第1回「隣の芝生(企業)は青い」調査 約二人に一人が友人・知人の職場を羨む!(動画配信あり!)
2018.10.19 13:00
与信管理ASPクラウドサービスを提供するリスクモンスター株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:藤本 太一、以下 リスモン)は、第1回「隣の芝生(企業)は青い」調査結果を発表いたしました。
[調査結果]
(1) 女性・既婚者・30代に多い傾向見られる
調査対象者1,000名に対し「知人や友人の勤め先に対する羨望の有無」を調査したところ、「羨ましいと感じたことがある」(回答率47.7%)が「羨ましいと感じたことはない」(同52.3%)を若干下回りながらも概ね半々という結果となりました。
「羨ましいと感じたことがある」と回答した内訳を「性別」、「婚姻」、「年齢」、「職業」、「年収」ごとに集計したところ「男性」(回答率43.0%)よりも「女性」(同52.4%)、「未婚者」(同41.5%)よりも「既婚者」(同52.4%)の方が回答率は高く、年齢では、「30代~50代」においては半数以上となりました。一方、職業別では「無職」(同25.0%)、「パート・アルバイト」(同36.7%)において羨ましいと感じない傾向が強く見られ、年収別においても「1,500万円以上」(同16.7%)では同様の結果となりました。(図表A)
▽図表A 知人・友人の仕事に対する羨望度
(2) 民間企業ではやはりトヨタ自動車!
知人・友人の勤め先に対して羨ましいと感じている人に対して「羨ましいと思う企業名」を調査したところ、1位が「国家公務員」(同17.8%)、次いで「地方公務員」(同13.6%)が2位、「トヨタ自動車」(同6.9%)が3位、「パナソニック」(同2.3%)が4位、「ソニー」、「デンソー」、「三菱商事」(同1.5%)が5位という順になりました。
公務員の中においては「国家公務員」に対する羨望度が高い様子がうかがえるほか、民間企業においては1位の「トヨタ自動車」(同6.9%)が同じく2位の「パナソニック」(2.3%)の3倍の回答率を得ていることから、民間企業としては「トヨタ自動車」が頭一つ抜けている様子がうかがえます。(図表B)
▽図表B ベスト20
(3) 羨ましいと思うポイントは「給料」
自身の勤め先よりも知人・友人が勤める企業の方が魅力的に感じる理由を調査したところ、「給料が高い」(回答率72.6%)が最も多く、次いで「福利厚生が充実している」(同50.1%)、「安定性がある」(同36.7%)、「業績が好調である」(同34.3%)の順となりました。
羨ましいと思うポイントについて性別による傾向の差は殆どなく、年齢別において「安定性がある」、「業績が好調である」の順位が入れ替わる年代はあったものの、総じて、老若男女問わず会社が安定していて雇用の待遇が良いことが羨ましいと思うポイントであるという結果となりました。(図表C)
また、羨ましいと思うポイントを年収別に集計したところ「1,500万円未満」の層においては、いずれも「給料が高い」が最も高い回答率となっていることから、隣の芝生が青いと感じている人においては自身の収入の多寡にかかわらず、自身よりも高収入の人に対して羨ましいと感じる傾向がうかがえました。(図表D)
▽図表C 羨ましいと感じるポイント(性別・年齢別)
▽図表D 羨ましいと感じるポイント(年収別)
[総評]
自分のものより他人のものの方が良く見えることの例えとして「隣の芝生は青く見える」と言いますが、自身が働く職場と比べてどれほど「隣の芝生(企業)が青く見えているか」という観点で調査を行ったのが本アンケート調査です。
今回の調査によれば、約二人に一人が知人や友人の勤め先について「羨ましいと感じたことがある」と回答しており、特に「30代」、「既婚」、「女性」にその傾向が強いことが表れています。そして、羨ましいと感じる主な理由としては「給料が高い」ことや「福利厚生が充実している」ことを挙げており、具体的な勤め先としては、トヨタ自動車を始めとする大企業や公務員が挙げられています。しかしその一方で、年収1,000万円以上を稼いでいる人でも、知人・友人の給料を羨ましいと感じており、自身の年収がいくらであっても、知人や友人の給料が自身の給料よりも高ければ、それを羨ましいと感じる傾向にあることも明らかとなりました。
「隣の芝生は青く見える」とは、隣の家の事情を良く知らないが故に自身の環境よりも良い環境にあるように見えることを指している言葉でもあります。前述に照らし合わせて言えば、大企業に勤務する人や公務員もそれぞれに抱える問題や不満があり、彼らから見れば「隣の芝生はまた青く見える」ということを示しているのではないでしょうか。
他方、今回のアンケートにおいて知人や友人の勤め先について「羨ましいと感じたことはない」と回答した約半数の人は自身の職場に満足している人だけでなく、他の勤め先も同様に大変であることを理解しているということかもしれません。
とは言え、周りに羨ましがられる職場に勤めているということは非常に誇らしいことであり、社員が働く上でのモチベーションにもなり得るでしょう。「隣の芝生は青いなぁ」と羨むだけではなく、「自社の芝生こそ青いのだ」と社員が言えるような会社が増えていくことを期待しています。
※ 本編はダイジェスト版です。詳細な内容は、以下掲載サイトよりご覧いただけます。
http://www.riskmonster.co.jp/rm-research/
■リスモン調べ動画
今回発表の調査結果について、「隣の芝生(企業)は青い調査」動画を作成しました。2人のコメンテーターの掛け合いによる解説をお楽しみいただけます。
以下掲載サイトよりご覧ください!
リスモン調べ動画キャプチャ
[実施概要]
調査名称 :第1回「隣の芝生(企業)は青い」調査
調査方法 :インターネット調査
調査エリア:全国
調査機関 :2018年8月10日(金)~2018年8月15日(水)
調査対象者:20~59歳の男女個人1,000人
有効回収数:1,000サンプル
■リスモン調べとは
リスモンが独自に調査するレポートのことです。これまでリスモンでは企業活動関連の調査として他にも「100年後も生き残ると思う日本企業調査」「環境への配慮が感じられる企業調査」や「この企業に勤める人と結婚したいアンケート調査」などを発表しております。
今後も「企業活動」に関するさまざまな切り口の調査を実施することで、企業格付の更新に役立てていくとともに、情報発信を行うことで新しい調査ターゲットの創出、新サービスの開発などに取り組んでまいります。
掲載サイトはこちら http://www.riskmonster.co.jp/rm-research/
■リスモンの概要(東京証券取引所第二部上場 証券コード:3768)
2000年9月設立。同年12月よりインターネットを活用した与信管理業務のアウトソーシングサービス、ASPサービス事業を開始しました。以来サービス分野を拡大し、現在は与信管理サービス、ビジネスポータルサイト(グループウェアサービス等)およびBPOサービスの3つを中核事業と位置づけ、事業展開しております。
リスモングループ法人会員数は、2018年6月末時点で11,548(内、与信管理サービス等5,979、ビジネスポータルサイト等3,068、その他2,501)となっております。
ホームページ: http://www.riskmonster.co.jp/
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