗浄事例
(1)従来工法より簡便に3Dプリンターのサポート材を除去
3Dプリンターでの造形において、サポート材の除去は手間と時間のかかる工程でしたが、EXTRIPPERで短時間且つ容易にサポート材の除去を可能にしました。
●除去洗浄工程が数分~10数分に大幅短縮
●水溶性なので油特有のベタつきがない
●洗浄液の再使用可能(剥離したサポート材は容易に取り除けます)
参照(1): https://www.atpress.ne.jp/releases/164342/img_164342_2.jpg
(2)KEYENCE製3Dプリンター造形物のサポート材除去
KEYENCE製3Dプリンターで製作された造形物のサポート材除去事例です。メーカー推奨の洗浄方法では、この0.75メッシュの網の中が洗浄できず、手作業で楊枝等を使い取るしかありませんでした。水で溶解させるのですが、水浸漬の影響でワークが硬く変化してしまう、という難点がありましたが、EXTRIPPERを使うことで克服することができました。
●従来工法 :2日間(手作業も含む)
●EXTRIPPER:50分(手は加えない)
参照(2): https://www.atpress.ne.jp/releases/164342/img_164342_3.jpg
(3)シリコン系の非常に柔らかく薄い素材の洗浄事例
KEYENCE製3Dプリンター「アジリスタ機」で造形された製品の洗浄事例です。
写真黄色のものが水溶性サポート材で、このワークはシリコン系の非常に柔らかく薄いものであるため、洗浄手作業時に破けてしまうため、洗浄不可とされていましたが、EXTRIPPERを使うことにより手作業無しでありながら20分程度できれいに洗浄できました。
参考(3): https://www.atpress.ne.jp/releases/164342/img_164342_4.png
【会社概要】
会社名 :京葉ケミカル株式会社
代表者 :代表取締役 野辺 晃司
設立年月日:1975年(昭和50年)8月
資本金 :45,000,000円
社員数 :25名
本社所在地:〒270-1407 千葉県白井市名内324-19(白井第二工業団地内)
電話 047-491-7609/FAX 047-491-7625
埼玉営業所所在地:〒350-1331 埼玉県狭山市新狭山1-13-1
電話 04-2955-1061/FAX 04-2955-2135
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