業界初！年々減少している作業現場を守る取り組み　全国の加工現場とクライアントを結ぶ「アテンポマッチング」を開始

2018.09.01 11:00

販売促進用商品の企画、製作事業を展開している株式会社アテンポライフ(代表取締役：藤山隆一、本社：東京都江東区)は、ものづくりの製造現場を支えるため、クライアントから依頼された製品の製作を提携した全国の加工現場に任せることで、受付から納品までワンストップで提供できるマッチングサービス「アテンポマッチング」を9月1日より開始します。

マッチングイメージ

アテンポマッチング： https://atempomatching.com/

【業界初！ものづくりの案件マッチング】

■どこに発注すればいいか分からない「手作業の仕事」

ものづくり業界においても、IT化や自動化がどんどん進んでいますが、モノの検品、封入、組立てなど、手作業でないとできないアナログな仕事はまだたくさんあります。このような作業ができる現場は限られているため、現代においても必要とされています。

＜手作業でないと行えない仕事の例＞

・ノベルティグッズなどの製品の組立て・バーコードシール貼り

・POP広告や販促用ディスプレイの組立て

・菓子箱などの組立て・商品のセット

・ペットボトルなどへのキャンペンシール貼り

・ぬいぐるみのなどの縫製品の検品

・ゴミや髪の毛などの異物混入のチェック

しかし、このような加工現場は自社のホームページを持っていない、営業社員がいないなど、営業活動を行っていない所も多くあり、発注する側はどこに発注したらいいか分からないという問題が頻繁に起きています。

このような問題を解決するために、アテンポライフが仲介することにより、ものづくりにおける発注側と受注側をスムーズにつなげる「アテンポマッチング」というサービスを開始します。

■アテンポマッチングのサービス

アテンポマッチングでは、ものづくりの製作や加工ができる業者を探す人と、仕事が欲しい加工現場をサイト上でマッチングすることができます。

サイトに登録するだけで、発注側は簡単に見積もり依頼ができ、条件が合えば発注することができます。受注側は新規の仕事の獲得をすることができます。

URL： https://atempomatching.com/

■製造過程のトラブル

ものづくりの製造における問題の一つが、いかに製造過程を管理するかです。不良品の発生は、大きな損害と損失を生み、トラブルのもとになりかねません。

そこでアテンポマッチングでは、発注元、当社、製造現場の3社間をウェブカメラでリアルタイムに繋ぎ、作業工程の管理と品質チェックを行います。これにより遠方まで足を運ぶことなく、自身のパソコンやスマートフォンで作業を確認できるので、経費や時間の削減のほか、作業の効率化や不良品の発生を防ぐことにつながります。

また、アテンポマッチングでは案件の発注から納品までの管理を当社が行いますので、発注側は安心して仕事を依頼することができます。

【消えていく家内労働の現状】

厚生労働省の家内労働概況調査によると、家内労働従業者の数は、昭和48年の2,041,200人をピークに、その後は下降の一途を辿っており、平成29年には111,616人と約18分の1までに減少しています。この従業者数の減少は、製造現場の減少も表しています。

＜家内労働従業者数の推移＞

昭和48年　2,041,200人

昭和60年　1,223,200人

平成 7年　　576,701人

平成17年　　216,625人

平成29年　　111,616人

(厚生労働省の家内労働概況調査より)

ものづくりの製造現場も同じく、従業員が主婦やシルバー層、障がいを持った人たちが多い零細企業がほとんどです。自社のホームページもなく、営業社員もおらず、昔からのお得意先からの仕事に頼っている会社も数多くあります。

このアテンポマッチングによって、ものづくりの製造現場に仕事を提供することができ、業界の活性化に繋げられると考えています。