フジワラ産業、一戸建用「屋根上避難設備」の設置を提案 - 近年発生件数が増加傾向にあるゲリラ豪雨に備えて -
水処理装置および津波避難タワー等の各種防災設備・機器を開発・販売しているフジワラ産業株式会社(本社:大阪市、代表取締役:藤原 充弘)は、近年ゲリラ豪雨と呼ばれる時間雨量50mmを超える豪雨の発生件数が増加傾向にあることから、水災害対策として、このたび一戸建建物に「屋根上避難設備」の設置することを提案、その制度化を広く呼びかけています。
◆頻発する水災害に備えて-より一層安全に「命を守る」対策を提案
2018年の世相を表す「今年の漢字」は『災』、公益財団法人 日本漢字能力検定協会が募集した結果『災』が最も多くの票を集めて1位となり、清水寺の森清範貫主の揮毫で発表されました。今年は全国的に地震、災害、台風、猛暑など自然災害の脅威を痛感させられた年でした。災害により、亡くなられた方々、被害にあわれた方々にこころよりお見舞い申し上げます。
平成30年7月豪雨では、西日本から東日本にかけて広い範囲で記録的な大雨となり、西日本を中心に多くの地域で河川の氾濫や浸水害、土砂災害が発生し、死者数が200人を超える甚大な災害となりました。
近年集中豪雨の発生頻度が高まっていますが、平成30年7月集中豪雨で最も大きな被害を受けた岡山県倉敷市真備町の洪水被害はその中でも特に規模が大きなものでした。真備町は、遣唐使として入唐し、経書と史書、天文学・音楽・兵学・治水事業などを幅広く学び、天平6(734)年に多くの典籍を携えて帰朝、聖武天皇や光明皇后の寵愛を得て、朝廷で活躍した吉備真備の出身地としても知られたところですが、真備先生の出身地で大雨のためまさかの堤防が決壊し、建物の二階にまで浸水し、天井より上に避難できずに多くの命を失うという驚きの悲劇が生じました。
このような大きな災害をもたらす大雨から身を守るためには、日ごろ国や自治体、気象庁などの防災情報をもとに備えを固めておくとともに早めに避難することが必要です。当社はこれまで「命を守る」をキーワードに各種防災製品を開発してきましたが、これに加えて災害からより一層安全に身を守る対策の必要性があると考え、水災害対策用の一戸建用「屋根上避難設備―避難台と階段」の設置を提案いたします。
◆一戸建用「屋根上避難設備」設置の推進とその助成金制度の法制化を!
昔より二階の屋根上に物干し台を作り、洗濯物を干していました。昭和の原風景でもあります。
この物干し台へ上がるために、外に階段を取付けるか、天井に開口部を設けて家の中より上がるための階段を設置していました。
このように一戸建の屋根上に避難台とロッカーのような収納庫を備えた『避難設備』を設け、中に非常食とか衣類等を保管しておけば、深夜に急に水かさが上がり離れた地域の避難場所へ避難できないときに、短時間で自宅の屋根上に避難することができます。
近年、「選択と集中」による住宅地整備政策が進められてきましたが、郊外を中心に浸水想定区域の人口が平成27年時点で約3540万人、20年前に比べて4.4%増えたと報告され(山梨大学の秦康範准教授の調査)、その対応が一層重要になっています。集中豪雨が集まり想定外の堤防決壊などが発生しやすい浸水想定区域の浸水害の発生を防止するために、このたび提案した一戸建用「屋根上避難設備」について、住宅新築の際には建築申請時の指導で設置を義務づけると共に、そのための補助金の法制化を進める等、個人による備えも充実させて水害による人的災害を最小限にとどめること提案し、合わせてその実現に向けてご理解とご協力を賜りたいと存じます。
【本件に関する連絡・問合せ先】
フジワラ産業株式会社 屋根上避難設備担当
Tel : 06-6586-3388
Fax : 06-6586-1177
E-mail: info@fj-i.co.jp
【会社概要】
社名 : フジワラ産業株式会社
代表者 : 代表取締役 藤原 充弘
所在地 : 大阪市西区境川1丁目4番5号
設立 : 1980年7月
資本金 : 3,000万円
従業員数: 44名
URL : http://www.fj-i.co.jp/
E-mail : info@fj-i.co.jp
【主要製品】
水処理装置 :上水・下水処理場向けモノレール式汚泥かき寄せ装置、
「フジフロート」スカム除去装置、他
防災設備機器:津波避難タワー「タスカルタワー」、垂直起立式可動ゲート、
地震対策家具(「安心防災ベッド枠」、「防災シェルター」など)、
災害救助用具セット、他
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