エンタープライズセキュリティ、 リスクマネジメント、コンプライアンスなど 幅広いセキュリティスキルを証明する認定資格の日本語版が初登場 CompTIA認定資格 改訂CASP (CompTIA Advanced Security Practitioner) 日本語試験12月14日(金)より配信開始
ワールドワイドで100ヵ国以上の国と地域で取得されている認定資格を提供するCompTIA日本支局(本部:米国イリノイ州/日本支局長 Dennis Kwok〔デニス クォック〕)は、より高度なセキュリティ実務者を対象としたセキュリティの知識とスキルを証明する認定資格 CASP(CompTIA Advanced Security Practitioner)〔キャスプ(コンプティア アドバンスド セキュリティ プラクティショナー)以下:CASP〕の日本語試験<試験番号:CAS-003>を2018年12月14日(金)より配信開始いたします。本試験の日本語版が提供されるのは初めてのことです。
技術やテクノロジーの進歩とともにそれを取り巻く環境は日に日に進化し、それに伴う強固なセキュリティが求められる時代になりました。昨年度の個人情報漏洩の人数は約519万人にのぼり、想定損害賠償金総額は1,914億2,742万円※となり、今後セキュリティ実務者はより高度な知識とスキルを必要とする状況になってきております。
(※特定非営利活動法人JNSA 2017年 情報セキュリティインシデントに関する調査報告書【速報版】より抜粋)
強固なスキル基盤を育成するベンダーニュートラルな認定資格を発行しているCompTIAでは、IT全般の管理者として10年以上の経験をもち、そのうち5年以上をセキュリティに関連する実務に携わるエンジニアの方を対象として設計されたCASPの日本語試験の配信を開始いたします。
【CompTIA CASP認定資格とは?】
CASPは、ワールドワイドで提供されているベンダーニュートラルな認定資格です。(英語版試験は2018年4月2日より配信開始をしています。)この認定資格では、エンタープライズセキュリティ、リスクマネジメント、調査と分析、コミュニケーション、コンプライアンスなどの幅広いセキュリティへのスキルを証明することができます。世界的に認知される品質規格に準拠されているとして、2011年12月31日に、国際標準化機構(ISO)および米国規格協会(ANSI)より認定を受けています。
CASP認定資格試験では、複雑化する企業のIT環境をセキュアに維持するために実行する上で、必要な知識とスキルを問う問題が出題されます。また、企業でのIT環境をセキュアに運営し続ける上で、企業横断的に必要とされるセキュリティソリューションの考え方や判断方法など、実戦に即した問題が出題されます。
【CompTIAキャリアパスと本資格のポジション】
CompTIA認定資格は、さまざまなIT分野でのファーストステップを支援するために開発されています。また、特にニーズの高いセキュリティ、インフラストラクチャの分野においては、CompTIA認定資格でのキャリアパスを推奨しています。
今回、配信を開始するCASPは、CompTIA Security+の上位キャリアパスとして設計がされております。必須ではありあせんが、CASPを受験する上で、CompTIA Security+相当のスキルを持つことをお薦めしています。
【CompTIA CASP 概要】
試験名称 :CompTIA CASP(CompTIA Advanced Security Practitioner)
試験番号 :CAS-003
出題範囲 :リスクマネジメント 19%
エンタープライズ・セキュリティ・アーキテクチャ 25%
エンタープライズ・セキュリティ・オペレーション 20%
エンタープライズセキュリティにおける統合技術 23%
調査、開発及びコラボレーション 13%
問題数 :最大90問
出題形式 :単一/複数選択
試験時間 :165分
推奨経験 :IT管理分野での経験が10年あり、少なくとも5年の
技術セキュリティ実務経験を含む
合格スコア :合格/不合格の記載のみ(得点表記はなし)
受験料(税込):¥55,614(一般価格)/¥47,272(会員価格)
資格リニューアルポリシー:資格取得から3年間の有効期限
有効期限内にCEプログラム(Continuing Education Program)への
登録を完了することで、認定資格試験を受験せずに更新することが可能。
※詳細については右記を参照: https://www.comptia.jp/cert_about/recert/
【CompTIA CASP 開発プロセス】
■主なCASP開発プロセス委員会メンバー(米国本部/一部抜粋)
CASPは、以下のIT業界からの専門家やリーダーによるサポートにより開発されました。
アメリカ国防総省、アメリカ国防脅威削減局、Amazon Web Services、American Financial Group、他多数
■CASP日本語試験開発プロセスメンバー
出題範囲の項目付けや作問、各国語への翻訳開発プロセスの際にご協力をいただいた現場関係者の皆様(50音順)
S&J株式会社 安田 良明 氏、NRIセキュアテクノロジーズ株式会社 時田 剛 氏、株式会社クリエイトラボ 永井 勝 氏
【CompTIAについて( http://www.comptia.jp )】
1982年、様々なIT規格の標準化を提言するため、ITベンダーとパートナー企業がオープンな対話を行う場となるべくグローバルなIT業界団体としてシカゴで設立。1990年、IT業界の活動を反映するべく、名称をCompTIA(the Computing Technology Industry Association)に変更。欧米を中心とし10拠点に拡大し、2001年4月にCompTIA日本支局を設立。
2018年現在、CompTIAは、ICT業界を中心にした2,000社以上のメンバー企業、3,000社以上の学校機関、トレーニング関連の企業とのパートナーシップを締結し、数万人を超えるITプロフェッショナルのコミュニティを運営しています。IT業界団体として、ITハードウェア/ソフトウェア、サービスを提供する企業や、業界のキーとなるITプロフェッショナルなどの成功と成長に貢献できるよう、ITに携わる企業や個人の利益を高めるための「教育」、CompTIA認定資格での「認定」、IT業界の声を反映しIT政策に反映するための「政策支援活動」、IT業界への「社会貢献」の4つを柱として活動を続けています。
【CompTIA認定資格について( http://www.comptia.jp/cont_certif.html )】
1993年に、Windowsのリリースを始めとするIT環境の変化に伴い、ITを管理する人材の必要性の高まりから、ビジネス環境において利用されているITハードウェア/ソフトウェアを理解し、より複雑なIT環境の管理、サポート、運用を行うスキルを評価するCompTIA A+の提供を開始。その後、IT環境の変化に伴い、ネットワーク管理者の必要性が高まりCompTIA Network+、セキュリティ人材のニーズに応じCompTIA Security+の提供と、その時代に即した人材を効率的に輩出できるように認定資格が開発されています。CompTIA認定資格は、業界のエキスパートにより開発され、実践力、応用力を評価するベンダーニュートラルの認定資格として、法人を中心にワールドワイドで200万人以上に取得されています(2018年4月現在)。CompTIA A+、Network+、Security+、CySA+、CASPは、認定資格の人材評価の有効性が認められ、IT認定資格としては数少ないISO 17024の認定を受け、信頼性の高い認定資格として評価されています。日本国内では、ワールドワイドのスキル基準での人材育成を行う企業を中心に、導入が進められています。
2018年4月現在、Network+など14分野におよぶ業務に関する認定プログラムを提供しています。
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