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『メレル・ヴォーリズと一柳 満喜子 愛が架ける橋』発売のお知らせ

2010.10.18 14:00

株式会社水曜社(所在地:東京都新宿区)は、新刊『メレル・ヴォーリズと一柳 満喜子 愛が架ける橋』を2010年11月4日に刊行いたします

■著書内容
「ここには終生の伴侶として私を待っていた人がいたのです」
メレル・ヴォーリズは1905年に来日し、東京YMCA同盟より近江八幡へ英語教師として赴任。キリスト教の伝道活動に従事し、建築家として関西学院大学・神戸女学院大学・明治学院大学礼拝堂・山の上ホテルなど多くの建物を手がけた人物であり、「近江兄弟社」を設立し、メンソレータム(現メンターム)を日本に普及させるなどのほかに、教育・医療をはじめとする多くの分野に足跡を残しました。彼を支えたのは一柳 満喜子(ひとつやなぎ まきこ)。子爵家令嬢として生まれた彼女は敬虔なキリスト教徒として教育を受け津田 梅子らとの交流の後、メレルと結婚。華族令嬢と外国人の結婚は当時異端視もされましたが、夫の活動を助けながら自らも教育者として保育所・幼稚園、小・中・高等学校を擁する「近江兄弟社学園」の礎となる各種の学校を設立します。
メレルは日米開戦が迫る中、日本に帰化します。日本名・米来留は「アメリカより来たりて日本に留まる」を意味し、終戦後は近衛 文麿とマッカーサーの会見や昭和天皇「人間宣言」の草案作成に尽力しました。本書は数々の逆境を乗り越え近江八幡でのミッションを通し世界との「愛の架け橋」となろうとしたキリスト者夫妻の生涯を描くノンフィクションの本邦初訳であり一柳 満喜子について詳しく描いた初めての評伝です。

■原著者について
グレイス・フレッチャー
ボストンのジャーナリスト。1966年来日、約1カ月にわたり満喜子本人を含めた関係者から取材、執筆。
原著タイトル The Bridge of Love (アメリカ版)。

■監訳者について
平松 隆円(ひらまつ りゅうえん)
1980年滋賀県生まれ。2008年佛教大学院教育学研究科博士後期課程修了。博士(教育学)。現在、国際日本文化研究センター機関研究員(講師)。京都大学中核機関研究員。
主著に「化粧にみる日本文化」(水曜社)など。

■書籍情報
A5判/上製/本文352頁/2,835円(税込) 2010年11月4日発売
詳しい内容はWebサイトをご参照下さい。
URL : http://www.bookdom.net/suiyosha/1400yomim/1449hitotsuyanagi.html
発売: 株式会社水曜社 東京都新宿区1-14-12
URL : http://www.bookdom.net/suiyosha/

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