エンジニアの転職意識調査

中堅エンジニアの約3割が面談・面接で「情報収集」 〜採用候補者とは中長期的な関係性構築が効果的〜

成長し続けるエンジニアを支援するサービス「Forkwell」(https://forkwell.com/)を運営する株式会社grooves(本社:東京都港区 代表取締役:池見幸浩 以下、グルーヴス)は、Forkwellに会員登録しているエンジニア298名を対象に、転職に関する意識調査を実施しました。

■調査概要

調査期間:2018年9月1日(土)~2018年9月30日(日)

調査方法:インターネット調査

調査対象:Forkwellに会員登録しているエンジニア

調査対象者数:298名

調査元:Forkwell運営事務局

■調査結果

中長期的な関係性構築には会社説明だけでなく、候補者のキャリアに向き合うことが効果的

「面談・面接に挑む際の目的はなんですか?(複数回答可)」という質問に対し、70%以上の方が「転職活動」と回答しました。しかし特筆すべきは次点の「自分のキャリアを考えるための情報収集」「自分の市場価値の調査」で、今回の回答では30%にのぼりました。

開発経験年数や在籍業種による回答差は見られなかったため、面談・面接に来る方の一定数はこのような目的をもっていると言って良いでしょう。

このため、企業紹介だけで終わると候補者の期待値が下がる可能性があります。候補者のスキルや自社のキャリアプランについても率直にお話することで、中長期的な関係性の構築に繋げることができるでしょう。

また、「気になるサービスの環境開発を知りたかった」と回答した方はエンジニア歴が3〜10年程度、Web系とSler系の方に多くみられました。サービスの概要だけでなく、開発環境についても説明できるメンバーが面談・面接に同席できると、より満足度が高くなるでしょう。



技術ブログの充実は必須。中堅エンジニアは社員エンジニアの情報をチェックしている

経験年数にかかわらず、ほとんどのエンジニアが面談・面接前にコーポレートサイトで事業内容やプロダクト・採用情報について調べているということがわかりました。次に多い「企業の技術ブログを読む」については、エンジニア歴3年〜9年の方に絞ると60%近くの方が回答しており、かなり重要視していることがわかります。

また、「社員エンジニアの情報(はてぶやQiita、Twitter)を見る」についても同経験年数の方は40%、Web系在籍のエンジニアは経験年数に関わらず40%近くが回答しています。会社としてだけでなく、開発チームや、メンバーそれぞれのアウトプットが重要になってきていると言えるでしょう。



カジュアルに話をする場である「面談」で「面接」のような質問をするのはNG

経験年数問わず面談・面接で残念と感じるのは「社員の雰囲気が良くなかった」ことが1位でした。これは当たり前として、「面談目的で行ったら面接された」というケースが20%近くあることは特筆すべきでしょう。Forkwell jobs / Forkwell Scoutでも「話を聞きたい」という項目を用意していますが、面接をされ、後日NG連絡がきた、というフィードバックが届いたことがあります。Forkwellでは都度是正の依頼をしていますが、採用に前のめりになるあまり、面接のような質問をしてしまうケースがあるようです。あくまで面談は面談として対応する必要があるでしょう。

また、人事のエンジニア理解の浅さに関しては、面談・面接の目的について「気になるサービスの環境開発を知りたかった」と回答した方が多くいたことからも残念に思うケースが多いようです。


エンジニアの生き様をウォッチするメディア 「Forkwell Press」でも、エンジニアのスキル・キャリアに関する調査記事を掲載しています。
https://press.forkwell.com/entry/2018/12/12/feature_article

※本リリース内容を掲載いただく際は、出典として

「エンジニア支援の『Forkwell』調べ」とご記載をお願いします

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