秋の“ならまち”で中性脂肪と健康・疾患のかかわりを考える 中性脂肪学会 第2回学術集会を11月17日(土)に開催!
一般社団法人 中性脂肪学会(所在地:大阪市、代表理事:平野 賢一)は、2018年11月17日(土)にならまちセンター(所在地:奈良市)にて「中性脂肪学会 第2回学術集会」(大会長:財満 信宏、ざいま のぶひろ)を開催いたします。
■中性脂肪学会 第2回学術集会メインテーマ -TG代謝を中心に考える健康と疾患-
中性脂肪(トリグリセリド、TG)は身体のエネルギー源となる栄養素で、最も身近な脂質の一つです。TGが脂肪組織に貯まり過ぎた状態である肥満症、血中に増加し過ぎた状態の脂質異常症が有名ですが、近年では本来貯まらない臓器である心臓、肝臓、血管、皮膚、骨格筋などにTGが貯まる病気の存在なども明らかになっています。本学術集会では、メインテーマを「TG代謝を中心に考える健康と疾患」と題し、最新の研究成果から明らかになった、中性脂肪と様々な疾病との関係に迫ります。
■「大動脈瘤の破裂と中性脂肪の意外な関係」を発見した財満 信宏先生が大会長
大動脈瘤は大動脈がコブのように膨らむことを言い、破裂すると突然死を起こします。近年では交通事故につながる例なども報道されています。大動脈瘤は高齢化社会になって増加しており、その対策は重要です。本学術集会では、血管壁内の中性脂肪が大動脈瘤の発生・破裂の原因となる機構を発見した近畿大学 財満 信宏(ざいま のぶひろ)先生が大会長を務め、大動脈瘤の新たな知見をご紹介します。その他にも、中性脂肪とコレステロールの違いや、わが国で発見された新規疾患概念の中性脂肪蓄積心筋血管症(TGCV)や、日本人の高中性脂肪の実態・心血管リスクとの関わり・成因、中性脂肪と糖尿病・運動不足との関係、中性脂肪の合成機構、肥満の分子メカニズムなどを研究者が詳しく解説いたします。また、それぞれの立場で異分野の方々と意見交換を行う、ポスター発表などが企画されています(発表予定者は学生、医師、看護師、臨床検査技師、管理栄養士、薬剤師、大学研究者、企業研究者など)(ポスター発表申込み締め切りは9月25日)。
■財満 信宏(ざいま のぶひろ)
<略歴>
京都大学 農学部 生物機能科学科
京都大学大学院 農学研究科 応用生物化学専攻 博士課程修了
三菱化学生命科学研究所 特別研究員
浜松医科大学 分子イメージング先端研究センター 特任助教
近畿大学農学部 応用生命科学科 講師
近畿大学農学部 応用生命化学科 准教授
2016年9月-2017年2月 Imperial College London visiting researcher兼務
2018年より近畿大学アグリ技術革新研究所兼務
現在に至る
<専門>
脂質生物学・食品機能学・生体分子イメージング・病態検査学・大動脈瘤
<その他>
一般社団法人 中性脂肪学会 副理事長
一般社団法人 機能性健康米協会 理事
一般社団法人 日本動脈硬化学会 評議員
中性脂肪蓄積心筋血管症研究会 世話人
<開催概要>
テーマ : TG代謝を中心に考える健康と疾患」
主催 : 一般社団法人 中性脂肪学会
会期 : 2018年11月17日(土) 10:00~18:00
会場 : 奈良市ならまちセンター
〒630-8362 奈良県奈良市東寺林町38
アクセス: http://naramachi-center.org/
会長 : 財満 信宏(近畿大学農学部)
副会長 : 宮内 秀行(千葉大学循環器内科)、
西川 満則(大阪大学医学部附属病院 薬剤部)
参加対象: 医師、大学教員、企業研究員
中性脂肪(TG)の最新の研究、
中性脂肪が関係する病気やその治療に関心のある看護師、
臨床検査技師、管理栄養士、薬剤師、大学生・大学院生
参加費 : 医師、大学教員、企業研究員 5,000円
研修医、レジデント、専門 修練医 3,000円
コメディカル、アカデミア研究員 3,000円
