101歳女性が紙おむつから再び下着の暮らしへ! 特別養護老人ホーム(兵庫県)における 排せつの自立支援の取り組みと成果を公開
介護用排泄用具、パッド併用型下着製造販売の株式会社クララケア・サポート(本社:宮城県仙台市、代表取締役:館 亜美)は、当社左右開閉式パッド併用型下着により、特別養護老人ホーム101歳女性入居者のおむつはずしと排せつの自立支援算定につながった取り組みと成果事例を公開しました。
ふたたび下着の暮らしへ
■背景
2018年4月より介護報酬改正により、一部の介護保険施設において「排せつの自立支援加算」がスタートしました。
従来は、介護度が重くなればなるほど介護報酬も高く設定されていたものが、今回見直され、自立につながる支援を行った取り組みが評価されるようになりました。排せつ動作こそ、人生の最期まで自立していたい、そのすべての人の願いが今回の加算に反映した形となります。
この加算が契機となり、トイレ動作の見直しから、一度は紙おむつを履かざるを得なかった、特別養護老人ホーム101歳女性の入居者の方が、下着への暮らしに戻れた事例を下記に記します。
■内容
特別養護老人ホームあそか苑(兵庫県伊丹市 50床)では、以前より全体で自立につながるケアを実践しておりましたが、今回は、101歳の女性A様のご本人の希望をもとに、トイレ支援の見直しを行いました。
外部の専門家(DASUケアLAB 大関 美里氏)を交え、排せつの自立支援に向けた特別の支援が検討されました。A様の個別アセスメントをとり、膝の弱さからくるトイレ動作の緩慢から、スタッフとご本人の安心につながるように、履くタイプの紙製パンツ(紙おむつ)が選定されていたことが職員全体に判明されました。
結果的に、A様は「必ずしも紙製パンツでなくてもよい、一般的な下着に紙パッドを入れてもパッドを固定できる機能はないが、パッド併用型の専用下着であれば充分着用できる」という判断と、ご本人の願いからふたたび下着の暮らしへと変わり自立支援算の計画へとつながりました。
(大関氏)「下着への変更になってからは、トイレへ行かれる際、下衣を上げたり下げたりする動作は、ご自分でされるようになりました。そして、トイレへの意識が高まられたようで、失敗も以前より少なくなっていかれています。
また、想定していなかった効果もありました。ご自宅へ月に一回外泊をされる際、自宅でのトイレ動作はお嫁さんがサポートされるのですが、そこで「下着の上げ下ろしがとっても楽になった」との嬉しい反応もいただきました。」
80だから100だから年寄になってモレたら紙おむつの生活が当たり前でしょうか?
そんな高齢になってもあきらめない、常識を変えてくれる、人生いくつになっても自立の希望とチャンスがあり、自立につながるケアを積極的に模索するポジティブな特別養護老人ホームの活動は、今回改正された「排せつの自立支援加算」の機会により全国的にもっと広がっていくべきとお知らせさせていただきます。
特別養護老人ホームあそか苑(兵庫県伊丹市)
URL: http://www.asokaen.or.jp/
DASUケアLAB 大関 美里氏
URL: https://dasucare-lab.themedia.jp/
株式会社クララケア・サポート
左右開閉式パッド併用型下着「LaSiQu(ラシク)」「イフ・イフ」
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