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〈プレスセミナーレポート〉 “こんにゃくセラミド”の経口摂取によるバリア機能の強化を確認  肌のバリア機能の重要性と “こんにゃくセラミド”の経口摂取の可能性  セラミド研究の第一人者 五十嵐靖之先生、 美肌のスペシャリスト 慶田朋子先生が登壇

2018.10.11 10:00

株式会社ダイセル(本社:大阪市北区、社長:札場操)は、10月3日(水)、ベルサール東京日本橋(東京・中央区)にて、肌のバリア機能の重要性と自社で展開しているこんにゃく芋由来のセラミドについてのプレスセミナー『肌のバリア機能の重要性と“こんにゃくセラミド”の可能性』を開催いたしました。


当日は、セラミド研究の第一人者、北海道大学名誉教授で、セラミド研究会会長でもある理学博士の五十嵐靖之先生より、「いま注目されるセラミドの多様な生理機能とセラミドの経口摂取の可能性」についてお話しいただきました。また、美肌のスペシャリストである、銀座ケイスキンクリニック院長、医学博士の慶田朋子先生より、「肌のバリア機能の重要性とセラミドの可能性」についてご説明していただきました。そして、株式会社ダイセル 研究開発本部 向井克之(理学博士)より「研究レポート」と題し、こんにゃくセラミドのこれまでの研究結果を報告いたしました。


講演中の五十嵐先生

<講演中の慶田先生>

<講演中の向井>



◆「いま注目されるセラミドの多様な生理機能とセラミドの経口摂取の可能性」

五十嵐先生は、「セラミドは、スフィンゴ脂質の一種で動物や植物などあらゆる生物に存在している。セラミドは、体の中では脂肪酸とアミノ酸からの反応でつくられている。」と説明されました。さらに、「この15年間の世界におけるセラミド研究の進展」を紹介し、皮膚におけるセラミドの役割について、「角質層のセラミドが減少すると、肌のバリア機能が低下し、水分が保持できなくなり、皮膚形成異常などの皮膚疾患に陥ってしまう。」と話されました。また、「これまでのセラミド含有機能性素材は、体外からの塗布のものが多かったが、近年は経口摂取(内からの摂取)の研究が進んでおり、皮膚表皮の保水能、バリア機能の改善の他にも、がん抑制効果、アルツハイマー症発症の抑制にも期待されていること」を説明されました。


<五十嵐先生の講演中の様子>

<五十嵐先生発表時のスライド>



◆「肌のバリア機能の重要性とセラミドの可能性」

続いて、慶田先生から「皮膚は最大の臓器といわれ、生体防御、体温調節、水分保持等の役割を持っている。インターネット調査の結果を用いて、30~40代女性の約7割の女性が季節の変わり目に肌の不調を感じること、敏感肌だと自覚する若い人が増加していること」が紹介されました。また、「皮膚疾患ではない、敏感肌・なんとなく不調肌の要因としてバリア機能の低下があげられる。バリア機能が整った肌は、皮膚本来の役割を果たし、外からの刺激物も跳ね返すが、バリアの状態が悪いと異物が奥に入り込んで、かゆみ・赤みなどの炎症を起こし、繰り返すと老化を進行させることも分かってきている。」と説明し、「バリア機能低下の内的要因として栄養不足、睡眠不足も大きな問題。特に、若年女性は痩せればキレイになるという思い込みで、極端な食事制限をしている。また、世界的に見て日本人の睡眠時間は短い。加えて、運動不足やストレス状態も、血液循環を停滞させて肌の再生力が落ち、バリア機能低下につながると考えられる。」と警鐘を鳴らしました。そして、「これまでセラミドは、外から塗布するものだったが、現在では飲用することでも効果があると分かってきている。そのため、今後は外からの塗布に加え、経口摂取(内から摂取)でケアすることも重要となってくる」と肌に対するセラミドの可能性についてお話しされました。


<慶田先生の講演中の様子>

<慶田先生発表時のスライド>



◆「研究レポート」

さらに、向井からはダイセルの研究する「こんにゃくセラミド」のこれまでの研究結果を紹介しました。「こんにゃくセラミドは、経口摂取により全身の表皮のセラミドを増やし、整えてくれる効果があり、全身のバリア機能を強化することが確認されています。セラミドが増加することで外からの刺激物を跳ね返すことができ、内側の水分の蒸発を防いでくれます。経口摂取したセラミドが小腸から吸収・代謝されてできたスフィンゴイドが皮膚に到達して、角層のセラミド産生を促進します。こんにゃく芋由来のセラミドには、セラミド産生の効果が高いスフィンゴイドが豊富で、低用量でも効果を発揮することが確認されています。」と話しました。


<向井の講演中の様子>

<向井発表時のスライド>

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