大学生、大学院生 1,000円
※職員証、学生証などの身分証明書をご持参ください。
発表形式: 一般発表(公募)ポスター、招待講演
<主なプログラム>
◆基調講演 中性脂肪(TG)とコレステロールの違いを知る
平野 賢一(大阪大学大学院 医学系研究科)
◆140万人のデータからわかった日本人の中性脂肪の実態
和田 高士(東京慈恵会医科大学大学院健康科学)
◆高中性脂肪血症と心血管リスク
磯 博康(大阪大学大学院 医学系研究科 公衆衛生学)
◆高中性脂肪血症の成因
小林 邦久(福岡大学 筑紫病院)
◆中性脂肪蓄積心筋血管症(TGCV)の症例探索と臨床像の解析
宮内 秀行(千葉大学大学院 医学研究院)
◆中性脂肪と糖尿病、運動不足の気になる関係
河盛 隆造(順天堂大学大学院 医学研究科 スポートロジーセンター)
◆腹部大動脈瘤と大動脈解離の病態
青木 浩樹(久留米大学 循環器病研究所)
◆腹部大動脈瘤-血管の破裂と中性脂肪の関係-
財満 信宏(近畿大学 農学部)
◆中性脂肪合成系の転写調節機構
矢作 直也(筑波大学医学医療系 内分泌代謝・糖尿病内科)
◆肥満の分子メカニズムと食品成分による脂肪組織機能制御
後藤 剛(京都大学 農学研究科)
<参加方法>
学会ホームページ( http://tgbm.org/2nd_meeting.html )より、事前参加申し込み書をダウンロードして記入していただき、参加申し込みメールアドレス( sanka@tgbm.org )まで、E-mailでお申し込み下さい。E-mailでお送りいただけない場合は、ご記入のうえ、当日ご持参ください。
<ポスター発表登録方法>
一般発表(ポスター)を希望される方は、学会ホームページ( http://tgbm.org/2nd_meeting.html )よりポスター発表登録・要旨テンプレートをダウンロードし、演題登録時の注意事項をよく読み、必要事項を記入頂きましたら、E-mailにて実行委員会事務局( sanka@tgbm.org )までお送りください。
演題締め切り:9月25日(火)
※会員でなくてもご発表いただく事は可能です。ただ、共同発表者のうちの少なくとも1名がTG学会員である必要があります。申し込みいただいた方の中に、会員がおられない場合は、学会入会申込書の送付もお願いいたします。
■一般社団法人 中性脂肪学会
医学的・栄養学的見地からは、中性脂肪(TG)はからだの構成要素や重要なエネルギー源である一方、体内に貯まり過ぎた状態になると、肥満症や、臓・肝臓・血管・皮膚・骨格筋などに中性脂肪(TG)が貯まる病気。さらには欠乏すると突然死につながることが明らかになっている。「身近なはずなのに、よく知らない」「わかっていそうで、わからないことの多い」中性脂肪(Triglyceride)を「正しく理解し、正しく使用し、上手に付き合う」医学・医療の質の向上、産業・医療応用方法の開発、人類の健康・福祉への貢献することを目指している。
学会名 : 一般社団法人 中性脂肪学会
(英名 Society for Triglyceride Biology and Medicine,TGBM:
略称 TG学会)
代表者 : 代表理事 平野 賢一
所在地 : 大阪市平野区瓜破3-2-24
設立 : 2017年7月
事業内容: ・中性脂肪学(Triglyceride Biology and Medicine)の発展、
医学・医療の質の向上、人類の健康・福祉への貢献
・中性脂肪に関する正しい知識、情報の提供
・中性脂肪に関する学術集会の開催
URL : http://www.tgbm.org/
Facebook: https://www.facebook.com/tgbm.org/
プレスリリース添付資料
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