平成30年北海道胆振東部地震の「被災状況マップ」公開 ~被災地の被害状況をホームページ上で可視化~
2018.09.11 11:00
狭域防災情報サービス協議会(所在地:埼玉県さいたま市、理事長:須藤 三十三、略称:MMDIN)は、北海道胆振東部地方を中心に甚大な被害をもたらした平成30年北海道胆振東部地震について、特に被害の大きかった北海道厚真川周辺地区の状況を俯瞰的に把握することができる「被災状況マップ」の作成と公開を9月9日に行いました。
平成30年北海道胆振東部地震発災前後画像スワイプ
URL: http://www.mmdin.org/agonline.html
今回公開した「被災状況マップ」は、平成30年9月6日に撮影した北海道勇払郡厚真川地区(厚真町、安平町、むかわ町)の発災前後の空中写真(国土地理院正射画像)、建物枠データを重ね合わせた発災前後画像スワイプマップと、発災後の空中写真から推定斜面崩壊地を独自に判読、推定し、被災前の建物枠データを重ね合わせ、推定被災建物リストを表したマップの2種類を掲載しております。
「被災状況マップ」の提供は、一人でも多くの命を救うための救援活動を支援することを目的としております。今後の救援活動にもお役立ていただけるよう、追加情報が入り次第、順次更新を行ってまいります。
※ハザードエリアの地図判読結果はその正確性を保証するものではありません。
【9月9日公開マップ】
1. 平成30年北海道胆振東部地震発災前後画像スワイプ(北海道勇払郡厚真川地区)
2. 平成30年北海道胆振東部地震推定被災建物&住所リスト(北海道勇払郡厚真川地区)
■被災状況マップについて
被災状況マップとは、災害発災直後、被災地の被害状況をホームページ上で可視化できるマップです。
<特長>
・被災前後の画像を比較することで、災害の規模や影響を関係者が素早く把握することができる。
・被災した可能性のある家屋などが推定でき、国勢調査のデータなどと組み合わせることで被災者数の推定ができる。
・被害規模を俯瞰して見ることができるので、救助活動などの優先順位をつけることができる。
・被災地域の地理に詳しくない外部の救援チームにも被災状況の全容が確認でき、効率的な救援活動につなげることができる。
・復旧/復興期のまちづくりにおいて、過去の被災の教訓や対策にも用いることができる。
<被災状況マップの閲覧について>
狭域防災情報サービス協議会のホームページ内の「被災状況マップ」ページより、マップを閲覧できる専用ページにアクセスが出来ます。
こちらは、どなたでも自由に被災状況マップをご覧いただけます。
<協力先企業>
・ESRIジャパン株式会社
・NTT空間情報株式会社
https://www.ntt-geospace.co.jp/
・グローバル・サーベイ株式会社
・国際航業株式会社
・株式会社パスコ
<協力研究機関>
・国立研究開発法人 防災科学技術研究所
・国土地理院
・兵庫県立大学大学院 減災復興政策研究科
http://www.u-hyogo.ac.jp/academics/graduate/gensai/index.html
■団体概要
団体名 : 狭域防災情報サービス協議会
設立 : 2013年4月1日
所在地 : 埼玉県さいたま市南区沼影1-20-1 武蔵浦和大栄ビル4階
グローバル・サーベイ株式会社内
理事長 : 須藤 三十三
活動内容: 超狭域に防災情報、災害情報を国民(個人)に迅速に届ける
情報サービスの実現を推進することを目的とした非営利団体
URL : http://www.mmdin.org/
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