【国道九四フェリー】 大分・佐賀関港に新ターミナルビルを建設します。
~増加するお客様の利便性向上を図ります~
2018.12.11 14:00
近鉄グループの国道九四フェリー株式会社(代表取締役社長:原 史郎)は、年々増加傾向にあるお客様の利便性向上を図るため、大分県佐賀関港に新ターミナルビルを建設し、2019年12月に使用を開始する予定です。
新ターミナルビルは、外壁にガラス素材を多用するなど、明るく開放感のある空間デザインとしました。1Fには乗船券うりばのほか、大分県の特産品などを販売する売店を設けます。また、2Fには「とり天」など大分名物を提供するフードコート・カフェコーナーを、3Fには開放感あふれる展望デッキを新設します。
佐賀関港の新しいランドマークとして、フェリーをご利用のお客様はもちろん、地元の皆様にも親しんでいただける施設とすることで、佐賀関地区の明るい港町づくりに貢献してまいります。
なお、新ターミナルビル建設にあわせて、「乗船券のインターネット事前決済」や事前決済した乗船券を受け取ることのできる「自動発券機」を導入、さらに案内表示の英語併記などインバウンド対応も進めてまいります。
また、2012年にカーフェリー「速なみ」、2016年に「遊なぎ」を新造するなど、船体の大型化やバリアフリー化などを積極的に進め、今後もカーフェリーの新造を計画してまいります。
新ターミナルビル外観(イメージ)
1.新ターミナルビルの概要.
(1)所在地 大分市大字佐賀関750
(2)規模 鉄骨造 地上3階建、延床面積約910平方メートル
(3)事業費 約5億円
(4)設計・施工 株式会社佐伯建設
(5)開業時期 2019年12月 使用開始予定
(2018年12月着工、2020年3月建物撤去を含め全工事完了)
新ターミナルビルの構成
既存の佐賀関営業所建物および本社建物、売店を撤去し、新ターミナルビルに集約
します。
(6)特 徴
・佐賀関港の新ランドマークとしてお客様や地元の皆様に親しんでいただける
よう、外壁にガラス素材を多用し、明るく開放感のある空間デザインとします。
・売店スペースを拡大し、地元大分県の特産品など、品揃えの充実を図ります。
・2Fにフードコート・カフェコーナーを新設し、佐賀関の特産品である海藻
「くろめ」の入った「くろめうどん」や、大分名物「とり天」を使用した「とり天
定食」などのメニューを提供する予定です。
・佐賀関港が一望できる展望デッキを3Fに新設します。
(展望デッキはフェリーデッキの高さに近く、お見送りにもご利用いただけ
ます。)
・バリアフリー対応として多目的トイレやエレベーターを設置します。
3階展望デッキ(イメージ)
2.国道九四フェリーの概要
1968年の設立以来、高知県高知市から大分県大分市に至る国道197号の海上区間(海上国道)として、大分県佐賀関港から愛媛県三崎港を航路で結んでいます。
現在は観光や物流などで年間約24万台の車両と約52万人のお客様にご利用いただいています。
【ご利用のお客様・車両数の推移】
2002年度 |
2007年度 |
2012年度 |
2017年度 |
|
旅客人員 |
約35万人 |
約44万人 |
約48万人 |
約52万人 |
車両数 |
約14万台 |
約17万台 |
約20万台 |
約24万台 |
【会社概要】
・会社名 国道九四フェリー株式会社
・本社所在地 大分県大分市大字佐賀関750
・設立年月日 1968年2月1日
・資 本 金 480,000千円
・従業員数 110名(2018年11月末現在)
・営業所 佐賀関営業所(大分県大分市)、三崎営業所(愛媛県伊方町)
・船舶 3隻(遊なぎ、速なみ、遥かぜ)
【フェリーの運航概要】
・運航区間 大分県佐賀関港~愛媛県三崎港(約30km)
・運航ダイヤ 朝7時台から夜23時台まで1時間毎で運航
・所要時間 約70分
・運航本数 1日16往復
3.国道九四フェリーの年譜
1968年(昭和43年)2月 設立
1969年(昭和44年)4月 日本道路公団から委託を受け、佐賀関港~
三崎港間のフェリー航路開設
1972年(昭和47年)5月 近畿日本鉄道(現 近鉄グループホール
ディングス)が資本参加
1988年(昭和63年)4月 日本道路公団から事業譲受
2001年(平成13年)1月 「遥かぜ」就航(697トン)
2012年(平成24年)2月 「速なみ」就航(995トン)
2016年(平成28年)6月 「遊なぎ」就航(998トン)
2018年(平成30年)2月 設立50周年