スーパー大麦に続く機能性食品素材の第2弾　発酵性食物繊維「イヌリア」の販売を開始

2018.12.10 16:15

帝人株式会社(本社：大阪市北区、社長：鈴木純)は、機能性食品素材の第2弾として、このたび発酵性食物繊維「イヌリア」の販売を開始します。

帝人は、水溶性食物繊維の代表的な素材であるイヌリンで世界第2位のシェアを誇るオランダの食品素材メーカーSensus B.V.(本社：オランダ・ローゼンタール、CEO：イワン・ブランカーズ、以下「センサス社」)と、日本におけるイヌリンの独占販売契約を締結しており、国内において「イヌリア」ブランドでの展開を図っていますが、そのマーケティング活動の加速のために、同素材を使用した自社製品の販売を開始することとしました。

「イヌリア」特設サイト( https://www.teijin.co.jp/focus/inulia/ )

【現代日本人に不足の“食物繊維”をカロリーを抑えつつ補う】

厚生労働省が実施した国民健康・栄養調査によると、日本人の食物繊維の平均摂取量は減少傾向にあり、2011年には1952年に比べて30％以上減少しています。2016年の1日当たりの平均摂取量は13.6g程度とされており、健康増進法で設定されている男性20g、女性18gという目標量に対して大きく不足しています。

こうした中、主にキク科の植物であるチコリなどから作られる、水溶性食物繊維の一種であるイヌリンは、水に溶けやすく、飲料や食品に容易に使用できることから、現代の日本人に不足している食物繊維を手軽に摂取できる食品素材として期待されています。

特に、当社が国内で展開する「イヌリア」は、オランダ産チコリの根を抽出して製造されるもので、特徴として高い腸内発酵力を有しており、鎖長の異なる複数のラインアップにより幅広い用途に使用することができます。また、自然の甘みを活かして砂糖代替として、あるいは脂肪代替として用いることができ、カロリーを抑え、かつ食物繊維が摂取可能な飲料や食品の設計を可能にします。