2020年に向け文化の祭典を2/9開催@東京・江東区 宮田亮平文化庁長官、ロバート キャンベル氏をはじめとし、 村田沙耶香氏、小笠原歩氏、鈴木るりか氏と語り合う
2019.01.28 09:30
株式会社小学館集英社プロダクション(代表取締役社長・都築 伸一郎)は、平成30年度「Culture NIPPON シンポジウム」の企画・実施等業務を文化庁より受託し、シンポジウム「文学が繋ぐ人と人 ~2020年とその先の未来へ向かって~」を、2019年2月9日(土)に江東公会堂(東京都江東区)で実施します。
ロバート キャンベル氏
オリンピック・パラリンピック競技大会はスポーツの祭典であると同時に文化の祭典でもあり、世界が注目する2020年東京大会は、日本が誇る文化や伝統を世界へ発信する絶好の機会です。文化庁は、日本の強みである多様性に富んだ文化を活かし、次世代へのレガシーを創り出す文化プログラムの周知・普及を図るため、Culture NIPPON シンポジウムを開催してきました。
今年度最後の開催となる東京大会の内容は以下のとおりです。
1.オープニングアクト
大前光市氏
リオパラリンピックでの閉会式パフォーマンスで感動を呼んだ義足のダンサー大前氏が、ダンスパフォーマンスを実施します。
2.基調講演
ロバート キャンベル氏
「人は文学を通して作者の価値観や描かれている場所の文化を感じることができます。同じ文学を手に取った人々は作者の描く世界を共有し、それがきっかけとなり交流が生まれるなど、文学は人と人とを繋ぐ力を持っています。また、様々な言葉に翻訳されることで、言葉の壁を超え、文学を通じて異国の文化を追体験することができるなど、日本文化を伝える意味において文学が果たしてきた役割には大きなものがあります。」
江戸時代中期から明治時代の漢文学、芸術、思想などを専門に研究をされてきたキャンベル氏には、こうした文学の力について基調講演として語っていただきます。
3.トークセッション
宮田亮平文化庁長官×高校生ニッポン文化大使
高校生ならではのフレッシュな視点から宮田長官と改めて日本文化の魅力について語り合います。
4.ショートプレゼンテーション
(1)村田沙耶香氏
『コンビニ人間』などのヒット作で知られる芥川賞作家の村田氏は、作家としての視点から、文学がもつ魅力や人と人との繋がりについて語っていただきます。
(2)片江佳葉子氏
編集者の視点として、小学館編集者 片江氏には作家との出会いや本づくりについてお話いただきます。
(3)小笠原歩氏
読者の視点として、オリンピック・パラリンピック競技大会におけるオリンピアンの立場から、小笠原氏にご登壇いただき、カーリング競技を通じて感じていらっしゃる文学や言葉の力について語っていただきます。
5.パネルディスカッション
シンポジウム後半は、ご登壇者全員によるパネルディスカッションを予定しています。
『さよなら、田中さん』の代表作で知られる中学生の作家、鈴木るりか氏もご登場予定です。
平成30年度Culture NIPPON シンポジウムは、11月9日に京都大会、12月10日東北大会を実施し、大変な反響を頂きました。当日の模様は下記サイトよりご覧いただけますのでご一読いただけますと幸いです。
ご参考:京都大会の様子 https://culture-nippon-s.com/kyoto/
東北大会の様子 https://culture-nippon-s.com/tohoku/
【東京大会日程】
平成31年2月9日(土)13:00~16:15(終了予定)
【開催場所】
江東公会堂 ティアラこうとう大ホール
〒135-0002 東京都江東区住吉2-28-36
都営地下鉄新宿線・東京メトロ半蔵門線「住吉」駅A4出口より徒歩4分
【お申込み方法】
公式ホームページ( https://www.culture-nippon-s.com )よりお申込みを受け付けます。
申込みフォーム: https://fs223.formasp.jp/k559/form2/
※2月7日(木)までに、ホームページ内の申し込みフォームから事前にお申し込みください。
【登壇予定者】
ロバート キャンベル氏(日本文学研究者、国文学研究資料館長、東京大学名誉教授)
宮田 亮平氏(文化庁長官)
村田 沙耶香氏(作家)
小笠原 歩氏(カーリングオリンピアン)
鈴木 るりか氏(作家)
片江 佳葉子氏(編集者)
【お問い合わせ】
文化庁「Culture NIPPON シンポジウム」運営事務局(小学館集英社プロダクション内)
https://www.culture-nippon-s.com
TEL : 03-3515-6794
FAX : 03-3515-6799
MAIL: culture-nippon@shopro.co.jp
(注)文化プログラムとは
オリンピック憲章では、「スポーツを文化、教育と融合させる」ことの意義や「複数の文化イベントのプログラムを計画しなければならない」ことが明記されています。政府は、2020年東京大会に向け、以下のような方針を示しています。「多様な日本文化を通じて大会の開催に向けた機運を醸成する」「日本文化の魅力を世界に発信する」「地方創生、地域活性化につなげる」文化プログラムは、これらを踏まえて実施される文化イベントの総称です。